前回に続いて「簡単プチリメイク」の第2弾
「細めの毛糸やレース糸の縁飾りで服やファッション小物を素敵にリメイクしませんか」
をお届けします。
〝いつの間にか着なくなってしまったけど、かといって捨てられない〟というセーターやニットアイテムを簡単なのに素敵な縁飾りでリメイク!!
トップスの首元や袖口、スカーフなどファッションアイテムの縁を毛糸やレース糸でかがるように編みこむだけです。
イメージはこんな感じです↓。
ということで今回はかぎ針で編む「七宝編みの毛糸やレース糸の縁飾り」をご紹介します。
七宝は円満、平和がテーマの縁起のいい伝統的な文様。
かぎ針の七宝編みの編み方はくさり編みと細編みの応用なので初心者の方でも大丈夫!
七宝編みは編み糸を引きのばして編みあげていくのでふんわりと仕上がり、やさしい雰囲気が楽しめるだけではなく、サクサクと編めるのでおすすめです。
■準備するもの
糸は毛糸やレース糸を使用。
毛糸の糸に比べ細いレース糸は、繊細でニュアンスのある仕上がりになります。
★気になる続きは次ページをお読みください
毛糸を使う場合:
・毛糸は極細、中細ぐらいの細さがおすすめです。
・編み針はレース針2号ぐらい(クロバーレース針 アミュレ 1.50㎜)
毛糸用のかぎ針でもOKですが、針入れの生地の穴が大きくなることがあります。
レース糸を使う場合:
・糸はオリンパスの金票 #40がおすすめです。
・編み針はレース針8号(クロバー アミュレ0.90㎜)、10号(クロバー アミュレ0.75㎜)。
上記以外でも、色、太さなどお好みの糸をお使いいただいて大丈夫です。
糸の太さに合わせて編み針を揃えてください。
また編み上がりの糸の始末に 毛糸針(100均でOK)があると便利です。
■七宝編みの縁飾りの編み方(レース糸を使って説明します)
七宝編みは〝くさり編みの輪を大き目に引きのばして細編みして生地に編みつける“の繰り返しだけ。
なのでちょっと練習して、手が慣れるとすいすい編めます。
練習にはハンカチなどの生地がおすすめです。
生地が薄くて針が入りやすく、編みやすいからです。
編み方:
1)生地に細編みで糸を編みつける
2)くさり編みの輪を1cmほどのばして、のばしたままくさり編みをする
★編み方の続きは次ページをお読みください
3)のばしたままのくさり編みの裏側の糸をすくい、針に糸をかけて引き出す
このときも、くさりはのばしたままで、2目が針にかかっています。
4)針に2つの目を残したまま、もう一度糸をかけ、2目を一緒に引き抜く
このときも目はのばしたままです。
これで七宝編みのひと目が完成です。
5)編み地の生地に細編みで編みとめる
細編みの糸はたるませないように編んでください。
仕上がりがきれいになります。
編み方の1)~5)を繰り返して編み進んでいきます。
縁飾りのボリュームを出したいときには、お好みで段を数段重ねて編んでください。
七宝編みの縁飾りを施したニットセーターやスカーフの見本をご紹介します
■ニットのセーターに毛糸で縁飾り
ユニクロの黒のセーターの首元と袖口にグレーの濃淡の毛糸(100均)で縁編みしてみました。
↑グレーの濃淡の毛糸を使用したのですが、編みあがりが小花のように見えて、おとなかわいい感じにイメージアップ!
↑袖口は3周段を重ねて編んでみました。
シンプルな黒のセーターの首元に100均の毛糸を七宝編みを縁飾りで編みつけて仕上げました。
グレーの濃淡の毛糸を使用したのですが、編みあがりが小花のように見えて、おとなかわいい感じにイメージアップ!
■ニットのカーデイガンの袖口に金色のレース糸で華やかな仕上げに!
ボリュームを出すために2~3周段を重ねて編んでみました。
ゴールドの糸を使ってみると、こんなゴージャスな感じに!
2周目の編み方:1周目の細編みに編みとめていきます
■お手持ちの大判ハンカチやスカーフの周囲にも!
ちょっと縁飾りをあしらうだけで、簡単なのにとっても手がこんでるって感じに仕上がります。
■冬の防寒アイテム! ニットのハンドウォーマーにも
指なしウォーマーは手袋がわりだけでなく、コートやジャケットの袖口のアクセントととしてちらっと見せるパーツとしても大活躍です。
同系色の落ち着いた色の糸を使ってシックな仕上げに。こちらも3周編みです。
ちらっと見せるとこんな感じに!
いかがでしたか?
使う糸の色は編みつける生地の色に合わせるのも良し。
金色や銀色の糸で豪華な雰囲気を楽しんでみるのも良し。
ぜひお好きな色でお楽しみください。
今回ご紹介した縁飾りは毛糸やレース糸で七宝編みを仕上げるデザインですが、ビーズと組み合わせると簡単にもかかわらず、さらにイメージがランクアップします。
ビーズと組み合わせた縁飾りのイメージもご紹介します。
★気になる続きは次ページに!
胸元の深い開きが大人セクシーな黒のニットに!
冒頭でもお見せしましたが、ゴールドのレース糸にゴールドのビーズを一緒に編むだけで、一挙にゴージャス~な感じ。
スカーフの先端に大き目サイズのチェコビーズを一緒に編み合わせ
ベトナムのお土産屋さんで買ってきた現地価格で1000円ぐらいのスカーフもチェコビーズの縁飾りで手がこんでるって感じになりました。
いずれも編み方は今回紹介した七宝編みです。
ビーズを一緒に編む場合は「レース糸+ビーズ」の組み合わせで編みます。
今回使用した材料ですが、私は下のお店などで購入しました。
okadaya新宿本店
http://www.okadaya.co.jp/shinjuku/shop.html
ユザワヤ
ボヘミア吉祥寺
吉祥寺の人気スポット中道道りのチェコのビーズを扱うお店です。
http://bohemia-kichijoji.com/?tid=1&mode=f1
100均ショップ(ダイソー、キャンドゥーなど)
『おうち美容 本日のキモ』
冬のコーディネートってどうしても黒やグレーの地味目な色が多くなりがちですが
あまり着なくなったセーターやスカーフに七宝編みの縁飾りでリメイクなさってみてください。
首元、袖口って意外に見られている部位!
縁飾り編みでイメージアップ&素敵気分がお楽しみいただけます!!!
最後に、ぜひみなさんご一緒に
「マダム篠田の3か条」を……
さびない、くすまない、しぼまない。