私が小学校低学年の頃に今は亡き父方の祖母と足繁く参拝した場所があります。
地元の大師なのですが、二子玉川駅から徒歩10分ほどのところにある「玉川大師玉眞院」。
都内にあって、四国八十八箇所を巡ったのと同じご利益があると言われる場所。
玉眞院は、世田谷区瀬田4丁目にある真言宗智山派の寺院なのですが、玉川大師と呼ばれています。
境内の弘法大師の仏像は圧巻の大きさ。
その高さ何と5m!
本堂へ。
まず本堂の仏様に合掌をします。
中央の大日如来様の前で紐があり、両手で挟んで拝みます。
大日如来様、弘法大師様と三位一体になれたようで、既に違う境地へ。
本堂にある芳名帳に住所と名前を明記し、灯明料100円をおさめ、本堂地下にある霊場へ。
こちらは大日如来様の胎内を表しているのだそうです。
本堂の地下には100mに及ぶ地下道があり、四国八十八ヵ所霊場巡りと西国三十三観音霊場巡りをしたのと同じご利益があるんです。
幼い頃は肝試しの気分で来ていた場所が都内屈指の地下霊場だったとは!
本堂と地下の霊場は神聖な場所のため撮影禁止で画像がありませんが、地下の霊場はとにかく真っ暗です。
「南無大師遍照金剛」とお経を唱えながらお遍路を回ります。
明かりがある方へ誘われ不思議と怖くはないです。
御縁があれば暗闇にある弘法大師様の仏具に触ることがあれば更にご利益があるそうです。(幼い頃は触る事が出来ましたが、今回は気付かず触る事が出来ませんでした、、)
四国八十八か所の仏像が祀られた場所は灯りがあります。
撮影禁止のため画像がありませんが、自分の年齢+1の数え年の仏像をお参りします。
88か所巡礼後は、涅槃仏様にお参りします。
そして、十二支御守本尊へ。
私は丑年なので丑年の仏像の前で手を合わせます。
最後は、銅鑼を鳴らし、お遍路終了の証となります。
20分の巡礼の旅。
荘厳な空気に包まれ清々しく、心も体も洗われパワーチャージできました。
数十年ぶりに参拝した玉川大師様では感謝と感動に溢れるひと時を過ごせました。
亡くなった祖母も喜んでいたような気がします。
参拝の後は、家族で通う「神田きくかわ上野毛」にて江戸前うなぎを堪能。
黒い塀に囲まれた数寄屋造りが何とも風情があります。
幼い頃から親しんだ味は安定の美味しさ。
蒸し、色付けと、 職人が手間ひまかけて、極上の柔らかさと旨味が凝縮された一品。
いい一日になりました。
【玉川大師 寶泉山玉眞院】
所在地 世田谷区瀬田4丁目13−3
御本尊 弘法大師
創 建 大正14年