2011年の3月11日午後2時46分。
皆さまはどちらにいらっしゃいましたか?
私は幸いにも家族と自宅におりましたが、大きな揺れに玄関の外に出て、周りの住宅や電信柱の揺れを目でも確認してしまい、しばらく不安定な気持ちが続いたのを思い出します。
すぐに停電となりラジオをつけておりましたが、学校などの安否情報や避難所情報が放送されるだけで津波のニュースが流れることはありませんでした。
私が津波のことを知ったのは、英国に留学をしていた友人から携帯電話に、家が流されている映像をニュースで見たけど大丈夫なのか?というメールがきたから。電気が復旧しニュースを見たのは午後10時すぎでした。
この震災の後、何か私でもできることはないかと、身近で行なわれる震災復興チャリティーイベントなどに参加していけたらと考えております。今年も3月11日に二子玉川にあるマンションのパーティールームで行なわれた“ひまわりプロジェクト”に行ってきました。
“ひまわりプロジェクト”とは、元祖サロネーゼ、エレガント・ライフコーディネーターのマダム市川こと市川吉恵さんが中心となって活動なさっているチャリティーイベント。震災後すぐから開催され今回で7回目となりました。
マダム市川は毎年、岩手県陸前高田市や宮城県石巻市などの被災地に出向き、被災された方と直接お話をされ、私達に被災地の“今”を伝えてくださいます。
まだまだ復興が遅れている現状を、テレビのニュースで見るだけでなく、実際に身近な方からお聞きすることで、被害の大きさを改めて実感いたします。
ひまわりプロジェクトでは毎回色々な分野でご活躍の講師の方を招き、お話しを伺います。紅茶とティーフーズやワインとチーズのお話、薬膳料理やロシア料理などの食に関することや、運気アップのための風水など、女性が毎日を元気ですごすためにプラスになるような講義が行なわれています。
今回は”お箸にこめた日本人の心“という、毎日何気なく使っている”お箸”にまつわるエピソードを通じて、あらゆるものの背景には、目には見えないものにも感謝の気持ち、それを大切にする日本人の心がこめられている、ということを学びました。
マダム市川が朝から160個もご用意してくださった”ずんだ餅“と桜餡のもなか、桜茶を頂きながら、春のおもてなしにぴったりな華やかな箸袋をみなさんで作りました。
ずんだ餅のレシピも教えていただきましたので実際に作ってみようと思います。
被災者の方の言葉で、”震災のことを忘れないでというのは、支援をしてほしいということではない”という言葉が響きました。
この震災で、私達が見たり聞いたりしたことを“知識と知恵”につないでほしいということです。このような災害がいつまた起こるかわかりません。その時に、この震災で起こったすべてのことが、無駄にならず生かされることを、私達は考え続けていかなければいけないと思いました。
年月がたち、このような復興イベントの数も減少している中、毎年参加がしやすくなるようにポイントカードを作るなどの工夫もされて、続けていく事を大切にされているイベントです。皆さまの身近でもこのようなイベントが開催されているかもしれません。チャリティーイベントに参加されて、震災のことを忘れないことも復興支援のひとつだと思います。
ひまわりプロジェクト
http://ameblo.jp/hankoya-san/entry-12128060371.html
マダム市川のHP
http://ameblo.jp/madam-ichikawa/