神田駅から徒歩3分。9月27日(木)にオープンしたばかりの「サスティナブルキッチンROSY」に行ってきました!
昭和時代はふとん屋さんだったという築60年の古民家をリノベーションしたお店です。
店名に付けられた “サスティナブル” とは、「持続可能」という意味。契約農家直送の農薬・化学肥料不使用のオーガニック食材を使った料理や、直輸入した自然派ワインなどを用意しています。
さらに、調理には有害物質を出さないベルギー発のフライパン「グリーンパン」、スタッフのエプロンは廃棄予定の野菜を染料にして染めたという「フードテキスタイル」素材を採用と、料理だけでなく、隅から隅まで環境・人・健康に配慮したエシカルなレストランなんです。
「ファッションではエシカルが注目されてきたものの、食に関してとなると、日本はまだまだ意識が低いのが現状です」とは、代表の森敏(さとし)さん。
そんな森さんがお手本としたのが、6年間行き来しているという、アメリカ・オレゴン州のポートランド。豊かな自然と都市が調和し、サスティナビリティに力を入れた街づくりが世界中から注目されています。
「自分たちは未来にどんな食文化を残すのか? ポートランドの食に対する考え方を日本でも展開していきたいという思いから、このお店をオープンさせました」
次のページで、店内やお料理をご紹介します!
DIYで仕上げたという漆喰の壁に国産の無垢材を使用したテーブル、アンティークランプと、どこか懐かしさを感じさせる店内。全面ガラス張りの入り口はフルオープンにも出来る仕様となっています。
ランチタイムは3つのメニューを用意。写真は「4種のデリランチ」。グリーンサラダに野菜のデリ3種、メインのデリ1種、自家製天然酵母パンで¥1,100。※価格は税別、以下同
天然酵母のパンは、その日の分を毎日店内で焼いているのだそう。オーガニック小麦を使用しており、嚙むほどに旨みを感じる美味しさです。
プラス¥300でオーガニックのコーヒーや紅茶、ジュースなどのドリンク、もしくは日替わりのミニデザート付きに、ドリンク&デザートセットはプラス¥500です。
写真はどちらもランチセットのメニューではないのですが、超オススメの「オーガニックザクロソーダ」(¥500)と「関塚農場 平飼いのプリン」(¥480)。プリンの素材は、葡萄の絞りかすをエサにした鶏の卵。環境や動物の生態系に影響を及ぼすプラスチック容器やストローは使わないとのこだわりから、ジュースのストローはステンレス製です。
次のページで、ディナーメニューをご紹介します。
ディナータイムになると、店内はグンと落ち着いた雰囲気に。
こちらは、「サスティナブル野菜のディップサラダ」(¥1,200)。10種ほどのフレッシュな野菜を、焼いたり蒸したりと野菜に合った調理をして盛り合わせています。手前のムースも玉ねぎやパプリカなどの野菜で作ったもので、野菜の旬によって内容が変わります。
「北海道産大豆とビーツのフムス」(¥480)。中東の伝統料理をアレンジし、ひよこ豆ではなく大豆を使用。野菜やパンにディップしていただきます。
メニューを見ると、ディップサラダにはベジタリアン対応の人参マーク、フムスにはビーガン対応の葉っぱマークが付いていました。
東京オリンピックまであと2年。インバウンド対応としても、こういったベジタリアンやビーガンの人も美味しく食べられるメニューは今後ますます増えそうですよね。
鶏に豚、牛と素材にこだわったお肉料理もあります。こちらは「九十九里オーシャンスタービーフ タリアータ」(¥2,800)。グリルで焼いたサシ(脂)がきめ細かなイチボで、口に入れた途端とろけました?
お料理とのマリアージュが楽しめるお酒もいろいろ。「ROADS END」は国内ではここでしか飲めないポートランド直輸入のオーガニックワイン。飲むほどにCO2を減らすというアウトドアブランド「パタゴニア」のビールもあります。
環境や身体に優しい、オーガニック料理とドリンクが豊富に揃う「サスティナブルキッチンROSY」。あなたも早速、訪れてみては?