「伊勢詣で」の続きをお伝えいたします。
(前回はこちら)
「お伊勢さん」「伊勢神宮」で親しまれていますが、
正式名称は「神宮」。
外宮参拝を終え、
いよいよ内宮(皇大神宮)へ。
6キロ離れていますので、車かバスで移動します。
私は、外宮前の停留所よりバスを利用。
車窓から景色を楽しみつつの移動、約15分。
内宮は、皇室の御祖神(みおやがみ)・天照大神(あまてらすおおみかみ)を
お祀りしています。
正式な「お伊勢参り」は、
外宮(げくう)と内宮(ないくう)の2つを回ること。
外宮あるいは内宮だけをお参りするのは、
「片まいり」と呼ばれ、あまりよくない様です。
鳥居の前で一礼。
宇治橋を渡ります。
内宮は、右側通行。
外宮は、左側通行。
参道の中央は「正中」と呼ばれ、神様の通る道です。
参道の真ん中を歩いてはいけない、と一般的に言われています。
まず向かうのは、五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)。
お参りの前に、清流五十鈴川にて心身を清めます。
宇治橋を渡り右手に曲がり、参道をまっすぐ進むと、
右手に見えてきました。
心身を清め、ご正宮へ向かいます。
「内宮は、とくに木々にパワーを感じますよ」
と伺っていましたが、歩いていますと、
とても強い気を感じることができました。
なんと表現したらよいのでしょうか。
その場にいてこそ感じられる空気感。
皆様にもぜひ、何度でも体感していただきたいです。
参道は、玉砂利。
神社の参道が玉砂利なのは、
歩きづらい玉砂利の道を歩いているうちに、
雑念が消えていくから、という説もあるそうです。
ご正宮にて、お参り。
本当に厳かな気持ちになります。
お参りにこれたことの感謝とご報告のみを伝えました。
皇大神宮様とじっくり向き合うことのできた、
たいそう幸せで豊かなお時間でした。
ご正宮では、個人的なお願いをしてはいけないそうです。
そのことを知らないままにお参りする方も、
「なぜか、ご正宮では何もお願いをしなかった」
という方も多い、とのお話を伺いました。
不思議ですね。
個人的なお願いは、別宮にて。
内宮でお願いをするのに最適な別宮は、荒祭宮。
皆の健康と幸せを願って、お参りしました。
神楽殿で「ご朱印」をいただきました。
「ご朱印」はありがたく、思い出にもなります。
自宅でご朱印帳を開く度に、その場所を訪れた思い出が蘇ります。
お参り毎にご朱印が集まっていくのは、楽しいものです。
数年前、友人に勧められたのがきっかけで、
今ではすっかり<ご朱印ガール>になっています。
皆様も<ご朱印ガール>になってみませんか。
神宮は、とても神聖な場所。
体調を万全に整えた状態で、感謝の気持ちといでたちで
お参りすることが大切だそうです。
また、たくさんの方より「早朝にお参りするのがいちばん」だと
教えていただきました。
今回は残念ながら早朝参拝は叶わなかったため、
来年はぜひ、実現したいと思っています。
本年は「おかげ年」
心身ともに健康な状態で伊勢詣でが叶ったことは、
本当に幸せなことだと思っています。
ただただ感謝。
お写真を通して、
皆様の元にもたくさんの「おかげ」が届きます様に。
次回は「おかげ横丁」と松阪牛を堪能した夕食
をお伝えします。
伊勢神宮
www.isejingu.or.jp/