HAPPY PLUS
https://ourage.jp/mainichi_yojo/111666/

気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」/しきたり69:元気で若い人は優先席には座らない

阿部 絢子

阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

しきたり69:元気で若い人は優先席には座らない

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう!

テーマごとに84の「しきたり」を生活研究家の阿部絢子さんが教えてくれます。

このパート【気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」】では、暮らしを快適にするためのしきたり68~77をご紹介します。

 

•気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」•

波風なく暮らしを快適にしたい、人とのつきあいも大切にしたい、近所ともうまく仲よくしたい・・・

この社会には、気持ちよく暮らしを快適にするための、社会を緩やかにかたちづくっているルールがあります。このルールは、誰が決めたわけでもないのですが、いわば長い歴史の常識がつくり上げてきたようなものです。それに逆らって暮らしても、きっと心地よさは得られないでしょう。少々はずれても、大きく添っていれば気持ちよく、暮らしていられるはずです。そんなルールを社会マナーと呼び、私たちはうまくルールに合わせてきました。これからも、ルールに添い、時に正したり、叱ったりしながら、気持ちよい暮らしを願っていきたいと思います。

 

 

しきたり69

元気で若い人は優先席には座らない

 

電車内の優先席は、身体的に弱い者に優先的に座ってもらう席、ということは知っています。でも、年齢による身体の疲れは防ぎようがなく、ときどき優先席に座ってしまいます。言訳がましく言えば、普通の状態なら座らない、もちろん優先席が条件の人が来れば譲る、などと決めていますが、気がつくと、つい座っていることが多くなったと思います。

 

これをどう考えたらよいか。年齢のせいかと思っていましたが、それだけではなさそうです。気が緩んできているのだと思えます。

 

優先席は優先条件を持つ人のためのもの。ですから、できるだけ座ることは避けたいものです。避けるために、空いている席を探す、時間帯を変える、長距離ではなく近距離なので我慢する、ベンチで十分に休んでから電車に乗るなど、方法はいくらでも考えられるものです。

 

優先席に座るのは、気持ちの持ちようで変えられるはずだと気がついたのです。とはいってもこれから先はどうするか、もっと年齢が重なっていったときはもっと気が緩んでいるはずですから座ってしまうでしょうが、いま元気なときに座るのは、やはり社会のルールに反していると思うのです。

 

若い人でも座っている人がいますが、これからは自分にとっての優先席をどう考えたらよいか、自問してほしいと思います。

 

 

イラスト/みひらともこ

イラスト/みひらともこ

 

 

 

次回は、しきたり70:座席を譲られたら、その親切心にこたえる、についてご紹介します。

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

トラブルが出やすい肌におすすめのデリケート肌向けスキンケア! 期間限定でマイルドなモイスチャークリーム3本が付いたお得なセットが販売中なのでお見逃しなく!

トラブルが出やすい肌におすすめのデリケート肌向けスキンケア! 期間限定でマイルドなモイスチャークリーム3本が付いたお得なセットが販売中なのでお見逃しなく!

PR
<前の記事

<前の記事
第68回/気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」/しきたり68:電車では弱い者…

次の記事>

次の記事>
第70回/気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」/しきたり70:座席を譲られた…

この連載の最新記事

気持ちを伝えるための「心づもり」/<最終回 data-src=しきたり84:寒中見舞いの葉書は立春までに出そう">

第84回/気持ちを伝えるための「心づもり」/<最終回>しきたり84:寒中見舞いの葉書は立春までに出そう

気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり83:年賀状は自分なりの知恵で工夫する

第83回/気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり83:年賀状は自分なりの知恵で工夫する

気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり82:携帯電話のマナー

第82回/気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり82:携帯電話のマナー

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル