美髪のプロが本当にしているヘアケア②/永本羚映子さん
シリーズ第2回! 美髪のプロたちが実践している、プラチナ級に効果抜群のヘアケア法を教えていただきました!
「排出と栄養補給をバランスよく行うのが肝心」
頭皮と髪のケアサロン「サロン・ド・リジュー」代表
永本羚映子さん
Reeko Nagamoto
1961年生まれ。まだ「ヘッドスパ」という言葉もなかった2002年、東京・広尾に日本初のヘアケア&スカルプケア専門サロンを立ち上げる。医療による監修に基づいた、体内からの頭皮ケアを提案
美しい髪がもたらす絶大な影響力を自ら体現
整ったキューティクルと豊かなボリューム感。大人の女性のヘアとして、自然なみずみずしさと、手入れの行き届いた上質さを感じさせる髪。
学生の頃から、髪を美しく見せるヘアケアが大好きだった永本さん。30代後半から本格的なアンチエイジングの勉強を始めて実感したのは、毛髪は重要なパーツであり、美髪を維持するためのヘアケアと、頭皮の健康を大切にするスカルプケアの両方が女性には必要だということ。サロンでは極上のヘアケアメニューと併せ、“排泄器官としての髪”という医療面からのアプローチも大切にしています。もちろん、自身の髪のケアについても同じです。
「髪型は第一印象を決め、髪質は生活スタイルを反映します。だから日常の髪をどうケアするかが重要なんです」
スタイリングはホットカーラーで。「トップと耳上だけでなく、後頭部も全部巻くのが、ふんわりさせるコツ」
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【永本さんが本当にやっていること】
ダイソンで傷みを防ぎ頭皮を活性化
ダイソンのヘアドライヤーのイベント監修などを務める永本さん。「頭皮も肌と同様、温度を40℃に保つと、毛母細胞を保護し活性化させるヒートショックプロテインが発生 します。1秒間に20回の温度コントロールが可能なダイソンのドライヤーの機能は、この理論に合致します」。速乾なうえに頭皮への効果にも期待大!
排出して補給する。これが美髪の極意
髪を洗うのは毎夜、2度洗い。サロンオリジナル製品を左から順に使用。「まずは頭皮の皮脂汚れと内側から排出された老廃物を落とすシャンプー、次に髪を修復して栄養を与えるシャンプーで洗います。トリートメントは頭皮に直接つけられ、ホルモン様作用のあるもの、タンパク質成分豊富で修復効果のあるものの順で」
毛穴クレンジングと血行ケアを一度に!
看板メニュー「バキュームクレンジングシステム」を自身も月に1度施術。17年前、この技術との出会いが「リジュー」の開店につながったのだそう。「頭皮の毛細血管を拡張し、毛穴の詰まりを取る効果があるんです。立毛筋も刺激するので、根元の立ち上がりが変わります。頭皮からリフトアップするので、その効果を実感される方も多いです」
撮影/フルフォード海 取材・文/伊熊奈美