寒い日本を離れて、暖かいアジアで心身をリフレッシュ! トラベル&スパジャーナリストの板倉由未子さんが、冬から春にかけておすすめのデスティネーション・モルディブへの旅を全5回でリポート。今回から3回にわたり、モルディブで滞在したデュシタニ モルディブについてのリポート前編です。
モルディブの中でも、ひときわ美しいバア環礁
デュシタニ モルディブは、モルディブ初のユネスコ生物圏保護区バア環礁のムドゥホー島にあります。マーレ国際空港から国内線に乗り換え約35分で最寄りのダラバンドゥ空港へ。その後、スピードボートに乗り10分でリゾートに到着します。
滞在すべきヴィラは。。。
椰子の木が生い茂るリゾート内には、9タイプ・94のヴィラがあります。
リゾート内の移動はカートを呼ぶこともできますが、各ヴィラに自転車が置かれているので、ほとんどのゲストが利用しています。20分くらいでリゾートを一周できます。心地よい海風を感じながら、エクササイズにも!
今回滞在したのはプール付きウォーターヴィラ。150㎡と広々としていて、モルディブの伝統的な建築様式に、デュシタニの本拠地であるタイのエッセンスが加わったモダンなインテリアで、リラックスできます。
デッキから直接ラグーンに出て、シュノーケリングすることも可能! 肉眼でも海中がクリアに見え、きれいな熱帯魚やカメなどを発見できます。
より静かで隠れ家的な雰囲気を求めるなら、今年3月にリニューアルしたプール付きビーチデラックスヴィラ(122㎡)もおすすめ。
また、家族や気の置けない友人と4~6人でシェアするなら、プール付き2ベッドルームビーチレジデンス(560㎡)で、別荘のように過ごすのもいいでしょう。エントランスから建物へのアプローチ、2階のベッドルームからの眺め、そしてプライベートプールなど、本当に美しい!
オーガニック自家菜園で採れた野菜やハーブをレストランで
レストランは、オールデイダイニングの「マーケット」、近隣の海で獲れたシーフード料理を満喫できる「シーグリル」、本格的なタイ料理を提供する「ベンジャロン」と3つあるので、飽きることがありません。そして、「サラバー」と「サンドバー」という2つのバーもあります。
どのレストランも野菜の一部とハーブは、リゾート内の菜園でオーガニック栽培されたものを使用しているので安心です。味も濃い! 菜園を訪れたら、「ベンジャロン」の副料理長・ニコーンさんがハーブを摘みに来ていました!
「マーケット」では充実した朝食ビュッフェを。ディナーもビュッフェスタイルですが、毎晩、提供される料理のテーマが変わります。土曜日は地元モルディブの料理を楽しみながら、フィッシャーマンズダンスを鑑賞できるので、ぜひ訪れて。
「シーグリル」はモルディブで最大級のインフィニティプールと樹齢100年の菩提樹の近くにあり、澄んだ気が漂う美しいエリア。約600本を貯蔵するワインセラーもあり、近隣で獲れた魚やロブスターなどとワインのマリアージュを。必ずオーダーしたいのは「モルディヴィアン ロブスターのグリル」。甘みがあってプリプリです!
タイ発のホテルグループなので、「ベンジャロン」のおいしさはお墨付き。シェフ直伝のクッキングクラスが好評です(詳しくは後編で)。写真は、パパイヤサラダ、チキンのサテ、エビのすり身揚げが入った「前菜とサラダの盛り合わせ」。
次回は、世界的なスパ賞も獲得するスパのことを中心にリポートします。
DATA
デュシタニ モルディブ
Dusit Thani Maldives
Mudhodhoo Island,Baa Atoll,Republic of Maldives
℡+960 660 8888
1泊US$528~(税・サ別 「マーケット」での朝食込み)