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遅い時間の食事で太るのは、肥満タンパクのせいだった!

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。
ハーバード大学医学部内科客員教授、ブリュッセル自由大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、ミラノ大学客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。
世界で活躍する気鋭の医学博士。

 

いし しばらくぶりです。ぐうたらライターのいしまるこです。

今週からは根来先生に老けない食事について教えていただきます。

 

根来 しばらくぶりです、いしまるこさん。以前、体内時計は
朝の光でリセットされるとお話しましたが、覚えていますか?

 

いし YES! アンチエイジングホルモン講座第3回
「朝の太陽が眠りのリズムを整える」の巻でお聞きしましたね。

 

根来 That’s right! 体内時計は食事によっても調整されるんですよ。

 

いし まさに腹時計ですね!

 

根来 はい。朝日を浴びてから1時間以内に朝食を摂ると、
体が地球に合ったリズムで動き始めます。

 

いし 朝7時に起きたら8時までに朝食を摂ればいいんですね。

 

根来 ハーバードでは朝8時開始の教授会は普通ですが、果物やサラダ、
ヨーグルトなどひと通り準備されていて、〝ベーグルミーティング〟
と呼ばれているんですよ。

 

いし ステキです〜。

根来先生

根来 朝8時までに朝食を食べると、自然と正午くらいにお腹がすいてきます。そして、夕方6〜7時に夕食を摂るのが理想的。

 

いし はやっ。

 

根来 というのも、夜は朝までの飢餓状態に備えて〝肥満タンパク〟
が増えるんですよ。

 

いし 肥満タンパク!?

 

根来 体内時計をコントロールする〝ビーマル1〟という時計遺伝子によって作られるタンパクなのですが、脂肪合成を促し、体を脂肪貯め込みモードにします。

 

いし 同じカロリーでも昼より夜食べるほうが脂肪になりやすいのは
ビーマル1のせいなのですね!

ビーマル1増加推移グラフ

マウスを使い脂肪合成にかかわる時計遺伝子ビーマル1の脂肪組織中の量を調べた実験では夜10時頃から午前2時頃にかけてビーマル1が激増。午前2時以降は徐々に減っていき、昼の2時から4時頃に最も減少。昼2時と夜10時では20倍もの差が。出典/榛葉繁紀(日本大学薬学部准教授)

 

 

 

 

根来 あと、睡眠中は〝コルチゾール〟というホルモンが余分な脂肪を分解してくれているのですが、遅い時間に食事をすると血中に十分栄養があるため体脂肪が使われず、〝寝ながらダイエット〟の恩恵が受けられなくなります。

 

いし それはもったいない!!

 

根来 ですから遅くとも夜9時までには夕食をすませて。寝るのが遅くなりそうなときは、夕方6時までに主食を食べて、8時以降におかずを食べる分食がおすすめです。

 

いし 夜食にラーメンなんて厳禁ですね。

 

根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!
根来先生

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

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