フィンランドに惚れ込み、ユニット活動のkukkameri(クッカメリ)として2018年にトラベルガイドブックまで出版してしまった私、新谷麻佐子の田園ツーリズム紀行。第6回のテーマは「ラトビアの田園エリアで見つけたかわいいもの」です。手づくりのアイテムを販売するかわいいおばあちゃんと、美容と健康にいいハーブティーをピックアップ。
取材・文/新谷麻佐子
Profile
あらたに・あさこ●イラストレーター&編集者。2009年以降、毎年のようにフィンランドに通い、2014年にムーミンの作者トーベ・ヤンソンが暮らした島「クルーヴハル」に、友人でライターの内山さつきと1週間滞在したのをきっかけに、kukkameri(クッカメリ=フィンランド語で「花の海」の意) を結成。以後、フィンランドの小さな町や四季、暮らしと文化をテーマに取材を続けている。著書に『とっておきのフィンランド』(ダイヤモンド社)がある。http://kukkameri.com
旬のベリーとジャム、手編みのソックスを販売!
道で出会ったかわいいおばあちゃん
ラトビアの田園エリアでは、かわいいおばあちゃんと出会いましたよ! ランチを食べるために訪れたレストランの入口付近で、旬のベリーとジャム、手編みのソックスを販売していました。
テーブルに商品をぎっしりと並べるわけでもなく、こぢんまりと優しくたたずむお店です。
靴の形をしたニットは、小さな子どもがいなくてもほしくなってしまうかわいさ!
おばあちゃんの頭に巻いているスカーフやレースのブラウス、花柄のスカートなど、さりげない着こなしも素敵でした。
また、ラトビアといえば伝統文様。
第2回の記事で「リエルワールデ帯」を紹介しましたが、手編みのミトンやブレスレットなど、旅行客が気軽に買えるお土産にも伝統文様がデザインされています。
それぞれの文様には神、星や太陽、十字など意味があり、それらが装飾品のパターンとして使われています。私は革製のリストバンドを購入しました!
色あざやかなビースのアクセサリーも素敵です。
ハーブティーからコスメ、治療薬まで
ラトビアの万能ハーブをお土産に
また、ラトビアでは、滞在中、ハーブ農園にも立ち寄ることができました! ヤナワス有機農場 http://www.janavas.lv です。
摘みたての草花を入れたハーブティーをいただきました。
最初は「こんなに生の花や葉っぱをガンガン入れていいの?」と恐る恐るではありましたが、味はもちろん、フレッシュな香りが気持ちよく、とてもおいしかったです!
こちらでは、ペパーミントやラベンダーといったおなじみのハーブから、トウモロコシの花、ブルードラゴン、ネトル、さらに希少種も含め、ラトビアに生息する植物の約2/3もの種類の花やハーブを育てているそう。
こちらは、「ハートティー」という名前のハーブティー。
ブラックカラントとヘーゼルナッツの葉、クローバーなどが入っていて、血管を拡張させ、心臓がリズミカルに機能するのを助けるそうです。
スプレーやフェイシャルクリームなど、ハーブのコスメ商品もあります。どれも保存料を使っていません。おみやげにもぴったりです。
(次回は、エストニアの田園エリアで見つけたかわいいものを紹介します!)
取材協力:CAITOプロジェクト(田園ツーリズムプロジェクト) https://balticsea.countryholidays.info/
フィンエアー https://www.finnair.com/jp/jp/