大切なエネルギー源「脂肪酸」のヒミツ ③

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美容外科・美容皮膚科の「青山エルクリニック」院長。(社)日本形成外科学会専門医。(社)日本アンチエイジングフード協会理事。サーマクール専門医、ペレヴェトレーニングドクター。体の内側のコンディションを整えながら、美しさを導くことをモットーとし、最新の美容治療マシンや各種先端治療を取り入れている。

 

ムック『MyAge』で、アラフィフ世代の素敵な女医が美しく健康でいるための秘訣を伝授する「S-Joy~素敵女医~」シリーズの第1回からのメンバー。

本誌にて好評連載中の「S-Joy~素敵女医~」シリーズ。
『MyAge 2015 Autumn/Winter号』の「体が悲鳴を上げたとき、素敵女医の駆け込みプレイスはここ!」にもご登場いただいている、「青山エルクリニック」の杉野宏子院長にお話をうかがうこの連載。
今回は「飽和脂肪酸」について解説していただきます。

 

 

こんにちは、杉野宏子です。
前々回、「飽和脂肪酸」がエネルギー源として重要な脂肪酸であるということを説明しました。今回はもう少し詳しく、飽和脂肪酸の持つ特徴についてお話しをしていきたいと思います。

 

 

飽和脂肪酸は、炭素を結ぶ鎖の数によって「長鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」「短鎖脂肪酸」の3つに分類できます。それぞれに特徴や効能あるので、できるだけ偏らないように摂取しましょう。

 

3

 

<短鎖脂肪酸>
・炭素数6個以下・・・短鎖脂肪酸(酢酸、バター、チーズ、牛乳など)
・腸内の食物繊維を乳酸菌が触媒して、発酵する段階で短鎖脂肪酸が産生されることが多い。
・エネルギー代謝を促進させる効果がある。
・鉄分、カルシウム、マグネシウムの吸収力を高める効果がある。
・ケトン体を作り、興奮状態にある交感神経を抑制する効果がある。

 

 

<中鎖脂肪酸>
・炭素数7~10個・・・中鎖脂肪酸(ココナッツオイル、バター、パームオイル、牛乳など)
・すばやい消化吸収能力を持ち、消化酵素や胆汁酸の力を借りなくても消化されるため、体に負担をかけずに効率よくエネルギー源になる。
・脂肪の燃焼を助け、体脂肪や内臓脂肪、体重などを減らす効果がある。
・コレステロール値の上昇や心筋梗塞、動脈硬化などのリスクを減らす効果がある。
・抗酸化力が高いためアンチエイジング効果が期待できる。

 

 

<長鎖脂肪酸>
・炭素数11個以上・・・長鎖脂肪酸(魚油、牛脂、豚脂、ラード、大豆油、コーン油、オリーブオイルなど)
・一般的な食用油の多くが長鎖脂肪酸。
・体内で固まりやすい傾向があり、代謝が良くない人が摂ると体内蓄積しやすくなることもあるため、バランスを考えて摂りたい。

 

以前は、動物性脂肪が増えすぎると動脈硬化の原因になると敬遠されてきました。
しかしその後、動脈硬化は糖化により血管が傷つくことが主原因だと分かってきたため、現在は飽和脂肪酸の重要性が見直されています。

 

 

なかでも糖質制限を実践している人は、脂肪を摂らないとエネルギー不足になり、筋肉を減らしてしまう原因にもなります。
良質の飽和脂肪酸を摂取して、しっかり体を動かすことが大切です。

 

フレンチ ラムチョップ

 

写真は、ある日の私の糖質制限ディナー。この日はラムをいただきました。

糖質制限では、良質のたんぱく質と脂肪の摂取が欠かせません。もちろん野菜もしっかり食べます。

 

杉野先生のアンチエイジングジュースのレシピは、次ページに!

 

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