きっちりまとめすぎる"オバ見え"ヘアは避けて
髪ゴム1本で、真夏のゆるシニヨン
この季節こそ、髪を涼しくまとめたい。でもなぜかおしゃれにきまらないのは、昔のままのマンネリルールで結んでいるからかも…! 今どきのニュアンスの出し方をマスターして、この夏こそ、"大人のシニヨン"美人を目指しましょう。
教えてくれるのは…
高松由佳さん
ヘア&メイクアップ アーティスト
まずは、まとめ髪のための、基本のキを伝授!
【ゴム1本で作るゆるシニヨンのコツ】
くずれ防止とツヤ出しに、 スタイリング剤は必須!
「ツヤのない髪をただまとめているだけだと、だらしなく見えがち。大人はスタイリング剤を全体にまんべんなくつけ、ベースの髪にツヤを与えて」と言う高松由佳さん。
事前に巻かなくてもニュアンスが出るうえ、くずれを防ぐためにも必須。ヘアクリームやジェリー状ワックスなどのみずみずしい形状がおすすめです。
【スタイリング剤の馴染ませテクニック】
髪を下ろす日より多めの量を意識して
スタイリング剤は、ボブなら、少なくともこのくらいの量(パール1粒大)を使用。セミロングならこの1.5 ~2倍くらいの量を全体に使用します
指の間にもしっかりつけて
適量を手のひら全体に広げて、まんべんなく馴染ませたら、指の間にもしっかりのばして、スタンバ イ完了!
1 くずれやすい部分からつける
衿あしからくずれてバサッと見えるのを防ぐため、髪の下の内側から手を入れ、耳から下の衿あしの根元にスタイリング剤をつけます
2 上側にも手ぐしを通してつける
次は耳から上の髪の下側から手を入れ、根元から毛先に向かって手ぐしを通しま す。これで髪の内側にもまんべんなくつけられます
3 スタイリング剤をすべて髪に移しきる
髪全体をひとつに束ね、毛先を持ってくるりと一回転ねじるようにします。手に残っているスタイリング剤を全部髪に移したら完了
今回使用したのは、こちらのヘアクリーム
馴染みがよくべたつかない
根元からくっきりした毛流れが作れるヘアクリーム。
ジェミールフラン クリーム+ 80g¥1,600(美容室専売品)/ミルボン
次ページでは、絶対NG“オバ見え”なまとめ方、にならない注意点を教えます。
こんなまとめ方は"オバ見え" !
手のひらで左右から髪を集めると、分け目くっきり、こめかみ全開になりがちなので注意
MyAge/OurAge世代はこめかみ部分が削げやすく、上の骨が出っ張って見えがち。隠すのが賢明
分け目くっきりで、耳も全部出ていると、たちまち古いひっつめ風に。白髪も目立ちます
今どき感は後れ毛の出し方がコツ。出しどころは、上の点線より前側のこめかみ、もみあげ、耳後ろと覚えて
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク&ヘアアレンジ指導/高松由佳 モデル/竹中友紀子 スタイリスト/日置 彩 取材・原文/伊熊奈美