MyAge/OurAge世代の人気美容エディター、松本千登世さん。松本さんが醸し出す清潔感あるたたずまい、エレガントさは誰もが憧れるほどで、MyAge/OurAgeの、連載「もう一度、大人磨き」も好評。 今回はライフスタイルについて伺いました。
松本千登世さん
Chitose Matsumoto
1964年生まれ。美容エディター。客室乗務員、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。多くの女性誌で美容コラムを連載中。近著に『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)がある
LIFESTYLE
誰もが憧れる、彼女の清潔感あるたたずまいは
自分と向き合うプライベートな時間から生まれます
AT HOME
「結果、お風呂が人生の
クオリティを決める」
睡眠の質も決めるし、明日の過ごし方も決めるし、心を整えることもできる。結果、お風呂が人生のクオリティを決めるんだなと気づいて、とても大事にしています。夜の予定が何もなければ、8時頃から1時間ほど。明日着ていく服を考えたり、何を食べようかなと思ったり、楽しそうな仕事の企画を考えることも。難しいことは何も考えずに、プラス方向のことだけを思って、小学生みたいな感性で(笑)ボーッとしています。
浴用剤とデリケート洗剤は、ニュージーランドの「エコストア」のものを
AT HOME
「朝、バタバタして出ていくと
"バタバタ"って顔になる」
学生の頃は30分、20代・30代は40分、40代になって1時間――これが、人に会うための私の準備時間でした。それが、今では1時間半かかる。似合うと思った服も靴を合わせたら違ったり、仕上げたメイクも服と合わせるとトゥーマッチだったり。その調整に時間がかかります。慌てて準備してバタバタと出ていくと、バタバタって顔になってしまうから。1時間半は、心の余裕を持つためでもあり、楽しい時間でもあります。
AT HOME
「料理がうまい、
と思っていたけどウソだった」
実は私、ひそかに料理センスがあると思っていたのですが、それはウソでした。料理上手の友人に招かれて、いただいた凝ったお料理のおいしかったこと! 私の場合は、料理じゃなくて"調理"。オリーブオイルでにんにくときのこを焼いて塩をパラパラとする程度です。私がやること1割、鉄鍋がやること9割(笑)。外食は、週1だと理想的、2回だと頑張った、3回だとしんどい、という感じです。一日一度は料理をしています。
故郷・鳥取でひと目惚れした延興寺窯・山下清志氏の器と、田中俊介氏の真鍮皿&カトラリー。真鍮は酸に弱いのに、お寿司を並べて跡が残ってしまいました(笑)
料理をワンランク押し上げてくれる調味料。いろいろ試してたどり着いた臨醐山黒酢と、サラダにカルパッチョに大活躍のエル ドラードのオリーブオイル
BODY
「よかった私に生まれて」
職業柄、多くの美しい人に出会います。美しさが羨ましくて、そのたび、妄想の旅に出ます。もしも私がこの人だったらって。表参道を歩いて羨望のまなざしを送られ、スペシャルな男性と恋をして…。妄想がすぎて、結局、でも、私だからこういう人生を歩めたんだなと思う。脚が短いとか、胸がないとかコンプレックスは尽きないけれど、だから服で工夫ができる。そんな私も悪くないね、よかった私に生まれて、と思えます。
BODY
「動いた分だけ食べる」
運動というほどでもないですが、よく歩いています。「お腹が空いた分だけ食べる」ようにして、外食するときは、お腹が空くようにお店まで歩いて行く。そうするようになってから、精神衛生上もいい感じです。そして、10回×3セットのスクワットを毎日。更年期のケアとしては、大豆由来のサプリ「エクエル」を2年ほど飲んでいます。体に大きな変化がなく、いい調子をキープできているので、私に合っていると感じています。
日常の香りを大切にしています。香りを忘れて外出すると心もとなくて。レモングラスなどすっきり系が好みです。「KYTHNOS」と「OWN WAY」を愛用
※この特集内に登場するアイテムは松本千登世さんの私物です
次回は「人気美容エディター松本千登世さんの素顔/『大変さを上回る、心動くことがある』MIND」をご紹介します。
撮影/山田英博 ヘア&メイク/渡辺みゆき 取材・原文/池野佐知子
撮影協力/アンカーレッコ葉山 Avec café & deli Hayama