かーやです。前回のひとりっPさんとの世界&日本の温泉旅トークでもちらと出ましたが、私は大分県国東(くにさき)半島生まれです。
実家からはすぐ海に歩いていけますし、山にもまあまあ近いです。川もあるし、田んぼもある…。夜は真っ暗になるような田舎です。
そんな田舎で育ったのに、ホタルが飛んでいるのを見たことがなかった…。
丘の上にある小学校からの帰り道、男子たちが道端の雑草についたいくつかの白いアワアワを指して「コレ、ホタルの卵じゃ!」と興奮。
「へえ~、コレがそうなん?」と思って、じーっとキラキラ輝く白いアワを見た記憶はあります。
その白いアワアワの中にホタルの幼虫がいたらしいんですね。ただ、なぜかホタルの季節に飛んでいる姿を見た記憶がない。
子供たち同士、「ゆうべ、ホタル見た!?」って話題になったこともない。今思えば不思議です。
子供時代は見たことなかったホタルにハマる♥
そして、数十年たち、じゅうぶん大人になってから、ホタル狩りというものを初めてした時の感動といったら!!
九州のとある温泉宿に泊まった時に、ホタルウォッチングを夜やるというので参加したのです。
山の中のホタルの名所。温泉から少し山に入った小さなダム湖のほとりでした。
夜8時前くらいにスタンバイ。真っ暗です。名所なので見に来ている人も多くいましたが、みんな静かに見守っています。
すると水辺の草の間で小さな灯りが点滅し始め…。木の上にとまって光っているのもいて。
そのうち、それらがふわふわと飛び始めます。
わああ、と驚いていると、あたり一帯がピカピカと光ってきて、さらに、ふわふわにも勢いが出てきて、上下左右縦横無尽に激しく飛び始め…。
こちらはボーゼンと光を目で追って立ち尽くすのみ。
まるで自分がふわふわキラキラした無数の光に囲まれてしまったかのような不思議な感覚でした。
有名な種類は大きめのゲンジボタル、少し小さいヘイケボタル、さらに小さいヒメボタル。
おなかの後ろが光ります。これはたまたま手にとまったホタルをあわてて撮影。
ホタルが飛ぶ最適条件がある!?
それからは、その感動が忘れられず、5月中旬から6月末くらいにホタルがいそうな場所に旅した時は、名所を調べて見に行くように。
何回か行ってわかったのは、よくホタルが飛ぶ条件があるらしく…。(かーや調べ)
・梅雨の時期の、雨が降りそうなムシムシした日(雨や寒い日はダメらしい)。
・20時から21時30分頃 (19:30くらいからスタンバイ。20~21時がピーク)
・川や田んぼ、きれいでゆるやかな水辺があり、周りに草や木があるところ。(そういうところにはホタルのえさになるカワニナが棲んでいるからだそう)
たとえば別府は川の水にも温泉が混じっているので温度や水の成分的にホタルはあまり出ないとか(場所によっては出るみたいですが)。
いろいろと条件を満たさないと育たないし、飛ばないらしいのです。
というわけで、今年は先日、帰省した時に、ホタルがよく出るという場所に行ってみました。
素人のスマホ写真ではうまく撮影できない小ささですので、動画撮影にチャレンジ!
実際は小さい川の両端の草の茂みから、ふわふわと出てきて、たくさん見えていたのですが、一匹の動きを追うのが精いっぱい。
ぬかるみにはまりそうになりながら激写した中からのいくつかをご紹介。せせらぎの音や、カエルの声、途中から雨が降ったので雨音、見に来ていた家族連れの声も入っていますw
では、ホタルの光をお楽しみください♪