「東京タワーと増上寺」は、「東京タワーと愛宕神社」の
別バージョンとでも申しましょうか。
心身ともに凛とする大好きなお散歩コースのひとつです。
「増上寺の後ろに東京タワー」の光景は、
遊びにいらっしゃる方にとっても、
住まっている方にとっても、
東京の象徴のひとつではないでしょうか。
江戸の都市整備には、風水が取り入れられたと言われています。
江戸城の裏鬼門に設置されたのが【増上寺】。
ちなみに鬼門には、寛永寺が置かれています。
「大門から三解脱門(国指定文化財)まで108間。
そこより本堂まで48間。
108の煩悩を乗り越え、四十八願の阿弥陀様に繋がる」
という意味があるそうです。
大門から本堂に向かってまっすぐの道。
歩みを進める度に、清々しい気持ちが広がってゆきます。
まずは、荘厳な「本堂」にお参りします。
続いて、本堂向かって右隣の「安国殿」にお参りします。
安国殿の黒本尊様は、徳川家のみならず、
現在も多くの人々の信仰を集めています。
ご開帳は、年3回(1月15日、5月15日、9月15日)。
法話と祈願法要のお時間には、お参りの方が大勢訪れ、
(安国殿からあふれています!)
黒本尊様と間近でありがたいご縁を結びます。
次に続きます。
増上寺では、やはり「勝運」のお守りがおすすめです。
黒字に赤の紐のクールなデザインが、若年層にも人気。
某アイドルグループのファンにも、大人気なんだそうです。
2015年4月。
徳川家康没後400年に合わせ、本堂の地下1階に
【宝物展示室】が開設されました。
中央に展示されている「台徳院殿霊廟模型」は、
明治末期の最高技術を駆使されたもの。
忠実で細やかな再現ぶりに圧倒されます。
限定の御朱印も、魅力です。
境内には、徳川将軍家の墓所や熊野(ゆや)神社もあり、
見どころ満載。
ちょっと疲れた折には、お休み処「芝縁」で
お食事やお茶をいただくこともできます。
増上寺は、訪れる方皆様、誰もが幸せをいただける場所です。
私もまた、パワーチャージされました。
江戸の風水の話に戻ります。
江戸三大祭といわれている
神田祭(神田明神)・三社祭(浅草寺)・山王祭(日枝神社)は、
鬼門と裏鬼門を浄めるためでもありました。
さて、新しい女史組の方にバトンタッチの時がまいりました。
振り返ってみると、どうやら私は江戸(東京)を守ってくれている場所を
多く訪れていた気がいたします。
今まで、たくさんの幸せなおでかけをすることができました。
皆様にその幸せが届いていたなら、嬉しく思います。
女史の皆様。
ますますお健やかに、佳き日々をお過ごしになられます様に。
そして引き続きまして、
「おでかけ女史組」の応援も宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
心より御礼を申し上げます。
増上寺
東京タワー