オリエンタル占星術&西洋占星術で読み解く~2025年の運気予測と乗り切り方
大好評発売中の『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』。その出版を記念して、「水晶玉子の開運HAPPY LIVE!2025」が、10月12日(土)に二部構成で開催されました。
大盛況だったこのセミナーの報告レポート、第1回目は2020年からの大変革の振り返りと2025年の予測を、第2回目は質問コーナーのダイジェットをお届けしました。
今回は第二部の、鏡リュウジ先生をスペシャルゲストに迎えた「オリエンタル占星術&西洋占星術で読み解く~2025年の運気予測と乗り切り方~」の様子をお伝えします。
占い界のレジェンド、水晶玉子先生と鏡リュウジ先生が登場すると、大きな拍手が沸き起こり、読者の皆さんの熱気がさらに上昇! 20年以上のお付き合いというお二人だけあって、冒頭からの仲良しトークでハッピーオーラ全開のスタートです‼
オリエンタル占星術と西洋占星術は双子のような存在
今回のトークショーでは、水晶先生はオリエンタル占星術の視点で、鏡先生は西洋占星術の視点で、時代を読み解いてくださいました。
まずは、「オリエンタル占星術と西洋占星術の関係について」。
水晶先生「オリエンタル占星術と西洋占星術には密接なつながりがあり、実は双子のような存在なんです」
鏡先生「歴史的に言うと西洋占星術の“西洋”という表現は、ちょっと違うんですよね。私たちが今使っている西洋占星術の12星座とホロスコープの起源は、古代バビロニアで、今のイラクの南部。そこでバビロニアとギリシャの文明が交流し、今の占星術の形になるのがBC4世紀くらいです。そして2世紀くらいに、エジプトのアレキサンドリアという町でさらにまとめられていきました。それらの街が西洋かというと、そうではないですよね」
水晶先生「西洋から見るとオリエンタルになりますね」
鏡先生「そう! 占星術の本当の元になっているのは“オリエンタル”で、それがローマ、アラブを通過してヨーロッパ中に広がったのが『西洋占星術』。一方で、インドから中国へ伝えられたのが『オリエンタル占星術』になった。歴史的に見ると、『西洋占星術』と『オリエンタル占星術』はまさに双子といえるんです」
水晶先生「占術でみても、オリエンタル占星術の27宿は、西洋占星術の12星座に紐づいているんですよ」
鏡先生「昔の人は地球の周りを太陽や月が回っていると考え、地球が動くなんて思ってもいませんでした。だから12の星座も、地球から見て太陽が地球を一周する通り道に並んでいます。そして月も、太陽と近い通り道を一日ずつ動き、27日、あるいは28日で一周すると考えた。それがオリエンタル占星術の“宿”なんですよね?」
水晶先生「そうです。”宿“には、月がその日に宿る場所という意味があるんですよ」
オリエンタル占星術は、生まれた時のホロスコープの月の位置(月星座)が影響していて、それが27宿に対応しているのだそう。
「月が示すのはとても本能的なことなので、自分では自覚しにくいんですよ」と水晶先生。
鏡先生によると、「月星座が示すものは、7歳くらいまでに形成されるキャラクターと言われています。意識する前に体が反応するようなことを表しているので、自分より、他の人から見たほうが納得できるのかもしれません」。
オリエンタル占星術には、自分では気づかない性格や、傾向が書かれていると言われるのは、月星座からの読み解きがあるからなんですね。
2025年のオリエンタル占星術の運気は、西洋占星術にも通じる
2025年のオリエンタル占星術は「柳宿(りゅうしゅく)」の年。柳の枝葉のように大きく揺れながら、しなやかに自分の進むべき道を求めていく年ですが、それは西洋占星術にも通じるものがあるそう。
鏡先生「今年から2025年にかけていくつもの星が星座を移動するのですが、星は行ったり戻ったりを繰り返しながら移動していきます。次に進みつつ、より戻しもある年と言えます」。
ついに、2024年11月20日に、冥王星が水瓶座へと移動!!
鏡先生「西洋占星術では、公転速度が遅い星ほど時代のイメージをつくると言われています。冥王星は太陽の周りを一周するのに248~250年ほどかかり、とても公転速度が遅い星です。冥王星は2023年3月くらいから山羊座と水瓶座の間を行き来していましたが、11月20日に完全に水瓶座に入り、今後20年間くらい水瓶座に留まります。これは西洋占星術にとても大事なことです。
冥王星は物事の破壊と再生を意味し、これまで山羊座に留まっていた時は、山羊座が象徴する社会の基本的な構造が大きく揺らぎました。2008年に山羊座に入った時はリーマンショックが起こり、これまで盤石だったものが大きく揺れ動き、終わりを迎えたものもありました。
では水瓶座は何かというと、まずはテクノロジーがあげられます。去年一時、冥王星が水瓶座に入った時、チャットGDPが登場しています。そう考えると、20年後は、AIや生物学などが進化し、私たちの生活が想像できないものになっているかもしれません」
もうひとつの大きな星の動きが、土星と海王星のコンジャンクション
公転に164~5年かかる海王星も、2025年に魚座から牡羊座へ移動しますが、1年間は行ったり来たりを繰り返します。この間、何度か海王星と土星が重なる(コンジャンクション)するのも西洋占星術の注目点。
鏡先生「この間は、理想と現実との揺れ動きが起きそうです。例えば、時代のリーダーが登場して一躍注目されるけど、すぐに批判の対象になったりとか。そして私たちは、現実の中に、どんな夢やビジョンを持てるかということを考えなくてはいけなくなると思います」
水晶先生「土星と海王星のコンジャンクションが、牡羊座の始まりの位置で起こるのもポイントですよね」
鏡先生「牡羊座は12星座の始まりで、強いスタートの力があります。何かが始まりそうだけど、大きな夢とそれに対しての幻滅や失望も両方やってくる感じ。大きな夢と幻滅と失望を行き来するので、いかにその真ん中をキープできるかが大事です」
水晶先生「その理想と現実から生まれた変化を実感できるのは、(海王星が完全に牡羊座に入る)2026年以降かもしれませんね」
その後、30数年に一度起きる土星と海王星のコンジャンクション時の世界的な大事件を、時代をさかのぼって紹介。歴史に示された土星と海王星のパワーに、皆さんビックリされていました。
気になる2025年運勢ランキング&12星座別アドバイス
『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2025』の毎年大人気のページは、オリエンタル占星術の27宿と、西洋占星術の12星座の運気を組み合わせて出した「2025年運勢ランキング」。1位から324位が公開されています。
イベントではワースト10を公開。
鏡先生「ワーストに牡羊座、射手座、山羊座が多いですね(笑)」
水晶先生「ランキングでワーストのブロックに入っていると、ガッカリしてしまうかもしれませんが、27宿の運気は順番に動いているので、必ず悪い運気の年は巡ってきます。ランキングが低い人は、変化の時を迎えているということなので、予期せぬ変化もあると思いますが、あえて自分から変えていこうとすれば悪い年にはならないと思います」
鏡先生「僕からも、12星座それぞれに一言アドバイスをしますね」
ぜひ、皆さん参考にしてください。
ほかにも、占星術の歴史、お二人が選ぶ幸運日と警戒日、噂の7月5日についての考察など、占いトークが盛りだくさん。お二人が語る星と月からのメッセージで、会場はハッピーオーラで満たされました!
次回のテーマは、質問コーナーで盛り上がった「人生の大きな運気の節目になる年について」と、「お二人が占いを学んでよかったと思うこと」についてお届けします。学びと気づきに満ちた占いトークを、どうぞお楽しみに!
構成・文/神山典子
★この10月12日の「開運HAPPY LIVE! 2025」の様子は、HAPPY PLUS ACADEMIAのオンデマンド配信で視聴できます。12月上旬配信予定。ぜひ、ご覧くださいね。
大激震の2025年の警戒日、開運日もズバリわかる!!
『オリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』好評発売中!!