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お酒をたくさん飲む人はとにかくたくさん寝て!休肝日をかならず作ること!!

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

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緑内障という目の病気のため、現在、断酒中の一条ですが、かつては大酒飲みでありました。ザルではなく、ワクと呼ばれておりました!「ワク」ってなんやねん?とお思いの方に何の役にも立たないミニ知識をば一発。

 

ザルというものには落ちないように網目がありますよね。ワクとはその網目がない状態で、周りのフチだけ。つまり抵抗なしのだだ漏れ状態で、早い話が酒豪だったみたい(笑)。

 

一条の酒の飲み方は美しく言うと懐石料理風で、あれこれいろんな料理をちまちま食べるように、ビールはあまり好きじゃないのでシャンパンからスタートして、和食なら日本酒3〜4合、洋食ならワインを赤白合わせて1〜2本くらいでBarに移動し、気分で甘いカクテルやらマルガリータとか飲んで、シメにブランデーやらラム、ウォッカやらの強い酒を飲む!てな具合です。

 

よくちゃんぽんをすると翌日響いて体に悪いって言うけど、あれはちゃんぽんが悪いのではなく、ちゃんぽんするくらいのアルコールをとったからですよ。

 

酔っ払って途中で記憶がなくなったこともないし、二日酔いも1回ぐらいしかしたことがないな。散々飲んだ次の日に、起きたらなんか胃腸が重くて、そのまま電車に乗ったら気持ち悪くなった。味噌汁が異常に胃に染みておいしくて、これがあの有名な二日酔いかぁと思って友だちに言ったら、「二日酔いはそんな可愛らしいもんじゃない!」となじられた。

 

天国のお母さん、丈夫に産んでくれてありがとう!一条の肝臓は今も昔もぴかぴかです。

 

なぜかって考えたんだけど、現役でバリバリ仕事をしていた時は、締め切り前の2週間くらいは、まったく酒を飲まない期間があって(ってゆーか、飲んでる場合じゃない)、あとの2週間はご褒美タイムで好き放題。つまり、月の内の半分は「休肝日」!!これが良かったみたいです。

 

よく「酒は百薬の長」とか言うじゃない?1週間に1回一升飲む人と、1週間毎日1合飲む人だったら、1日だけ一升飲む人のほうが肝臓にはマシらしい。

 

肝臓さんの立場で考えると、週に1回ドッカンとストレスと、1週間毎日ネチネチとストレス、 どっちがいい?って話よね。365日休みなしで毎日定時に帰るより、たまに残業しても徹夜しても、休みは欲しい!それもたくさん!

 

というのも、人間は寝る時に体の大掃除をするのよ。って言うか、起きてる時は、いろいろやることが多くて掃除にまで手が回らないの。ご飯食べたら消化酵素出して分解、おやつ食べたらまた分解。脳は暇なくアレコレ指令を出すし、手足を動かすには筋肉も…体の大掃除ができなくて、内臓があちこち詰まりを起こして、状態がだんだん悪くなるというわけです。

 

お酒はまさにその代表よね。酔っぱらったまま眠ると、普段なら休める肝臓がアルコールの分解の為にこき使われるからヘトヘトよ。おまけに日本人はアルコールの分解酵素が少ない人が多いから、分解に時間がかかるのよね。

 

私の場合、ご褒美タイムの時は、お酒もたくさん飲んだけど、仕事が少ない時期だから好きなだけ寝てました。睡眠時間も長いから、アルコールの分解しつつ、体の掃除もできてた!素晴らしい❤

 

ん?この理論で行くと、もしかしたらダイエットにもと思った方、大正解です!内臓がちゃんと機能すれば、食べたものは消化しやすく、痩せやすくなります。これは一条が人体実験した結果悟ったことですが、頑張って食事制限しても睡眠不足では痩せにくい!!

 

お酒は飲みすぎると、脳細胞にも影響してボケやすくなるし、糖質が多いからダイエットにも大敵。お酒をたくさん飲む人はとにかくたくさん寝ること。そして休肝日を作ること。

 

元気で長生きしたければ、この二つは守りましょう!!

 

一条連載_ill

おいしい男の作り方」マーガレット1988年8号扉

 

取材・文/佐藤裕美

 

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