ロシアW杯でも活躍した、クリスティアーノ・ロナウド選手の鍛え抜かれたボディに釘付けになるこのポスター。
皆さんもご覧になったことがあるのでは?EMSトレーニング・ギア「SIXPAD(シックスパッド)」のポスターです。
EMSとは、筋電気刺激(Electorical Musle Stimulation)のこと。通常は脳から信号が送られることで動く筋肉を、電気刺激によって筋肉を動かすというものです。
今から約20年近く前に「巻くだけで運動したことに!」なんて触れ込みでTV通販などにEMSベルトが登場し、一時期ブームになりましたよね。当時、私(ライターM/52歳)も商店街で見つけた激安商品を購入してみたものの、鍛える効果を実感するどころか数回使っただけで壊れた経験が…。
でも、SIXPADはそんなまやかしのものとはまったく次元が違います!EMSのトレーニング効果について40年以上も前から研究している京都大学 名誉教授の森谷敏夫先生のEMS理論を軸に開発されているんです。
運動生理学、運動医科学を専門する森谷先生は、今まで国際電気生理運動学会や日本体力医学会など多数の学会で理事・評議員を歴任。200本以上の論文を発表し、『やせられないのは自律神経が原因だった!』(青春出版社)など著書も多数執筆されています。
スクリーンには森谷先生の写真が映し出されました。何と、1950年生まれだそう。68歳でこの肉体ってすごくないですか!?
「僕の体脂肪は9.8%。20歳の頃から変わっていないんです」
ステージから降り、右へ左へ、時には走ったりと常に動き回りながら話す森谷先生。写真がブレてしまいました(汗)
「僕は1日3000Kcal食べていますが、こうやって朝から晩まで動いているから太らないんです。今どきは、ヤセたいとなると“野菜を先に食べる”だとか “糖質カット”だとか、摂取カロリーを減らすことばかり考えて貧しい食事になっている。その結果が
摂取カロリーは減っているのに、太った人が増えている
という現状です。それは何故なのか、きちんと考えて欲しいんです」
体重は少なくても体脂肪率が高い人、つまり隠れ肥満の傾向にある人も多い、と森谷先生。低炭水化物の食事が浸透しているのが問題だと力説します。
「極端な食事制限をして“2キロ減ったの〜♡”なんて喜んでいる人がいたりしますが、脂肪が2キロも減ったら体にハッキリと変化が現れるはず。なのにまわりに気づかれないのは、ヤセたのではなく体から水分が出ただけ。だから食事を元に戻せば体重もすぐ元通り。それどころか、筋肉が減って基礎代謝量も減って、ヤセにくい体が出来上がります。栄養不十分な食事で、低体温にもなってしまう。それこそ
水の泡ダイエット
なんです」
水が減っただけの「水の泡ダイエット」…。この表現に思わず「うまいっ!」と笑いそうになりましたが、笑ってる場合じゃないですよね。次のページに続きます。
「ヤセたい」「健康でいたい」そのためには、食事を減らすのではなく運動することの大切さを見直して欲しい、と森谷先生。
「筋肉を使わずに衰えさせる一方だと、将来は介護が必要な体になってしまいます。ヤセたいなら体を動かすこと。最近NEAT(ニート)※が注目されています。立ったり座ったりという動作で使われるエネルギーは、実は1日のカロリー消費の約4割を占めています。普段から体を動かすようにすることで、その積み重ねが大きな差を生みます」
※Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)の略で、日常生活の中でエネルギーを消費する運動以外の動作のこと
レクチャー中、これほどまでに動き回るのはNEATを実践していた?とメモをして顔を上げると、「太っている人は座っている時間が長い!」と熱く語る森谷先生がまさに私の目の前に!目が合ったときには、このまま座ってていいものか、立ち上がるべきなのかドキドキしてしまいました(汗)
運動を続けると自律神経が整ってくる
と森谷先生はさらに続けます。
「交感神経が脂肪燃焼や食欲をコントロールしていますから、自律神経のメリハリは肥満対策になるんです。“運動をする時間がない”という人は、エレベーターではなく階段を使ってください!」
そしてもうひとつ、おすすめなのが森谷先生によるEMS理論を軸に作られたトレーニング・ギアSIXPADです。
会場にはSIXPADを付けたモデルさんの姿が!ひゃ〜。引き締まった理想的なボディですよ。カッコイイですねぇ。
腹筋を中心に鍛える「Abs Fit 2」やウエストや腕、脚など気になる部位を効率的に鍛える「Body Fit 2」、そしてお腹周り用、腕用などEMSトレーニング・ギアは全5種類。品名に「2」が付いているのは、IOT※で進化したから。Bluetoothに対応し、スマートフォンと接続して操作やトレーニングの可視化などが可能になったのです。そのほか、筋肉の活動レベルを上げるトレーニングスーツや筋力アップをサポートするサプリメントもあります。
※Internet of Thingsの略で、インターネットにものを接続すること
さて、このトレーニング・ギアの優れた点とは?次のページに続きます。
筋肉には大きく分けると遅筋と速筋があります。速筋は発達しやすく、見た目の印象を左右するボディの引き締めに繋がりやすいのですが、息が切れるような強度な負荷をかけないと刺激できないのが難点。その点
低い負荷でも速筋を優先的に鍛えられるのがEMS
の大きな特徴。SIXPADは筋肉を効率的にトレーニングできる周波数「20Hz」を採用しています。筋肉が発達するメカニズムに着目し、複数の周波数を比較・検証してきた森谷先生のEMS理論により導かれた数値なのだそう。「運動はニガテ」「時間がない」という人も、これを身に付けることで、読書タイムも家事をしながらでも効率的なトレーニングが可能になるというわけです。
◆代官山にSIXPADのトレーニング・ジムもオープン!
EMS×動作でさらに全身同時に鍛える近未来型EMSトレーニング・ジム「SIXPAD STATION」が6月にオープンしました。
こちらがトレーニングスペースです。
全身の筋肉を同時に鍛えるEMSフルボディスーツを身に付けてのトレーニングはわずか15分!デジタルトレーニングミラーで自身のトレーニングフォームと意識すべき筋肉を確認しながら行います。ミラーに映る姿から骨格の詳細な情報を分析することで、一人ひとりに適したフォームに誘導してくれるのだそう。まさに近未来型ですね!
トライアル(初回体験)は税別3,000円(2018年6月現在)。まずはSIXPADを購入するか、トレーニングの効果を「SIXPAD STATION」で体感してからにするか、私もワクワクしながら悩み中です!