「うねる、広がる、ごわつく」髪が悩みというモデルの稲沢朋子さん(48歳)。計算された毛量調節とスタイリングで軽やかな仕上がりに。
“うねりと広がりを抑え、軽やかになびくヘルシーヘアに”
稲沢朋子さん モデル
モデル・稲沢朋子さんは「うねる、広がる、ごわつく」のが悩み!
48歳の稲沢さんは、毛量が多くて広がりやすいガンコな髪質。「年齢とともに部分的なうねりが強くなり、自分でも頑張らないと髪がまとまりません。顔まわりに白髪が多くてリタッチを繰り返したせいか、ごわついてツヤがなくなってきたのも悩み」と稲沢さん。約6年前にBEAUTRIUM(ビュートリアム)の美容師・川畑タケルさんに出会い、ずっとヘアデザインを任せているそう。「ふくらむところは削ぎ、足りないところは足すような計算されたカットで、ストレスがなくなりました。仕事でアレンジするときでも扱いやすいようにしてくれるんです」
稲沢さんのヘアケアはベーシック。撮影などで髪を酷使する分、普段は少しでも髪を休ませたいとナチュラル系のオールインワンシャンプーを愛用。うねって広がる髪は「ドライするときにベースをきちんと整え、扱いやすい状態にしています。生えグセを抑えるように根元を乾かし、表面はキューティクルに逆らわないよう、上から下に風を。髪は冷えるときに形がきまるので、最後は必ず冷風を当てています」
ヘアスタイリングをする前の素髪の状態。広がりやすいのが悩みだそう
これで解決!
計算された毛量調節とスタイリングでボリュームレスに
稲沢さんの髪は、軽くするとより広がるため、重さは残しつつ毛量を調節。顔まわりとトップにレイヤーを入れ、フォルムと毛流れを整えたカットです。この日、ヘア&メイクを担当した平元敬一さんによると、「根元が広がりやすいため、根元から中間まではストレートアイロンを通してボリュームダウン。毛先はカールアイロンを使い、曲線のニュアンスをプラスしています。軽めのオイルを表面になじませてパサつきを抑えている」そう。素髪風のナチュラルスタイルが素敵!
稲沢さんの感想
頑張って作ったドレッシーなヘアより、ブローしただけのようなスタイルが心地いいです。乾かすときにしっかりベースを整えておくと、シンプルなスタイリングだけできまるのがうれしい。アイロンの熱でツヤも出て、いい感じに!
こんな大人かわいいヘアアレンジも! まずストレートアイロンで毛先を外ハネに。根元から数㎝の広がりやすい部分には、内側からソフトワックスを塗布。毛先にはオイルをつけて、くしでコーミングを。前髪を横分けにしてサイドを耳にかけたタイトなストレートは、毛量があるからこそできるアレンジです
稲沢朋子さん
Tomoko Inazawa
モデル。1974年生まれ。晴れやかな笑顔とヘルシーな雰囲気が人気で、ファッション誌やイベントに引っ張りだこ。「OurAge」には初登場!
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/平元敬一 モデル/稲沢朋子 スタイリスト/程野祐子 取材・原文/斉藤裕子 取材協力/伊熊奈美