30代の頃、子供を作ろうかどうしようかと、ちゃんと検討したことがありました。でも、私の場合、どの角度から考えても作らないほうがいいだろうなという結論しか出ませんでした。
出産と育児でキャリアが中断されるっていうのもあるけど、一番の問題は私の子供!私の遺伝子を持った、私に似ている私の子供!!間違いなく好きにしたがって、何かと逆らうだろうし、手ごわいだろし、相当手こずるに決まってる(笑)。
それに産むからには、ちゃんと育てなきゃですね。産んだ責任を取るってことです。
義務と責任を果たさないと自由は手に入らないというのが私の哲学なので、自由の為に頑張ります!!
万一、絶望的におバカさんだったりかなりの不細工だとしたら、コレは将来絶対苦労するはずだから、手に職をつけさせねば!犬を飼った時に分かった!私は絶対教育ママになると!!あかーん、どう考えてもバトルしか想像できない。
確かに子どもがいないと、老後、つれあいをなくしてひとりになった時に寂しいかもしれないし、介護が必要になった時、困るかもしれないわよね。
でも、考えてみたら、その頃、子どもがどうなっているかなんて、全然わからないのよね。海外に行っているかもしれないし、すでに家庭をもってて、家のローンで親の面倒見るどころじゃないかもしれない。つまり子どもは保険にならないってことに気づいたのよ。
そうすると、子どもがいてもいなくても、どっちにしろ、老後はひとりになっていると考えて計画した方が安全です。
だから子どもがいるから安心と思っている人も油断禁物。本当に手助けが必要になるのは、個人差はあるけど80歳を過ぎてからかな。子どもに頼らなくても大丈夫なように、今からいろいろ用意して、孤独でみじめな老人にならないようにしましょう!!
「プライド」
取材・文/佐藤裕美