スキンケアを、ただ潤すだけのものと思っていたらもったいない!エイジングの火種にアプローチするスキンケアに変えれば、若見え寿命は着実に延びます。
ナビゲートするのは
小田ユイコさん
Yuiko Oda
美容ジャーナリスト。30年にわたり、スキンケアとコスメの進化を取材。YouTube「小田会ビューティCHANNEL」も好評配信中
肌を構成する組織や細胞を活性化するのがカギ!
若見えを阻む肌トラブルは、肌の表皮、真皮のさまざまな部分で起こっている「エラー」。このエラーさえくい止めれば、老け見えに歯止めがかかります。
最新のスキンケアコスメは、エラーをキャッチして軌道修正するのが得意。もともとの正常な機能へと導くよう、肌の各所に「指令」を出してくれます。
最新コスメに頼り、朝晩のスキンケアでコツコツと指令を出し続けて、若見え寿命を延ばしましょう。
40代からは若見えを阻む原因が複合的に
- ●乾燥……おもに表皮に問題あり。表皮の細胞内の潤いが減り、細胞と細胞の間のバリア機能(細胞間脂質)が低下。
- ●シワ……真皮の弾力線維、コラーゲンやエラスチンが減って弱り、表情による肌の「折れ目」を押し戻せなくなります。
- ●シミ……紫外線や摩擦により、つねに炎症状態に。肌を守ろうとメラノサイトが働き、シミの元、メラニンを作り出します。
- ●くすみ……年齢とともに新陳代謝が滞り、古い角質が肌表面に残ったり、ストレスなどで血行不良になるのが原因。
- ●たるみ……真皮のコラーゲンやエラスチン、皮下組織の劣化で表皮を支えられなくなり、なだれ現象を起こします。
撮影/押尾健太郎 ヘア&メイク/鈴木京子 モデル/竹中友紀子 イラスト/長谷川まき 取材・原文/小田ユイコ