印象をグッとアップする若さを引き出すハイライト&チークをご紹介している本連載。前回は、パールベージュのハイライターでツヤとハリを出す方法をご紹介しました。最終回の今回は、パウダーチークの使い方をご紹介します。
パウダーチークで
自然な血色に
ヘルシーな血色感や女らしいふっくら感を演出するのがチークの役目。さっとワンストロークで仕上がるパウダーチークを味方につければ、忙しい朝でも簡単。「ポイントは自分に合った血色カラーを選ぶことと、入れる範囲をマスターすること」と広瀬さん。指先を圧迫したときの色が自分の血色。その血色チークを下記の範囲に入れれば即、幸せ顔に!
1.ヘルシーな血色感とふっくら感は
頰のグラデ塗りがポイント
血色感とふっくら感を出すには、笑って高くなる位置がいちばん濃く、それを囲むようにうっすらグラデーションになるように入れるのがコツ。左ページの1のプロセスの順番通りにすれば、3ストロークで完成。
2.鼻をまたいだひと塗りで
チークが肌と一体化!
パウダーチークは練りチークより手軽な分、チークを入れている感が出やすいのが難点。でも大丈夫。鼻をまたいだこの3カ所に、それぞれひと刷毛(はけ)すれば、肌との自然な一体感が実現します。
3.耳たぶとあごのひと刷毛で
女らしさががぜんアップ!
チークを頰や鼻付近につけたあと、最後は耳たぶとあごに、ブラシに残ったチークを、それぞれふわっとひと刷毛。これを加えることで、女らしい血色感がプラスされ、より初々しい色香がアップします。
次ページで、パウダーチークの使い方をレクチャー!
今回使ったパウダーチークはこれ!
しっとり馴染み、肌の光沢を引き出す発色。チーキーシークブラッシュ 16¥3,000/THREE
1.順番通りに3ストロークでつければ、
血色もハリ感も
ブラシの側面両側にチークを含ませ、ブラシの先端をティッシュでくるくるさせるとチークが内側まで含まれ、余分な粉が落ちます。ブラシの片側側面を、眉の中心から下にのばした線と、小鼻の上から横にのばした線が交わる部分を起点に、眉尻の下までひと刷毛(1)。続いてその上側を1の起点より鼻寄りの場所から半円を描くようにひと刷毛(2)。さらに、下側を同様にひと刷毛(3)。ブラシの反対側側面を使って、反対側の頰も同様に。
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2.ブラシに残ったチークで
鼻につなげてより自然に
いかにもチークをつけてます感をなくすのが、この3刷毛。まずは、ブラシをつぶして先端を細めにし、残っているチークを、1でつけたチークの内側からすっと鼻に向かってひと刷毛。反対も同様に。最後に鼻をまたぐようにさっとひと刷毛。
〈ブラシの持ち方〉
鼻に向かってひと刷毛するチークは、ブラシをつぶすように持つのがコツ
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3.耳たぶとあごのひと刷毛で
より女らしさをアップさせる
より幸せ感をプラスするなら、最後にもう3刷毛。ブラシに残っているチークを、左右の耳たぶとあごにふわっと入れるだけでOK。ここにほんのり血色感が宿ることで、自然と女性らしさがアップ。1〜3は、すべてひと刷毛ずつでよいので簡単。
次ページは、チークのお悩み質問コーナーです。
もっと知りたい!
Q&A
Qつけすぎて失敗したときに簡単にリセットする方法は?
Aスポンジに日焼け止めか下地を米粒くらいの量取り、チークの上からトントンと重ねるときれいにリセットできます。広瀬あつこさんも実践している方法です。
Q商品に付属したチークブラシでも、上のようにできますか?
A問題ありません。ただし上で紹介した、側面につけてティッシュできちんと内側まで含ませるひと手間を、必ず実践すること。そうすれば付属ブラシでも大丈夫。
撮影/玉置順子(t.cube)〈モデル〉 久々江 満〈物〉 ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/樹神 スタイリスト/日置 彩 取材・原文/山崎敦子