おうちで楽しむ、京の味と物
コロナウィルスの感染で、不要不急の外出自粛が求められている今。
「春の京都旅を予定していたのに~しばらく行けない!」と、がっかりなさっている京都好きのみなさんに、おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介していきます。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できる品々です
第6回
布マスクの内側の汚れも心配無用、快適な使用感の『和紙のちり紙』
「ぎおん やま京」
個性的な布マスクが次々に登場する今。「どうしても布マスクの内側に、口紅やファンデーションが付いて、洗うのが大変…」と思う人も多いはず。そこで今回、ご紹介するのは、薄くて、肌に優しく、しかも丈夫な和紙のちり紙をご紹介します。
扱っているのは、祇園で明治時代から紙の文具や雑貨を商う「ぎおん やま京」。ポチ袋、熨斗紙をはじめ、舞妓さんや芸妓さんが使う千社札や団扇など花街の文化に欠かせない
品々が種類豊富に揃っています。
その豊富な品々の中で、今、注目されているのが、和紙のちり紙。
透けるような薄い絹を思わせる上質の和紙のちり紙は、祇園の女性たちが、顔の皮脂を抑える化粧直しや化粧落とし、鼻紙などに長らく愛用している紙なのです。繊維が長いという和紙の特性は、絹のような滑らかな感触ながら、程よいハリも備え、丸まったり、ボロボロに千切れることがありません。しかも見た目が、なんとも美しい…。これらの優れた特性は、今、まさに布マスクを使用する人にとっては、本当にありがたいこととなりました。
和紙のちり紙に出会って以来、ご店主の中村さんのアドバイスで、布マスクに合うように和紙のちり紙を 1 枚折り、顔とマスクの間に挟むようになりました。今まで使っていたティッシュペーパーのようにずれて、丸まったりすることもなく、1 日中、マスクと顔の間にしなやかにフィット。息も籠らないので、呼吸も快適です。
布マスクを外すと、内側にファンデーションや口紅が…。油性の汚れだけに取るのもちょっと手間でした。でも和紙のちり紙を使えば、それを外して捨てるだけ。マスクの洗濯も簡単になり、マスク自体への負担も軽減されます。今まで何となく使いにくい布マスクが、この1 枚の和紙のちり紙で、各段に使いやすくなりました。
「ぎおん やま京」で購入できる和紙のちり紙は、和紙の原料こうぞ100%の「都」100枚 1100 円、400 枚 4400 円、こうぞと洋紙の原料木材パルプの混合「若緑」100 枚 550 円、400 枚 2200 円の 2 種類。ティッシュペーパーより高価ですが、使い心地からすると、その価値は充分。
布マスクがあるけど、内側の汚れが気になっていた人には、ぜひおすすめしたいちり紙です。
この和紙のちり紙は、お取り寄せは…
ご注文は、FAX075-561-9165 のみ。
住所、氏名、電話番号、注文の品および数量を明記します。
(ホームページにインターネットのアドレスもありますが、現在、注文が多く、インターネットでの受付はしていないそう。くれぐれもご注意ください)
注文の申し込み後、お店から確認の電話連絡が入ります。
そこで詳しく、郵送方法、支払い方法などをご相談ください。
ぎおん やま京
京都市東山区大和大路通四条下る大和町2
☎075-561-0172 FAX075-561-9165
現在の営業時間 10:00~17:00
火・水曜休み
小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」