ワインは大好きだけど、知識はほぼゼロの私。以前はフレンチのメゾンで予約担当☆をしていたこともあり、一度はちゃんと学ぼう!と思ったこともあるのですが、ついつい学ぶよりも味わう・・・に終始してしまい、結果、餅は餅屋に方式でワインはソムリエにお任せ・・・ということに。
それでもおいしいワインは飲みたい!ということで、2年ほど前から、ワイン会を主宰している方とFaceBookでお近づきになれて、数回参加させていただいているのですが、そこで、ずっと気になっていたワインを試し飲みする会が催されるのを見つけちゃいました!
その気になるワインというのは・・・
近年人気のある、ナパワインの中でも特に気になっていた、KENZO ESTATEのワイン。
ケンゾーエステイトというのは、日本のアミューズメント産業で成功を収めた辻本憲三氏がカリフォルニアのナパヴァレーに作ったワイナリー。1990年に土地を購入してから、最高のワインづくりを目指して苦労を重ねられたのだそうです。
今、世界のレストランやワイン愛好家の間で話題ということで、ワイン好きな知人の“すごくおいしい♪”という感想を聞くたびに、いいなーと憧れていたのですが、一人で購入して飲む、というのもなんだかちがう・・・お店で、といっても扱っているレストランも少ないようで・・・。
なので、このワイン会をみつけたときは、もう、嬉しくて小躍り?!しちゃいました。
好きなものが同じ、ということで普通は知り合えない方と交流できるのもこのコミュニティの魅力的なところでもあります。これまで参加した会もみなさま、とても楽しい方ばかりで和やかな時間を共有できました♪
待ちに待ったワイン会は名古屋駅のムッシュいとう、というレストランが会場。コースメニューに持ち込みワイン、というディナーを兼ねたワイン会です。
仕事の都合ですこし遅れて参加となり、会場についたときには、1杯目のスパークリングを皆様、楽しまれている最中でした。
今夜のラインナップは・・・
泡:清 sei 2015
白:あさつゆ asatsuyu 2017
ロゼ:結 yui 2017
赤:紫鈴 rindo 2015
赤:明日香 asuka 2015
甘:夢久 muku 2017
ワイン会で皆様とシェアできるからこそのラインナップ。
至福です・・・。
お店のご厚意で通常のコース+飲み放題メニューに持ち込みOKという設定にしていただいているため、お料理もしっかり。
肝心のワインも遅れてまいりましたが、ちゃんと最初のスパークリングからいただけました♪
冬とはいえ、お店まで小走りで向かったため、スパークリングのきりっとした凛々しさが嬉しい・・・一杯目からすでにほろよい気分。
お友達と参加されている方、私のようにおひとりで参加の方とそれぞれですが、初めてご一緒する皆様も、美味しい食事とワインにお話もすすみます。
お料理をとりわけあったり、ワインの感想をみなさまと語り合ったり・・・。
同じ嗜好をもつ、という共通点は関係性の扉を開くおおきな要因になるのだな~とあらためて実感。
とはいえ、私はただ味わうのが好きなだけで、知識はからきしなので、みなさまのワイン知識に脱帽。感心したり、驚嘆したり。こんなシチュエーションだとこんなワインがいいね、や赤ならこれがおいしかった、などいろいろなお話もうかがえて、どれもすごく興味深く、楽しいお話ばかり。
時間が経つのが早いー!
KENZOのワインはどれも、私の浅いワイン履歴からしても、一口ごとに、軽く予想を裏切ってくれるイメージ。
これまで知っている白ワイン、赤ワイン、ロゼ、とは一線を引くような、そんな印象をうけました。(あくまでワインに関してはひよっこ中のひよっこの私の感覚なので、お許しください;)
特に結(yui)・・・飲んだ後にほんのり残る可愛らしく甘やかないちご?のような果実感・・・。見た目もとても可愛らしいロゼですが、飲むともう、ほんとうに余韻がかわいらしく華やか。
こういうワインを嗜んでいると、自分がうんと女子っぽくなれるような嬉しい錯覚をしてしまいそう・・・。
赤も2種類いただきましたが、まったく個性が違う。
どちらかを選べと言われても、全く違うので選べない感じ。
紫鈴(rindo)はボルドーのどっしりした感じにどこか繊細な高貴さも。まだまだ、私の魅力はこんなものじゃないのよ・・・なんて、試されるような感覚。
もう一つの赤、明日香(asuka)は華やかで品よく、だけど天真爛漫で親しみやすくもあり、心地よい後味。
うー。もう一度、じっくり味わいたい・・・。
そして、そして、今回実は個人的に一番楽しみだった、デザートワイン、
夢久(muku)。
KENZOのワインって絶妙なネーミングが味わう前の期待感を否が応でも盛り上げてくれていると私は思っているのですが、この夢久(muku)もまさに。
音から、まっさらな“無垢”をイメージさせ、同じ音の全然違う漢字をあてることで、より一層その印象を昇華させてくれるような。スマートなすっきりしたボトル、ラベルの、ある意味“そっけない”くらいの潔さ。イメージとストーリーと期待感。
ワインという品だからこそ、特にブランディングって大切なんだなぁとあらためて教えられます。
夢久(muku)も私のデザートワインに対する嬉しい期待感はそのままに、だけど、うれしい裏切り感もほどよく。
あー。
・・・美味しい。
この素晴らしいラインナップをみなさまにお伝えすることができない自分の語彙の少なさが恨めしくなるほどに、素敵なワイン会でございました。
今後、より美味しくいただくために、またワインの勉強をもうちょっとしてみようかな・・・?
そんな気持ちを沸々とさせる、嬉しい、美味しいひとときを企画してくださった、主催者のOさんに心より感謝☆です。