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秋のジビエは山小屋風フレンチで……日本橋蠣殻町【La Pioche】

natsuko

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都内在住。国際中医薬膳師。主宰する薬膳教室では世界の料理に薬膳のエッセンスを乗せ、楽しく美味しく体と心を調えていく薬膳料理をお伝えしています。毎日毎時毎分?食べ物のことを考え、趣味、特技も食べること!お料理、雰囲気に郷土の香りがほんわりと宿る温かいお店を探し、都内をグルグルグル・・・・・・。体と心が喜ぶ食にまつわる”おでかけ”を紹介します。

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こんにちは。

食欲の秋到来ですね。私は毎年この時期に楽しみにしている事があります。それは“ジビエ”。

秋の”ジビエはじめ”は日本橋蠣殻町のフレンチ【La Pioche】。ジビエを炭火焼きで楽しむお店です。水天宮前駅からオフィス街の奥へ奥へと進んでいくと、オレンジ色の温かい光が見えてきますよ。

店内は本当に猟師が住んでいそうな山小屋風のインテリアで木の温もりが感じられる心地よいお席でした。

 

メニューは黒板に書かれているものから。「ボリュームがあるのでお二人なら前菜から3品ほどがちょうど良いかと思います」と、店主から親切に案内頂きました。周りを見回すと、お客さんが食事を心から楽しまれている様子、お店を愛している様子が伝わってきました。食事が始まる前から良いお店間違いなし! と、確信。

ワインリストはなく、味の好みや予算などを伝えると店主がワインを何種か提案してくれます。

 

今夜は酸味と果実味のバランスが絶妙なロワールのシュナンブランを選びました。あー、楽しみすぎる! 店主がワインをコポコポと注ぐ時に思わずゴキュっと喉を鳴らしてしまいましたっ(恥)

 

まずはシャルキュトリの盛り合わせを。特に好みだったのが“仔羊のハム”です。常温に近い温度でサーブされ、口に入れたと同時にトロッと脂が溶け出し、クミンの香りがホワンと鼻を抜けるという緻密で美味しいトリックを楽しみました。

 

続きましては、キノコの炭焼きを。セップ茸、プルロット、シャルボニエ等すべてフランス産のものです。日本のキノコも美味しいけどフランス産のものはよりジューシー、口の中がキノコジュースで溢れんばかりに。セップ茸の傘の部分なんて一瞬で溶けてしまいました。

 

 

いよいよメイン。念願のジビエ、今宵は『山うずら』を頂きます。

食べてみるとジビエ独特の土の香り、ミネラル感が広がります。このワイルドな味わいがジビエの醍醐味ですね。山野を走り回る山うずら、やはりお肉が引き締まっていて食べ応えがあります。炭のスモーキーな香りをまとったお肉は噛めば噛むほど旨味が増して本当に美味しい。うずら肉は薬膳では目の乾燥や、貧血、閉経、髪のパサつき、骨の弱りなどの更年期世代の不調をサポートする優秀食材です。

 

山うずらを食べている最中に“カリッ”と…。これは胡椒の粒? いえ、猟師と山うずらの真剣勝負の痕跡。ご想像くださいませ。注文の際に、店主からもしかしたら入っているかもと聞いてはいたのですが。その後は軟骨までしっかりと頂き、合掌。『大変美味しく頂きました。御馳走様でした…』

私たちの後は山ハトにメニューが変わっており、。山うずらは私たちが頂いたこの1羽だけ。来店や日にちがずれていたらこの美味しいお肉にありつけなかったかもしれません。ジビエにも一期一会。

秋のジビエを堪能しにぜひ、行ってみてくださいね。

 

日本橋蠣殻町のフレンチ『La Pioche』

 

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