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140年ぶりに復元された下鴨神社の名物「申餅(さるもち)」

小原誉子

小原誉子

「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都に在住。
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140年ぶりに復元された下鴨神社の名物「申餅(さるもち)」 

 

申年の今年、ぜひ食べたいのは、下鴨神社の名物「申餅」。

この「申餅」というのは、明治の初めまで、「葵祭」の申の日に、神前にお供えした小豆の茹で汁でついた餅。ほんのりと薄い茶色“はねず色”の餅は、かつて都人には、「葵祭の申餅」として親しまれていたもの。

小原さん_下鴨1

この“はねず色”は、夜明け、太陽が昇るとき、一瞬、空が染まる“薄あかね色”に似ており、その色は『命の生まれる瞬間』を表すものとされています。その“はねず色”の餅を食べることで、身体を浄め、元気の気をいただき、無病息災で過ごせるとされているのです。

 

さて、この「申餅」は、明治以降、作られず、長らく味わうことができませんでした。それを下鴨に店を構える和菓子の「宝泉堂」が、140年ぶりに再現。「下鴨神社」の境内に休憩処「さるや」をつくり、4年前から年間を通じ味わえるようになりました。

小原さん_下鴨1

小原さん_下鴨3

「申餅」は、“はねず色”の柔らかい餅の中に、粒あんがはいったもの。丸いコロンとした形は、まるでうずくまる子ザルを思わせる姿です。

 

「下鴨神社」への参拝の後、「さるや」の緋毛氈の上でほうじ茶と共に頂きます。神社の神紋「双葉葵」の文様入りの茶碗と白木の盆に盛られた姿は、神様へのお供物のように神々しく、ありがたさもいっそう。神社の「糺の森(ただすのもり)」を吹き抜ける清々しい風を感じながら、いただくほうじ茶と「申餅」。そのほんのりした甘さが、身も心も癒します。

小原さん_下鴨4

「さるや」でいただく「申餅」350円

 

賞味期限は、2日のみですが、持ち帰りも可能。木箱入りの「申餅」は、上品なパッケージで、おみやげに求める人も多い品。申年の今年、ぜひ「下鴨神社」の「申餅」で無病息災を祈りたいものです。

小原さん_下鴨5

「申餅」5個箱入  760円

 

 

さるや

京都市左京区下鴨泉川町59

「下鴨神社」境内明橋休憩所

☎090‐6914‐4300

営業時間 10:30~16:30 無休

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/  (下鴨神社)

http://www.housendo.com/     (宝泉堂)

 

 

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