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こばやし・ひろみ/美容家。大学卒業後、輸入業、翻訳や企業の通訳業などを経て美容研究家である母・照子と美・ファイン研究所を設立。身近な物を使ったアイデアあふれる美容法に定評があり、次々と生み出すことから「美の発明家」と評される。海外の美容情報にも精通しており、美の目利きとして雑誌、テレビなどさまざまなメディアで活躍中。
(左)
なかごめ・くり/美容エディター。大学卒業後、ショッピングセンターの宣伝・販売促進担当、化粧品会社のPR担当を経て現職に。OurAge連載「キャピッとトキメキ美容レポ」をはじめ、女性誌やウェブでビューティのページを企画・執筆。化粧品会社のウェブマガジン等でも活躍。「大人かわいいものが大好き」な乙女キャラで、コスメはコストパフォーマンスを重視。
40代、50代が気になる夏肌のざらつきやくすみ、
スクラブ洗顔で一掃しても大丈夫でしょうか?
小林 スクラブ洗顔は、やり続けなければOKだと思います。低刺激性の洗顔料を使って、週1~2回でしたら。それでトラブルが出ないか様子を見ていただきたいです。
中込 私は若いときにオイリー肌で、今は年齢とともに乾燥が気になるゆらぎ肌。角質だまりによるざらつきが現れやすいんです。こうしたときは、スクラブ洗顔ですっきりしたい派です。
小林 顔全体に?
中込 そうですね、顔全体をスクラブ洗顔しますけど、念入りにするのはフェイスラインとTゾーンです。
そんな中込久理さんのお気に入りスクラブ洗顔料は…

セルヴォーク カームブライトニング クリアゴマージュ 100g ¥3,850/セルヴォーク
肌のごわつきや毛穴詰まりをすっきり落とす、ジェル状のゴマージュ洗顔。
植物由来の洗浄成分からなるプルンとした感触の独自のフィトスクラブと炭の働きで、古い角質や毛穴の汚れをオフします。
オーガニック柚子水をベースに、90%が美容成分。洗い上がりはツルンとなめらかな、ワントーンアップした澄んだ肌に。
中込 セルヴォークのスクラブ洗顔料は、柔らかい感触のスクラブ剤入りで肌に刺激がないんです。洗ったあとは、ザラつきがなくなってツルすべ。

小林 スクラブ洗顔は皮脂汚れがたまりやすい小鼻とか、ざらつきが気になるあごまわりや首などに部分的に使うのもひとつの方法ですね。
中込 小林さんご自身はスクラブ洗顔料を使うのですか?
小林 私は角質ケアにはスクラブ洗顔料よりも、酵素洗顔料を使うことが多いです。酵素が古い角質や皮脂汚れを分解してくれて、肌を刺激せずに角質ケアできるので。
そんな小林ひろ美さんがおすすめする酵素洗顔料は…

スイサイ ビューティクリア <左>ブラック パウダーウォッシュ ¥1,980・<右>ゴールド パウダーウォッシュ ¥2,420(ともに32個入り、価格は編集部調べ)/カネボウ化粧品
タンパク質分解酵素のプロテアーゼと皮脂分解酵素のリパーゼを配合した、パウダー状の洗顔料。
通常の洗顔では落とせない角栓や毛穴の黒ずみ汚れ、古い角質と過剰な皮脂によるくすみ・ざらつきを分解しながら落とします。
炭とクレイを配合したブラックは、毛穴汚れやテカりが気になる肌に。ゴールドヒマワリ油などの保湿成分を配合したゴールドは、乾燥できめの乱れた肌に向きます。
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中込 私もsuisaiの酵素洗顔料、好きです。小林さんはどの種類を使いますか?
小林 私は若いときからずっと乾燥肌なのでゴールドかな。小鼻でしたらブラックが炭の吸着力もあって、毛穴の汚れや皮脂を優しくすっきりオフできて好きです。洗うたびになめらかで明るい、透明感あふれる肌に導いてくれて気分がいいですね。
中込 酵素洗顔料といえば、パパウォッシュも忘れちゃいけませんよね。今でこそ酵素洗顔料はいろいろありますけど、私が酵素洗顔料の存在を知ったのはパパウォッシュでした。
小林 本当、ずっと昔からありますよね!

パパウォッシュ ビタリッチ 60g ¥3,080/イー・エス・エス
パパイン酵素と3種のビタミンC配合で、大人の毛穴悩みにアプローチする酵素洗顔パウダー。
水に溶かすと酵素が活性化し、角栓や黒ずみの原因になる古い角質を分解しながら、酸化皮脂などの蓄積汚れも落とせます。
3種のビタミンCが毛穴まわりの肌を引き締めてハリ感をもたらし、たるみやメラニンなどによる毛穴目立ちをトータルケア。
グレープフルーツにハーブとカシスをアクセントにしたフレッシュシトラスの香りです。
中込 新しいパパウォッシュは大人の肌悩みが考慮されているし、長く愛されているブランドなので信頼感もあります。洗い上がりのキュッとした肌感触も気持ちいい。
小林 スクラブ洗顔料や酵素洗顔は、いずれを使うにしても肌をリニューアルするためのもの。乱れたターンオーバーを戻せるので、大人の肌には有効なケアですね。
ツルンとクリアな肌に導ける、スクラブ洗顔料や酵素洗顔料。夏肌のくすみやざらつきの対策として、定期的に取り入れるのがおすすめです。
でも、気持ちのよさで続けたくなるケアだけに、使いすぎはトラブルを招く原因に。強くこすらず、肌の状態に合わせて使いすぎないことにも気をつけてください。
撮影/横山翔平(t.cube)<人物> ヘア&メイク/広瀬あつこ スタイリスト/程野祐子(小林さん分・スタイリスト私物) 取材・文/中込久理


