HAPPY PLUS
https://ourage.jp/life/more/187132/

片づけのポイントは〝だわへし〟と〝しあわせ〟!「毎日を笑顔にする片づけセミナー」が開催されました。

ギリコ

ギリコ

ここ数年で家のモノをずいぶん処分してきた50歳。単に捨てるだけというのはもったいないのでタオルは動物愛護団体に、服は地域の小学校の集団回収に(学校に自治体から報奨金のようなものが支払われる)、本は国際NGOに(リサイクルショップの買い取り金額がそのままNGOに寄付される)。これから取り掛かりたいのが食器とアクセサリーの整理。少しでも社会貢献できる処分方法を探し中です。

記事一覧を見る

こんにちは、ギリコです!

今日は先日開催された「もっと身軽に!もっと幸せに!毎日を笑顔にする『片づけ』」セミナーの様子を報告します。

講師は整理収納アドバイザーの井田典子さん

NHKの朝の情報番組「あさイチ」に〝スーパー主婦〟として何度も登場なさった方なので、お名前とお顔に見覚えのある読者も多いのでは。

ご本もたくさん出されているんですよ。

最新刊がこちら↓『人生を肯定できる片づけ

迷いも悩みも手放す! 人生を肯定できる片づけ

今年亡くなられたお父様の相続で経験したことやご長女との対談なども収録されています。

会場に着くとさっそくアルバムやファイルなどの展示準備をする井田さん。

これらは井田さんがどういう風に大量にあった家族写真を選別し、雑誌の切り抜きや光熱費の領収書などを整理保管しているかなどの実例としてご自宅から持ってきてくれたのです。

たとえば下の写真の中央にあるのは雑誌などに掲載されていたレシピを入れたファイル。

「野菜」「豚肉」「魚」というように素材別にファイリングされています。

「中華」「和食」「フレンチ」と料理のジャンルでファイリングしてきたギリコは(確かに素材別のほうが献立が立てやすい……)とさっそく感心。

しかも「つくってみておいしかったものだけを入れます。そしてつくる頻度が減ってきたら処分」という井田さんの言葉をきいて、さらに感心。

確かに我が家も年齢とともに味覚や好みが変わってきて「フレンチ」なんてもう作らなくなってきたのにファイルの中身はそのままです。

さっそく井田さんを見習って整理せねば。

 

下の写真手前の蛇腹のファイルには、光熱費の領収書や保険証書などが入れられています。

「電気・ガス・水道の領収書は、1年分のみ保管。保険証書は更新のタイミングで、前年のものと差し替えます。
もちろん約款や外封筒は処分。証書のみを保管すればスペースも取りません。

光熱費の領収書は新しいものがきたら前月のものと入れ替えます」

この方法であれば蛇腹ファイルのお腹がパンパンに膨らむことはありませんね。

そして何よりも素晴らしいのは何がどこに収まっているのか一目瞭然!ということ。

しかもこのファイル、かれこれ20年以上使っているそう。

「100円ショップなどに行けば蛇腹のファイルを売っていますから、ぜひ自分の使いやすいものを用意してみてください」

ほかにも

・お子さんたちが小さかったときにくれた手紙や絵

・年賀状

・服や靴

などをどういう風に整理、保管しているのか手にとって見ることができます。

続々と到着した参加者のみなさんも「何がどこに入っているのかすぐわかります」「これならあれはどこだっけ、とモノを探すのに手間取りませんね」と感心しきり。

さぁ、セミナーが始まりましたよ。

まず井田さんにとって片づけとは何か、そして片づけがどう心にも影響してくるのかなどがご自身の体験から語られます。

井田さんが〝片づけは心も整えてくれる〟ことに気付いたきっかけは長男。

すくすく育っていた長男があることをきっかけに高校生のときに荒れてしまったのだそうです。

会話もなく、どこで何をしているのかわからない息子の帰りを片づけをしたり家計簿をつけたりしながら、悶々と待ち続けていたある夜……

「引き出し一つを片づけると心がふっとラクになる気がしたんです、モノを整理すると心も整理できるような気がしました。

子育ては人間が相手。

当たり前ですが人の気持ちは思うようにコントロールできないけれどモノの整理、家事の時間やお金の使い方は自分の思うようにできますよね。

最初はお財布の中、引き出しひとつといった小さなスペースを片づけるのでいいんです、小さなことでないと続けることは難しいですから。

片づけをしてすっきり整った空間を目にすると、達成感や自己肯定感にもつながってきますよ」

心強い井田さんの言葉に深くうなづく参加者のみなさん。

「私が片づけを依頼されたお宅に伺うと依頼者と一緒に行うのがだわへしです」

〝だわへし〟とは

(ひとつのジャンルをすべて出して目で確認してみる。収納されたままだと全体量が把握できないため)

ける

(種類ごとに分けて、自分の持ちグセに気づく)

らす

(「捨てる」とは考えずこれからの暮らしに必要なものを「選ぶ」)

まう

(出しやすく、しまいやすく。〝キンコンカン〟(くに・コンパクトに・単に)で)

のこと。

 

賞味期限の切れた食品のストック、コンビニなどでついついもらってきてしまう割り箸やプラスチックのスプーン、あちこちの引き出しから出てくるたくさんのボールペン、もう何年も袖を通していない服の山……

一旦全部出してみることで「ひえー、こんなにたくさんある!」と確認できるのです。

ここで〝だわへし〟の結果、すっきりと整ったいくつかの実例写真がスクリーンに投影されると

参加者からどよめきが。

他人の家のこととはいえ、整然と片づいたこの引き出しを見るだけでこちらまで気分がよくなってきます。

「〝だわへし〟でモノの定数(枠)と定位置を決め、あらたに収納家具や収納用品を買い足すことはしません。

なぜならしまう場所が増えればそれだけモノも増えてしまうからです」

確かにそうかも……。

とそこでもうひとつ整理術のポイントが登場。

それは〝しあわせ整理術〟。

まえるだけを

けやすく

かりやすく

いけつに

だわへし

しあわせ

両方ともとても覚えやすいですよね。

セミナーではモノの整理だけではなく、お金や時間の整理についても話が及びました。

まず大事なのは時間もお金も今どう使っているのかを一旦〝見える化〟すること。

「時間は1日24時間という枠が、お金にも収入という枠があります。

それを今はどう使っているのか把握し、次にどういう生活を送りたいのかイメージする。

そのためには現在の枠内のどこをどうすればいいのか考えてみるのです。

家計の枠を把握し予算を立てる……だから家計簿が大事なんです」

たとえば子どもがいれば学費、家を持っていればメンテナンス(外壁塗装など)、車を持っていれば車検といったように必ず出ていくお金の枠があります。

一方で夏休みの家族旅行といったレジャー費、古くなってきた家電の買い替えなどその年ごとに夫婦や家族で相談して枠(予算)を設定できるものもあります。

それぞれの枠(定数)におさまるよう整えるとは、まさにモノの片づけと同じ。

ほかにも片づけに関することにとどまらず、今春お父様を亡くし相続を経験した井田さんならではの提案もありましたよ。

それは「カプセルシート」↓

自分に万が一のことがあったとき、残った家族が困らないよう必要な情報、

資産、各種保険、各種パスワード、臓器提供意思、希望するお別れの形式などを記入しておくシートです。

「エンディングノートを一冊書き上げるのはけっこう大変な作業ですが、シートであればとりかかりやすいですよね。

家族にもこういうシートを書いてあることを知らせ毎年一度更新します、私は自分の誕生日に更新しています」

これはいわゆる〝情報の整理(片づけ)〟といったところでしょうか。

セミナーでは上の写真のシートを参加者に配布しましたが、手持ちのノートに箇条書きに記入しておくだけでもいざというとき役立つと思うので、ぜひみなさんもやってみてください。

 

このように盛りだくさんの内容となった今回のセミナー。

セミナー終了後、あらためて展示物を手にとったり質問したり

記念に一緒に写真撮影をしたり。

「片づけのモチベーションがおちてきたら今日撮った写真を見て、喝を入れてくださいね」

と言いながら張り切ってシャッターを押したギリコです。

 

参加者からは

「片づけの極意だけではなく元気ももらえたセミナーでした。来てよかったです」

「スーパー主婦井田さんのファンで本も持っているので、今日はご本人にお会いできて本当に感激しました」

「井田さんのお人柄が素敵でした。ぜひセミナー第2弾を開催してほしいです」

「家に帰ったらすぐにでも片づけをしたくなりました。

まずは書類の整理からとりかかります!」

など大満足の声がたくさん寄せられました。

**************************

OurAgeでは毎月一回セミナーを開催しています。

テーマは月替わりで、メイクやダイエットエクササイズ、小顔マッサージなどOurAge世代の関心の高いテーマばかり。

おひとりでご参加なさっても楽しめる、和気あいあいのセミナーです。

会場にはいつもギリコもいます!

 

また一度満席となったセミナーもキャンセルが出次第、募集を再開することがあります。

なのでぜひこまめにセミナー募集告知コーナーをのぞいていただけるとうれしいです。

OurAge会員になっていただくと、セミナーチケットの先行発売の特典があります。

人気のセミナーは先行発売の段階で完売してしまうことも。

会員登録は無料ですので、この機会にぜひご登録を!

●会員登録は下記からできます!↓

https://ourage.jp/registration/

https://ourage.jp/about/

撮影/中澤真央

MyAge

大人のからだバイブル vol.1 「更年期と閉経、私の場合。」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

暑い夏の洗濯が「ラク」ってどういうこと? 絡まりからもシワからも解放される画期的な新提案

暑い夏の洗濯が「ラク」ってどういうこと? 絡まりからもシワからも解放される画期的な新提案

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第72回/あなた、眉で損してませんか?大人の眉は○線がベスト「大人の美眉&目ヂカラバッチリ…

次の記事>

次の記事>
第74回/○○○色のファンデーションは肌をくすませる。だからアラフィフの肌には○色がベター…

この連載の最新記事

吉川千明さん×鈴木砂羽さんと一緒に「自分を大切にする」ことを、改めて考えてみました

第81回/吉川千明さん×鈴木砂羽さんと一緒に「自分を大切にする」ことを、改めて考えてみました

何に気をつけて、どう乗り切ればいい? 「40代からのフェムケアセミナー」が開催されました

第80回/何に気をつけて、どう乗り切ればいい? 「40代からのフェムケアセミナー」が開催されました

カラープロデューサー今井志保子さん×花王ブローネ「自分に似合う色を見つけよう」 オンラインセミナーが開催されました。

第79回/カラープロデューサー今井志保子さん×花王ブローネ「自分に似合う色を見つけよう」 オンラインセミナーが開催されました。

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル