笑顔をつくること、楽しく会話をすること、バランスの良い食事をとることが首の老化防止につながる!? そのワケとは?
笑顔
血行・リンパの促進、ホルモン分泌に大事
マスク生活やステイホームで人との会話が減っています。口を動かす頻度が減ることは、首の老化にもつながります。
「口や舌を大きく動かすと、首の筋肉を使うので、血流やリンパの流れがよくなります。会話が減ると、これらが滞ることになるので、顔のむくみや首のたるみにつながります。
また、笑顔をつくることで、脳から幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。コロナ禍だからこそ笑顔を忘れずに! これ、とても大切です」(髙瀬聡子先生)
栄養
肌の老化対策には発酵食品を
老化を少しでもくい止めるためには、毎日の食事が大切です。
「積極的にとりたいのは、皮膚のターンオーバーを助ける納豆、漬け物、味噌などの発酵食品。
そして、ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物、きのこ類、素材の色素などに含まれるフィトケミカルなど、抗酸化・抗糖化作用のある食材。
皮膚や骨、体をつくるためには、肉、魚、豆類などの良質なタンパク質も必須です。これらを“バランスよくとる”ことを心がけましょう」(髙瀬聡子先生)
イラストの食材が毎日の食事に入っていることを意識して、メニューを決めるといいでしょう。加工食品は極力避けて、素材の味を大切にシンプルな味つけを心がけて
お話を伺ったのは
髙瀬聡子さん
Akiko Takase
1969年生まれ。ウォブクリニック中目黒総院長。皮膚科医。東京慈恵会医科大学附属病院勤務を経て、2003年にスキンケア化粧品「アンプルール」の研究開発に携わる。’07年より現職。丁寧でわかりやすいカウンセリングで、特に美容医療と薄毛治療に定評がある。雑誌やWEBサイト、テレビでも活躍
イラスト/かくたりかこ 構成・原文/山村浩子