凝ったことはしていませんが、海好きなのでペディキュアを楽しんでいるミーナです。足と脚は、とりわけ日焼けにいそしんでいるので、かなり色黒で乾燥気味。ペディキュアを楽しむためにも、お手入れをしっかりしないといけませんね〜、と反省中。
uka・渡邉季穂さんに教わる!
ペディキュア入門
若い頃はサンダルにペディキュアというおしゃれを楽しんでいたけれど、最近は足を見せる自信がなくて…というOurAge世代も多いのでは?
そこで今回は、ペディキュアを楽しむ極意を、ネイリストの渡邉季穂さんに伺いました。
渡邉季穂さん Kiho Watanabe
profile
1965年生まれ。ネイリストとして、サロンワークやファッション誌などで活躍。
トータルビューティサロン「uka」の代表取締役を務め、サロン経営、運営のほか、
ネイルグッズをはじめとするukaブランドの製品プロデュースも手がける。
2015年4月、大阪・梅田にフットケア専門店「uka for foot care」をオープン
かかとや爪をケアして
ペディキュアの映える足に
「OurAge世代になると、どうしてもかかとがひび割れてガサガサしてきたり、爪が汚くなってサンダルを履くのをためらう人が多いよう。そのような足の状態でペディキュアをしても、ちっともきれいには見えません。ペディキュアをする前に、まずはしっかりと足のケアをしましょう」と渡邉さん。
自分でケアできない人は、フットケアが充実しているサロンで、プロの手を借りるのもいいでしょう。
「今回は、OurAge世代の方が自分でできるよう、シンプルなネイルアートをご紹介しました。それでもネイルアートは苦手という方は、市販のネイルアート用のシールを使うのがおすすめ。シールを貼るだけで、自分では描けない繊細なネイルアートを実現できます。
また、忙しくてじっくりとペディキュアをしている余裕がないという場合には、通常のネイルよりも乾きの速い速乾性ネイルがぴったり。さまざまなネイルグッズを活用して、この夏はぜひ、サンダルとペディキュアのおしゃれを満喫してください」
Q
ペディキュアを楽しむために必要なことって?
A
まずは足自体をきれいに! かかとや爪の凸凹がケアされていないと老けて見えます。
ペディキュアを美しく見せるためには、まず足自体をきれいにすることが大切です。ガサガサしたかかと、凸凹の爪にペディキュアを塗っても、きれいに見えません。かかとのガサガサを解消するには、角質を除去して、保湿をすること。
爪の凸凹は爪用のヤスリを使って滑らかにします。爪は爪切りで切りっぱなしにすると、両端がとがって皮膚を刺激してしまうので、爪の両サイドは爪用のヤスリで滑らかに削ります。
なお、巻き爪で悩んでいる人は、自己流の処理をしないで、一度、専門家に診断してもらうことをおすすめします。
Q
どうしてもムラに…。上手に塗る方法が知りたい!
A
ハケを広げて、圧力を変えずにすっとワンストロークずつ塗るのが鉄則です。
爪の凸凹を整えて、表面がツルツルになったら、いよいよペディキュアを塗ります。きれいに塗るためには、まず、ネイルのハケを広げて、ボトルの縁でしごくようにしてネイルの量を調整します。そして、圧力を変えずにワンストロークずつ、すっと塗っていきます。
面倒くさいからといって、ハケに一度にたっぷりとネイルを取って、それを爪全体にのばそうとすると、どうしても厚いところと薄いところのムラができ、ネイルがはがれやすくなる原因にもなります。多少手間はかかりますが、ワンストロークずつ丁寧に塗っていきましょう。
Q
きれいに長もちさせるコツは?
A
最初に除光液で、油分と水分をふき取って。
せっかく塗ったペディキュアは、できるだけ長もちさせたいものですよね? 足の指は手の指よりも動かさないので、基本的にはマニキュアよりペディキュアのほうが長もちします。
ただし、ネイルをそのまま塗るだけはNG。まず、除光液で爪の余分な油分や水分をふき取り、爪の凸凹を滑らかにする効果のあるベースコートを全体に塗ります。
その後、ネイルを塗ったら、仕上げにトップコートを塗ります。トップコートを塗ることで、ネイルのツヤや色がキープされ、ネイルがはがれにくくなります。
uka for foot care
DATA
大阪府大阪市北区梅田3-1-3
LUCUA 1100(ルクア イーレ)B1 イセタン シューズ&バッグス内
☎06-6940-6103 10:00~21:00 不定休
次回は、ペディキュアを美しく見せるための、事前のフットケアについて渡邉さんに教えていただきます。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) 取材・原文/安部由津紀