身体いっぱいに緑の風を感じながら季節のお花を愛でに【皇居東御苑】を訪れました。
皇居東御苑の出入りは、大手門・平川門・北桔梗門の3か所。
この日は、旧江戸城正門の大手門(東京メトロ大手町駅徒歩5分)より入園しました。
内堀通り沿いの案内板「今日の東御苑」で開園案内や園内で楽しめるお花(お写真付き)が確認できます。
満開の〈サツキ〉と例年より早めに咲き始めた〈ハナショウブ〉を楽しむことにいたしました。
発券所で入園票を受け取り、入園します。
入園してすぐ、進行方向右側に【三の丸尚蔵館】が見えてきました。
色鮮やかなサツキの花が美しく咲いています。
三の丸尚蔵館といえば・・・・・
三の丸尚蔵館といえば、伊藤若冲(私の中では)です。
トビカン(東京都美術館)で開催された「若冲展」。
たくさんのメディアに登場していましたので、女史の皆様も記憶に新しいことと思います。
「最高320分待ち」など数多の話題を作り、5月24日(火)無事に閉幕しました。
開催告知の日からずっと楽しみにしていた私。
お陰様で、見たかった絵はすべてじっくりと堪能することができました。
「動植綵絵」30幅(三の丸尚蔵館所)と「釈迦三尊像」(相国寺)が揃った空間は想像以上に鳥肌もの。まさに、この世の楽園。
若冲が精魂込めて描いた作品に宿る強いエネルギーに心揺さぶられます。
実物を見られたことは、この上なく幸せなことだと感じています。
若冲の繊細で色彩豊かな絵は目にしたその時だけでなく、今なお映像の記憶と感動の余韻がしっかりと残っています。三の丸尚蔵館の前を通り、心震えた記憶と感覚が蘇ってまいりました。
この先も心の宝物として、私の中でずっと生き続けていく気がしています。
さて、右手に進み、大手休憩所内の売店に寄ります。
蝶の好きな友人のお土産に、若冲の一筆箋とファイルを求めました。
やはりここでも人気の「動植綵絵」。ファイルは売り切れでした。
ずっと若冲から離れられない(笑)私ですが、二の丸菖蒲田に歩みを進めます。
途中の木々の緑が本当に美しく、心洗われます。
二の丸池周辺ではたくさんのサツキが色鮮やかに花を咲かせ、心華やぎます。
方々から「きれいねぇ」というお声が聞こえてきました。
菖蒲田に着きました。
凛と咲く菖蒲の姿に、私も背筋が伸びます。
国の内外を問わず、お写真を撮っている方が多数いらっしゃいました。
皇居東御苑にはベンチがたくさんあり、休憩しながらゆっくりと散策を楽しめる様になっています。
お昼時にはお弁当を召し上がっている方もたくさんお見受けします。また、昼食後の時間を過ごすために立ち寄っている近隣でお勤めのビジネスマンたちのお姿もよく見かけます。
体全体で感じる季節感と穏やかな時の流れ。
大切にしたい時間です。
受け取った入園票は、退園の際に返却し、この日はお帰りも大手門を利用しました。
木々やお花、空気感を楽しむ以外にも皇居東御苑は見どころ満載、魅力いっぱいです。
また別の機会にご紹介したいと考えています。
間もなく雨の季節。
皇居東御苑では、紫陽花の見頃を迎えます。
女史の皆様、ご体調を崩されることなく、お健やかな日々をお過ごしになられます様に。
皇居東御苑
✳︎ 休園日カレンダーご確認後のおでかけをおすすめいたします。
生誕300年記念 若冲展
✳︎会期は終了していますが、チームラボ作成公式サイトは必見です。