北海道は、もうすっかり秋。朝晩は、涼しいというより肌寒くなってきました。
たまには、親孝行をしなくてはとホテルでの食事を探していたところ、小樽で活あわびを食べられるというのを見つけ、両親、夫といざ小樽へ。
オーセントホテル小樽、鉄板焼の「海王」さんにお邪魔しました。
目の前の鉄板で調理するので、目でも食事を楽しむ事ができます。
いただいたのは、活蝦夷あわびと道産牛フィレステーキのコース。
まず、食材を見せてくれます。
迫力のあわびがドーン。生きてます。動いてます。
前菜の和牛、大統領しいたけ焼き、なすのムニエル、ガーリックライスどれも美味しい。
そして、あわびが調理されます。踊り焼かれ、切り刻まれるあわび。
「動いてる、動いてる。」と思わず言うと、サーブして下さるお店の方が「切る時が、結構残酷ですよね、オマール海老だともっと残酷ですよ。」と上品な笑顔でおっしゃいます。確かに…。
そして、出来上がったのがこちら。
奧は、あわびの肝です。このあわびは、以前のブログで行った積丹でとれたもの。新鮮だからこそ、肝もこのように食べられるそうです。
始めて、あわびの肝を食べましたが、生臭ささや苦味が全くなく濃厚で美味しい。
あわびってそんなに好きじゃないんだよねと言っていた自分を恥じます。
生だとコリコリした食感のあわびも、焼くととても柔らかくて、また違った感じを楽しめます。
次は、道産牛のフィレステーキ。
柔らかい!特製のポン酢や味噌ダレでいただきます。
あぁ美味しいと食べ終わった頃、もう1回同じ量のお肉が。焼きたてを食べられるように2回に分けて焼いてくれるのです。しかも、私は一生懸命写真を撮っているので、食べるのがみんなより遅いのですが、ちゃんとそれも計算して、絶妙なタイミングで提供してくれます。こういう心遣いが、とってもうれしいのです。
お料理は、全てお箸でいただけるよう一口サイズになっています。茄子やしいたけも半分に切ってあるので食べやすいと両親も喜んでいました。
この他、サラダや焼き野菜などもあり、デザートのほうじ茶アイスでお腹いっぱい。
満足のランチの後は、小樽市内をお散歩。
ホテルから小樽運河までの道は、北のウォール街と呼ばれた金融街だった場所。
明治、大正に建築された銀行が建ち並んでいます。
日本銀行や地方銀行などが、博物館やレストランなどとして今でも利用されています。写真左の2つの建物は、インテリアのニトリが運営する似鳥美術館。9月にオープンしたばかりです。この辺りは小樽芸術村という最近の注目スポットです。
こちらも、銀行を利用したカフェレストラン。
歩いていると、まるでヨーロッパの街並みにいるのような感じがしてきます。
最近の小樽は、道路を広くしたり建物を綺麗にしたり観光に力を入れているので、以前に比べて街全体が明るくなった印象を受けました。
それと、この辺りは運河付近と違って、観光客が少ないのでのんびり街歩きできます。
横道に入ると、レトロなお店のベンチで何か食べている人が。大福屋だったので、お腹いっぱいの私達はスルーしようとすると、ここも歴史的建造物。
建物が大きい事もあって、振り返って見ないとその全貌が見えない物が多く、油断していると貴重な建物を見逃してしまうほど歴史的建造物だらけです。
坂を下るとそこは小樽運河。
橋の上は、観光客で混雑しているのと人力車の勧誘で落ち着かないのですが、下に降りれば、ゆっくり写真を撮ったり運河沿いを散歩したりできます。
小樽に来たからには、ルタオの本店でスイーツを。
こちらのチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」が美味しいのです。
札幌の百貨店でも買えるのですが、やはり本店に行ってみたい!
レアチーズとベイクドチーズケーキが一度で楽しめる、ダブルチーズケーキで、チーズの濃さがたまりません。ホール売りなのですが、こちらでは1人分の大きさのものもあり、店内で食べる事できます。
今回は、奮発して高級なもの食べてますが、小樽は普通の居酒屋レベルでも十分美味しい海鮮が食べられます。
新しい美術館をゆっくり見たいし、ライトアップされた冬の小樽運河もキレイなのでまた行きたいな、クリスマスあたりに…と密かに思ったりしたのでした。
オーセントホテル小樽海王
http://www.authent.co.jp/restaurant/kaiou.php