気になる「目」の不調について、Part1~4の大特集でお届けしています。
Part 3
「見えやすい」「快適」と愛用者増加中!?
詳しく知りたい!
「遠近両用コンタクトレンズ」
老眼対策はメガネだけでなく、遠近両用コンタクトレンズという選択肢があります。
上手に使いこなせば、新しい世界が開けそうです。
賢い人は遠近両用コンタクトを上手に使っている
ここでは、TPOにより遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡を使い分けている3人の、事情と感想をレポート!
今回は、仕事やシーンによって使い分けをしている、イラストレーター&ソムリエールの中野久美子さんです。
仕事の内容やシーンによって
使い分けが必須!
中野久美子さん
( イラストレーター&ソムリエール・55 歳)
イラストレーターとして活躍するかたわら、
リカーショップでソムリエールの仕事にも従事
ソムリエールの仕事では
遠近両用コンタクトが活躍
ずっと近視用のコンタクトを愛用していましたが、老眼が始まってからは、必要に応じて、コンタクトの上から老眼鏡をかけていたという中野さん。イラストレーターのほかに、ソムリエールでもあります。
「不便を感じるのは、仕事のとき。ラベルの小さな文字を見たり、澱(おり)の状態を確認するときは老眼鏡が手放せませんでした。そんなわずらわしさから解放されたいと、遠近両用コンタクトを試してみたら、これがなかなか快適。特に接客のときは、いちいちメガネをかけたりはずしたりしなくてすむので、すごく楽になりました」
今では、家にこもって一日イラストを描くときは遠近両用メガネ。細かい作業のときは、すごく近づけば見えるので裸眼で。ソムリエールの仕事のときは遠近両用コンタクトと使い分け。
「遠近両用コンタクトをつけていると、電車の中で本を読むときも、メガネを出したりしまったりしなくていい。小さいことですが、そういうことが楽ですね。先日歌舞伎を鑑賞したのですが、舞台も手元のパンフレットもよく見え、すごく快適でした」
次回からは、初めての遠近両用コンタクトの基本的なことについて、Q&A形式でご紹介していきます。
イラスト/中野久美子 取材・原文/山村浩子