こんにちはー。みなさーん。
ふみっちーは今日は、伊勢市にやってまいりましたっ!!
お伊勢詣りに来たのか、ですって?ブブー、ザンネン、ハズレです。
伊勢といえば、もうひとつ、忘れちゃいけないことがありませんか?
そう、
伊勢志摩サミットが2016年5月26・27日に開催されるのです!
欧米の、文字通りトップ・オブ・トップが来日、もちろんスタッフや取材メディアなども集まり、世界中から注目される2日間。当然、伊勢市としては粗相があってはなりません。様々な角度から安全対策、研修などを行なって、綿密に準備中。そして今日は特に
食品衛生セミナーが開催されました!
伊勢市といえば、おいしいものがいっぱい♪
地名がその名の起源とされるイセエビをはじめ、数々の海の幸、名物「赤福」、伊勢うどん、てこね寿司…。長い歴史を持つ伊勢市には、 昔から多くの旅人が訪れ、独特の豊かな食文化をはぐくんできました。もちろん、今回のサミットでも世界のトップセレブに「おもてなし」、したいですよね。しかし!
初夏といえば、要注意なのが食中毒
蒸し暑く、いちばん気になる季節です。ということで特に伊勢市の飲食店経営者に向けて行なわれた衛生セミナー、ふみっちーは飲食店経営はしていませんが、衛生についてキチンと勉強したく、取材にきたわけです。
さて、まずは下のグラフに注目してください。
これは食中毒の「病原体別患者数」の年ごとの推移をグラフ化したものです。
ブルーの線が圧倒的に多いですよね、実はこのブルーの線は……
ノロウィルスの罹患者数なのです。
圧倒的に多いですよね。昔だったら食中毒といえば、サルモネラ属菌とか大腸菌とか、いわゆる「細菌」に感染するのが主な原因だったのですが、今では患者数の半数がノロウィルス感染だそう。そしてよくニュースでも耳にするように、ノロウィルス感染は、起きると規模が大きくなることが特徴的。「70名ノロウィルス感染で学校閉鎖」なんてニュース、ありましたよね。
「でもノロウィルスの流行って、冬が多いんじゃないの?」
そう思ったあなた、ブブー、ザンネンながらハズレなのです。2014年末ごろからノロウィルスには新型が発生し、冬以外でも食中毒事故が起きています。
「有効なワクチンや特効薬がない。そして冷蔵庫に入れると、2,3カ月は生きているほど生命力が強いのです」と愛知医科大学 客員教授の西尾治さんは指摘します。
「ノロウィルスのような病原微生物は、食品の中で増えなくても、食品に“くっついた”だけで食中毒を起こします。なので、食中毒予防の3原則は次の3つになります」とは、公益社団法人 日本食品衛生協会の丸山務さん。その3か条とはコレです!
「つけない」
「増やさない」
「殺す」
なるほどー。特に「つけない」ことが重要だそう。なぜなら「増やさない」「殺す」はついてしまった後の対策だから。とにかく「つけない」ことが第一。ここで有効なのが、やっぱり手洗いなのです。
さて、ここで実験タイムです。使用するのはコチラ!!
↓↓
これ、なんだかわかりますか?「手洗いチェッカー」とありますね。このポンプを押して液体を手にぬり、ランプの下で見ると、特殊なライトに照らされて液体が光ります。それを手の汚れに見立て、手洗いの後に手をかざすと、手洗いが不十分な部分が光り、自分の手の汚れ具合がわかるというもの。
では実験結果を見てみましょう。
チャレンジするのはおそらくOurAge世代とおぼしき男性です。
<Before>
手のひらと、手首のあたりが白くなっているのがわかりますか?ここが汚れている箇所。特に手のひらは真っ白ですよね。
では実際に手を洗っていただいて…「いつもの倍は洗ろたでー」と、この男性は自信マンマンで戻ってきました。では、汚れの落ち具合は?
<After>
関節のあたりが白く光っていますね。
爪、親指、甲の中央などが光っています。
「ええー、あんなに洗ろたのに…」と男性はショックそう。うーん、汚れって本当に手ごわいんだ、とふみっちーも実感しました。
プロの飲食関係者ではないとはいえ、家族のために調理をすることはみなさんも多いはず。特に小さなお子さんのために作る人は、細心のうえに細心の注意を払って、手を洗ったほうがいいかもしれません。
ここで「手洗い雑学クイズ」を2つ。
まずは第1問。
「利き手ほど洗えない」。〇か×か?
続いて、第2問。
「時間をかけた1回の手洗いよりも 短時間の2回手洗いの方が有効」。〇か×か?
正解は…
第1問 → 〇
第2問 → 〇
でした。
そうですよね、利き手はやっぱり意識して洗わないと、おろそかになってしまうし、1回の丁寧な手洗いよりも、短時間でも2回洗ってしっかりすすぐ方が効果がでるそう。
最後に、この衛生セミナーを主催、「手洗いチェッカー」などを提供した、“世界の「衛生・環境・健康」に貢献する会社”サラヤより、「まとめ」です。
みなさんも、もう一度自分の「手洗い」、見直してみませんか?
※伊勢志摩サミット
※サラヤ 公式ホームページ