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若々しい肌は「血管力」がカギ!? 生命美容科学という新常識

マドレーヌ

マドレーヌ

若い頃パリかぶれだったことから
このあだ名を拝命。
冷え性で365日、靴下着用。

血管力を上げて冷えも改善したい!

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今日は、「美しい肌」を『生命美容科学』の観点から研究している、花王 ヘルスビューティ研究所 上席主任研究員 グループリーダーの棚橋昌則さんに、「血管力」の大切さについてお話を伺ってきました。

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冷え性で肌が乾燥しがちな私は、深くうなずくことしきりの内容でしたよ。これからは私も血管力を鍛えなきゃ、と誓いました!

 

ところで

「血管力」

何やら気になるキーワードですね。

 

まずはこの動画をご覧ください。
同じ人の同じ箇所を撮影したもので、細い毛細血管でも、これだけ差がでる血流。

↑ 上が毛細血管の血流が少ない状態。下が毛細血管の血流が多い状態。(花王提供)

 

さて、睡眠不足だったり、疲れがたまっていたり、食生活が乱れていたりすると、とたんに肌の調子が悪くなりませんか?

肌も臓器の一部。肌の美しさは、明らかに身体のコンディションに影響しています。

 

これが「生命美容科学」の考え方。

花王は長年培ってきた「皮膚科学研究」と「健康科学研究」を融合し、身体全体の力で美肌を生み出す「生命美容科学研究」をスタートしたそうです。

 

その第1弾が血液循環です。

血液は、酸素や栄養分、免疫細胞などを体の隅々まで送り届け、また不要なものを回収する働きがあります。皮膚の下にある毛細血管も、ミクロのレベルで血液循環を行っています。血液は皮膚の細胞にとってもなくてはならないものですが、いつも一定には流れてはおらず、状況に応じて増えたり減ったりします。

PPT1

 

状況に応じて?

血液は頭を使う時は脳、運動した時は筋肉、食後は消化器、など、必要に応じて配分されています。また暑さ寒さなど環境の変化に応じても流れが調節されます。

PPT2

 

 

これは、血管が太さを変えて必要なところに流しているから。この

血流を調節する力=血管力

なのです。

 

緊張したりストレスがかかったりすると、手が冷たくなったりしませんか? それは、緊張することで交感神経が優位になって、血管が収縮し、血流が悪くなっているからです。

このような状態が続くことは、様々な場面で適切に血流を調節する妨げになります。

 

では、その血管力の測定方法をご紹介します。

PPT3

 

冷たい水に1分間手を浸した後、皮膚の温度の戻り方を見ることで、血管力を測定します。
水から出して室温で10分後、手の温度が高く戻る人ほど血管力が高いと判断します。これは、冷え性や自律神経、血液循環機能などの研究で用いられている指標です。

 

冷水から室温に環境が変わったのに応じて、血液の流れを調整する必要がありますが、血管力が低い人は、環境の変化にすぐには対応しにくいんですね。血管力、大事ですね!

 

 

次に、皮膚との関係を見ていきましょう。

PPT4-2

 

鱗屑(りんせつ)とは、いわゆる粉ふき肌。血管力が高い人と低い人を比較すると、低い人の方が冬に粉ふき肌の割合が高いという結果に。つまり、肌が荒れやすいということですね。確かに、血行がいいと、肌にうるおいがあるような気がします。

 

そうなると、なんとか血管力を上げたくなりますね!

 

 

お待たせしました。血管力を上げる2つの要素をご紹介します。

 

①「炭酸」

 

血管に作用し、血管力を上げると考えられます。
こちらが炭酸配合のスキンケア剤を8週間使った実験結果です。

PPT5

 

 

炭酸スキンケアを8週間使い続けると、<肌の血管力><肌の水分量>が
ともに改善されていることが分かります。

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使い続ける前後を比較したこちらの写真から、シワやかさつきがなくなり、滑らかな肌になったのがわかります。

 

 

②「クロロゲン酸」

これはあまり聞きなれないものですが、植物ポリフェノールの一種でコーヒーやなす、りんご、モロヘイヤなどに多く含まれます。
こちらはクロロゲン酸入りの飲料を2~4週間摂取した実験結果です。

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クロロゲン酸入り飲料を2週間摂取しつづけると、<肌の血管力><肌あれ>が改善していることが分かります。

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全身のかさついていた肌が滑らかになっていますね。

血管力により、肌のコンディションがこんなに変わるなんて驚き!

 

 

これからの美容は、血管力に注目ですね! 私も血管力アップを目指したい!

 

花王では、今後「生命美容科学」の考えのもと、からだの血液循環に引き続いて、神経系や炎症・免疫系、内分泌・代謝系へと研究を広げていくそうです。こちらも楽しみですよね。

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