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深い呼吸と断捨離で「心身ともにすっきり」という羽田美智子さん(インタビュー/後編)

以前、OurAgeの取材で自身の更年期について詳しく語ってくれた羽田美智子さん。

骨量の減少、目や髪の変化など、私たちの参考になる話がいっぱいでした。

その後、健康のため、美容のために、どんな日常を送っているのでしょう。

今回も、日々の工夫や心がけを、たくさん教えてくれました。

 

(新たに挑戦する舞台についてのインタビュー前編はコチラ

 

撮影/露木聡子 ヘア&メイク/森上マリコ スタイリスト/梶原寛子 取材・文/岡本麻佑

羽田美智子さん、座り写真

ドレス¥88.000/ハウス オブ ロータスHOUSE OF LOTUS) イヤリング ¥25.000・ブレスレット ¥20.000/ドレスアンレーヴ1DKジュエリーワークス

 

羽田美智子さん
Profile

はだ みちこ●1968年9月24日、茨城県生まれ。’88年デビュー。’94年の映画『RAMPO』のヒロイン役で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以来、映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。2019年にオンラインショップ『羽田甚商店』をオープン。美と健康をテーマに、自身が愛用している食品や衣料品、アロマオイルなどを販売している。ドラマ「特捜9 final season」(テレビ朝日)が、4/9(水)21:00スタート。Instagram:@michikohada

 

人の手を借りるのも大事だなって痛感してます

「最近はすごく元気になりました! やっぱり人間、生きていると波があって、コンディションは毎日違うから、良いときも悪いときもありますけど。

更年期を迎えた頃は、なんとなくワサワサ不安な気持ちになって、落ちていく感覚のときがありました。そのときに実感したのは、呼吸はすごく大事だなっていうことです」

 

吸ったり、吐いたり。無自覚に毎日呼吸はしているけれど。

 

「不安を感じているときって、呼吸が浅いんです。今、この空間だけで生きている感覚になって、自分が根無し草になったような。

それを解消するためには、『自分はちゃんと地面とつながっているんだ、その大地からエネルギーをいただこう!』と思って、深く呼吸すること。あとは今の自分を俯瞰で見て、『自分はいろいろなもののおかげで生きている。自分も何かしら、誰かのために役に立てるんだ』と思うこと。『広い世界の中にいる自分』をイメージするんです。

 

そんなふうにマインドセットすると、ちょっと気分が落ち込んでも、たいていのことは通り抜けていきます。

若い頃は一度落ち込むとどん底までいっていたけれど、50代の落ち込みはそこまでいかずに、『ま、こういう日もあるさ』みたいな感じ。底がどんどん浅くなっていくのは、年の功かもしれませんね(笑)」

ソファにもたれかかる羽田美智子さん

人の手を借りる。そんな知恵も必要だ。

 

「ちょっと頭痛が続くことがあって、整体の先生のところに行ったら、耳マッサージをしてくれたんです。最初はすごく痛かったけれど、しばらくしたら、あれ? 頭痛が治っちゃった。

先生は『耳が固まっていたね』って(笑)。それだけのことだったんですね。どこか不調があったり困ったりしたら、人の手を借りることも大事だなって思いました」

記事が続きます

 

もともと健康オタクを自認する羽田さん。健康に関する情報には敏感で、いろいろな健康法や健康に良いといわれる食べ物、飲み物を試してきた。…だけでなく、日本各地の工場に直接足を運んだり、生産者さんたちと話したり。

 

「実際に生産している場所に足を運んでみると、工場の内部が清潔で管理がちゃんとしているとか、従業員さんたちが大事にされているとか、そういう環境がやっぱり商品に表れるんですね。そういう生産者さんたちとは、すぐに仲良くなれるんです」

 

そこで得た知見を元にオンラインショップ『羽田甚商店』を立ちあげたのが、6年前のこと。

 

「おかげさまで、なんとか続いています。

私は体調が優れないという方から相談を受けることが多くて、悩みを聞いていると、『あ、この人にはこれが良いんじゃないかな』って思うんです。自分が実際に試して良かったものとか、知っている何かを紹介して、しばらく経つと『調子が戻った』ってうれしい結果を報告していただくことも多くて。

 

羽田甚商店をやっているのは、幅広く商売をしたいとかそういうのではなくて、頼ってきてくださる方に、有益な情報を差し上げたいという気持ちです。『薬じゃなく、食品で体調は変えられるから、試してくださいね』って」

 

自身も羽田甚商店で扱っているびわ茶や梅醤(うめしょう)酵素野菜スープを愛飲して、体調を整えているという。

 

「昨日も自分で、ネットでポチッとオーダーしました。店主だからって安くしてくれないんですよ(笑)」

羽田美智子さん全身写真

ブーツ/スタイリスト私物

 

毎日の食事は、自分で作る和食が中心。朝起きると起き抜けにラジオ体操第1と第2をして、少しだけスクワットもして、1日が始まる。

 

そして最近、遂行したのが、持ち物の断捨離。

 

「前はどこに行くにも、カバンをふたつ持っていたんです。いつも『どうして私はこんなに荷物が多いんだろう』と思うその一方で、どこに行くにも不安で、あれもこれもあれもこれも、持ち歩いていたんです。

そこで、持ち物を減らしてみました。『これは2週間くらい触ってない』『これも今日一日、見もしなかった』。そういうものを全部外したら、『なんだ、これで生きていけるじゃない!』って(笑)」

 

外したのは、お菓子を食べるときに使う懐紙、あると便利な紙おしぼり、お腹がすいたとき用のお菓子や飴ちゃんなどなど。すると持ち物は、半分以下に。

 

「小さいカバンひとつで出かけたら、楽なんです! 身軽だと気分も軽くなりますね。

でも追加したものもあって、緊急災害時用の携帯トイレをふたつ。友だちが『絶対持っていたほうがいいよ』って教えてくれたので」

 

さらに今、取りかかろうとしているのが、部屋の断捨離。

 

「ちょっと前に実家を建て替えたので、倉庫に溜まっていた昔のものを一気に処分しました。自分で把握しきれないものを持っていても、意味ないですものね。

古いものには古い匂いが染みついていて、自分もああいう匂いがしてきたらイヤだなと思って。

 

人間も家も物も、新陳代謝って大事ですよね。古いものがなくなったら、気持ちがすごく楽になりました! だから次は、今生活している空間をリフレッシュしようかな、と」

 

身軽に、すっきり。ときどき深呼吸しながらニコニコ過ごせば、50代はさらに楽しく、アクティブになるはず。

 

「あと、笑うことがいちばん体にも心にもよいですよね。みなさんもよかったら『熱海五郎一座』の舞台を見て、心の底から笑ってください!」

 

記事が続きます

 

熱海五郎一座・新橋演舞場シリーズ第11弾

東京喜劇『黄昏のリストランテ ~復讐はラストオーダーのあとで~』

羽田美智子さん出演『熱海五郎一座 黄昏のリストランテ』ポスタービジュアル

新橋演舞場シリーズ第11弾。ゲストに羽田美智子、剛力彩芽を迎え、「食」をテーマに歌・ダンス・アクションなどエンターテインメント要素をふんだんに盛り込んだ東京喜劇。美しき女性シェフと、秘密を抱えた女性セレブ客が、秘かに結託して狙うのは…。

作:吉高寿男

出演・構成・演出:三宅裕司

出演:渡辺正行 ラサール石井 小倉久寛 春風亭昇太 東貴博(交互出演) 深沢邦之(交互出演) 劇団スーパー・エキセントリック・シアター

ゲスト:羽田美智子 剛力彩芽

2025年6月2日(月)~6月27日(金) 新橋演舞場

チケット等、詳しい情報はコチラ

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