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〝夫やパートナーを選ぶ際に一番重視したことは?〟(読者の声を集めた「隣の50歳」㉟)

ギリコ

ギリコ

最近日曜日の夜は、電話で一人暮らしの叔父(80代)の話し相手をしています。2年前に亡くなった叔母についてよく「いつも明るく、文句も言わずについてきてくれた。僕は伴侶に恵まれたよ」としみじみ言います。私も叔母の笑顔を思い出し、もっとたくさん話をしておけばよかったと後悔しています。

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こんにちは、ギリコです!

OurAge読者の声を集めた連載「隣の50歳」

 

今回きいてみたのは「夫やパートナーを選ぶ際に一番重視したことは何ですか?」です。

 

「尊敬できる相手かどうか」、「いわゆる三高(高身長、高学歴、高収入)かどうか。そういう時代だったので」、「清潔感があること、言葉遣いがきれいなこと」、「私を束縛しないこと、自分のことは自分でできる人であること」、「ケチじゃないこと」、「ギャンブルをやらない、たばこを吸わないこと」、「包容力があり、私が働き続けることに賛成してくれるかどうか」、「将来は一軒家を建て、子どもは大学まで出すなど将来への具体的なイメージがきちんとあるかどうか」、「家事を分担するのを当たり前と思ってくれるかどうか」、「知的レベルが同じで、対等に議論できる人」、「父親を早くに亡くしたので、相手に求めたのはまず健康であること」といったように、さまざまな声が寄せられました。

 

さぁ、それでは結果発表です。

気になる結果はいかに!

 

じゃじゃ~~んッ

 

1位「価値観が一緒」

372票

「重視したのは、家族というものに対する価値観の一致。私にとって両親は大切な存在。なので同じように家族を大事にしている人かどうか。そして自分の親だけではなく私の家族も大事にしてくれそうな人かどうかを一番にみました」(59歳・パート・アルバイト)、「育った環境と価値観が似ているかどうかを重視しました。私は父親に可愛がられ、大切に育てられたので、週末は子どもをいろいろな所へ連れて行ってくれそうな人、私と同じように自分の親を大切にしている人を選びました。自分の親を大切にしていない人は結婚相手(妻)も大切にしてくれないかもと思ったからです」(不明)、「お金に関する価値観が合うこと。金銭感覚が合わないと一緒に生活できないと思ったので」(44歳・会社員)、「価値観が私と似ていること。家族への接し方、お金の使い方など価値観が一致しているかどうか」(42歳・その他)、「育った家庭環境が似ていて、物事への価値観が同じ人。親戚をはじめとする人付き合いの仕方、お金の使い方などが合わないと一緒に暮らすのはしんどいと思ったから」(52歳・会社員)

 

 

2位「性格(穏やか、真面目、誠実、優しい、思いやりがある)

190票

 

「優しく、穏やかな性格かどうか。でも結婚後は真逆の人になりました」(45歳・専業主婦)、「思いやりがあり、人に気遣いができるかどうか。そして自己中心的ではないこと」(52歳・会社員)、「仕事に対する真面目さ、誠実さ。仕事に対する姿勢に人間性が表われると思うので」(46歳・専業主婦)、「重視したのは穏やかさ。厳格な父に何度も怒鳴られて育てられたので、頑固親父的な人はいやだった」(58歳・専業主婦)、「重視したのは思いやりと責任感の強さ。けれど結婚した相手は現在、そのかけらも持ち合わせていない。釣った魚には餌はやらないというのが持論のようだ」(60歳・会社員)

 

3位「一緒にいて疲れない、気を遣わなくてよい、リラックスできる

114票

「一緒にいて疲れない人かどうか。外で気を張って疲れているのに、家に帰ってまた気を張るなんて真っ平ごめんだから」(45歳・会社員)、「初めて同じ部屋に一緒にいたとき、緊張しなかったこと。何かをやってあげなくちゃと気を遣う必要も感じず、自分がリラックスできたこと」(51歳・会社員)、「一緒にいるときに何も話すことがなくても、ずっと平気でいられる人かどうか。大きな意味では、気を遣わなくていい人かどうか」(58歳・会社員)

 

4位「経済力や職業

73票

「重視したのは年収。一千万円以上あるかどうかです。お金がないと生活が安定せず、ケンカの原因になるから」(57歳・会社員)、「収入です。その点、社内結婚だったので相手の収入がわかり、結婚後の生活を想像できた。ほかの決め手は、彼が結婚後の夫婦の楽しみ方や夢を語ってくれたこと。でもこれは実際結婚してみると、あまり実現されなかった」(58歳・パート・アルバイト)、「年収のことを考慮した。子どもができたとき私立の学校に通わせられるか?子どもの将来を思うと年収は譲れなかった」(46歳・学生)、「独身時代、既婚者から伴侶選びのアドバイスをもらったとき、中でも一番重要だったのが経済力でした。田舎に住んでいるので持ち家は当たり前で、車はひとり一台は必要。子どもは将来、東京の私立大学に入れられるかなど。それができない生活では色々苦労しそうと思った」(61歳・専業主婦)、「幼い頃、定職を持たない父親に看護師の母が苦労させられていたので、結婚については安定志向になった。そのため伴侶を選ぶ際、重視したのが職業。安定した公務員を選んだ」(55歳・パート・アルバイト)

 

5位 「趣味や好みが一緒

48票

「趣味や食の好みが合うこと。とくに食については毎日のことになるので、合わないとストレスになると思ったから」(47歳・専業主婦)、「趣味や食べ物の好みが似ていること。長い結婚生活を過ごすのに、一緒に楽しめる趣味があれば会話も増えてよいと思ったのと、食事の好みが似ていたら、料理をしても楽しいし一緒に食べ歩きもできると思ったから」(57歳・専業主婦)、「食事の好みが合うことを重視しました。おかげで毎日の食事も、一緒に食べていていやな気分になることがないのはラクです」(46歳・専業主婦)

 

 

「隣の50歳」、今回はここまでですがいかがでしたか?

「あ、私と同じ!」とか「なるほど、そういえばそうかも」と思ったコメントはありましたか?

 

最後にギリコが印象的だったものをふたつ紹介します。

 

「晩婚だったので、相手を見る際に重視したのは〝子どもをつくる意思があるか、その努力をしてくれるか〟でした。実際に結婚してみて思ったのは、夫婦に重要なことは〝同じ方向を見てどれだけ協力してくれるか〟と〝問題がおきたとき、一緒にそれを考えてくれるか〟だということです。子作りはまさにそのふたつを具現化したものでした。今はまだ子どもは残念ながらいませんが、夫に満足しつつあります」(40歳・自営業)

 

「夫を選ぶ際、一番重視したのは〝この人と一緒にいるとき、自分がまっすぐでいられるかどうか〟です。初めてふたりでごはんを食べたとき、カフェの窓際に座っていたのですが、ふわっと日が差して私たちを祝福してくれているような気がしました。また夫も、私から連絡がありますようにと祖母の墓参りの際に祈ったら、その後私から電話が来て「願いが叶った」と感じたそうです。義母は私と電話で話しているそんな息子の顔を見て、「好きな子と話をしているんだな、いい顔をしている」と思ったそうです。それまで曲がった恋愛をしがちな私でしたが、夫と出会って、まっすぐ人を好きになっていいんだ、まっすぐこの人を愛していいんだと教えてもらいました。今は3人の子ができました。家族というチームのメンバーとして、そして定期的にデートする恋人同士として、仲良く暮らせています」(49歳・自由業)

 

 

同じチームのメンバーとして互いに助け合い、同じ方向を見て、一緒に人生の歩みを進めていける相手……そんな人に出会えた喜びをこのふたつのコメントから感じたギリコです。

 

猛暑の日々が続きます。

 

適度にエアコンを活用し、冷たい飲み物や日傘などで上手に自衛し、この夏を乗りきりましょう。

みなさんが今日も笑顔でいられますように♪

 

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