CHIHARUさんのメイクテクは、これをこう使うか!ってアイデア満載なのです。
例えば、アイオペの下地。これ、どんな肌色にもマッチして、伸びるし、カバー力あり! しかもSPF50+/PA+++ なんです! 不覚にも知らなかった~!! これ、夕方ささっとベース直しするにもお役立ち。
仕込みチークもやってみると、顔に透明感と立体感が出てきます!感動。
こめかみの凹みも、意外と気にしている人、多いですよね? どんなテクでそれをカバーするの? なーんて、書いてると読みたくなってきませんか? いろんなテク、ぜひお試しくださいね~!!
ヘア&メイクアップアーティスト・CHIHARUさんから教わるたるみ顔のためのリフトアップメイク術、いよいよ実践編!
MyAge/OurAge世代がメイクで気になる部分をうまくカバーするアイテムやテクニックを紹介していきます。
Before
目立ったたるみ感はないけれど、凹んだこめかみと細くてややアンバランスな眉が寂しげな印象。
もともと大きな目はたるんでくると、くまやシワが目立ちやすいので、
カバーするためのメイクテクは必須です!
このモデルさんの顔が、CHIHARUさんの手にかかると…
ナチュラルなのに、顔の印象が変わります!!
何をどうしたらこんな風になれるの?
まずはベースメイクから、順番に学んでいきましょう。
たるみによる顔の凹みには光を集めてふっくらさせる!
年齢とともに変化してくる目元やフェイスライン。
たるんで凹んできた部分やシワに光を集めてふっくら感を取り戻し、
自然に生まれるシェーディング効果でメリハリ顔にするのがCHIHARUさんのメイク術です。
どんなところを変えれば、メリハリあるベースメイクができるのでしょう?
1.ファンデーションがシワに入る
⇒下地ふたつでノーファンデ作戦
ピンクみのある肌色補整下地(ルナソル コントロールベース 01)を薄く塗ってから
カバー力あるパウダータイプの下地(アイオペ エアクッション XP)を重ねて塗れば、
ファンデーションは使わなくても大丈夫です。
[上]くすみや凸凹をカバーしてつややかな肌に整え、潤いを与える。
ルナソル コントロールベース 01 ¥3,500/カネボウ化粧品
[下]植物から抽出した独自成分配合でハリのある肌に。
アイオペ エアクッション XP 15g×2個 ¥5,200/アモーレパシフィック
2.ほうれい線のくぼみ、目元のくまのくすみ
⇒コンシーラーの濃淡でカバー
1.目元のくまはくすみや色素沈着。
オレンジみのある濃いめのコンシーラーを馴染ませると効果的にカバーできます。
2.ほうれい線や口角下のマリオネットラインは
くぼみを埋めるように明るい色のコンシーラーを
下から上へと馴染ませます。
のびがよく保湿効果のあるコンシーラー。ソフトフォーカス効果のあるパウダー配合で、目元のくまや小ジワを自然にカバーする。
セレクト モイスチャーカバー[右] NC30・[左] NC20 各¥2,500/M・A・C
3.ハリの低下した頰
⇒仕込みチークでふっくら感と明るさを
1.頰のハリ感を出して引き上がった印象にするため、
クリームチークを仕込みます。
笑ったときにできる上昇ラインにそって
ローズ系のチークをふんわり馴染ませて。
2.仕込みチークのあとに肌を手で引き上げ、
頰の毛穴を埋めるように下から上へルースパウダーを重ねて。
3.仕上げに肌をきれいに見せる青みピンクのパウダーチークをオン。
[上] 上品に仕上がる落ち着いたローズ。
LB クリーミーチーク ルディローズ¥600/アイケイ
[中] ベルベットのように上質な肌を演出。ソフトマットな仕上がり。
レ ヴォワレット プードル リーヴル クレール¥7,200/ ゲラン
[下] 肌に溶け込んで、ふんわりと発色。青みのあるピンクが顔立ちをフレッシュに見せる。
パウダー ブラッシュ ピオニー ペタル¥3,000/M・A・C
4.凹んだこめかみ
⇒ホワイトを差してふくらみ感を出しましょう
スティック状の白いコンシーラーを凹んだこめかみに塗り、指でぼかします。
こうするだけで凹みに光が集まってふくらんだように見せることができます。
肌に浮かないホワイト。崩れにくくサラリとした感触。
スック コンシーラー スポッツ カバー 01¥4,000/SUQQU
5.顔がぼやける
⇒顔中央にパウダーファンデでメリハリ立体感
肌よりワントーン明るい色のパウダーファンデーションを
額の中央から眉間、両鼻筋へ。
さらに目頭のくぼみ部分にもパウダーブラシで入れて。
顔全体のくすみ感が取れてふわっと明るくなり、
中高な立体感ある顔立ちに見せられます。
マットで滑らかな肌が長もち。
スタジオフィックス パウダー プラスファンデーション NC25 ¥4,000/M・A・C
これでベースメイクのリフトアップ術を網羅できたはず!
次回はアイメイク編につづきます。
CHIHARU式リフトアップメイク術
④ アイメイク編 2 はこちら
③ アイメイク編 1 はこちら
① CHIHARUさんが教えるメイクの鉄則 はこちら
CHIHARU
ヘア&メイクアップアーティスト。
宝塚歌劇団に19年在団している間に培われた知識をベースに、
独自のメイクテクニックを提案。
著書に『CHIHARU式 美顔造形メイク』(幻冬舎)がある。
撮影/青柳理都子〈モデル〉 鈴木康久(千代田スタジオ)〈物〉
ヘア&メイク/CHIHARU スタイリスト/櫻井聖子(aloha dog)
モデル/梅原梨央 取材・原文/中込久理