大西結花さんのダイエットチャレンジ2回目は健康と栄養についてご紹介。ただのカロリー制限では脂肪は燃えない、栄養はどれが欠けてもダメなのだとか。効率の良いダイエットのための食事の知識、しっかり身につけましょう!
アラフィフダイエットの
オキテ2
健康と栄養の正しい
知識を身につける
自分では正しいと思っていた食事も、専門家の目から見ればすぐにNGな点が判明! ご多分に漏れず大西さんも…
「必要な栄養をその日のうちに」がキャッチフレーズ。「昨日お肉を食べたから今日はなくてもいい、なんて考えてました。毎日が大事なんですね」。この日を境に本当に変わりました
自己流の糖質制限では
痩せなくて当たり前
大西さんは数年前からすでに、低糖質な食事を心がけていました。主食は少なめ、タンパク質をできるだけとる。最近多く見かける、ブランパンなどの低糖質食品もよく利用して。実はそれでもなかなか痩せないことに悩んでいたのです。
ダイエット前に、大西さんの食生活をチェックしてくれたのは、管理栄養士の麻生れいみ先生。正しい糖質制限やケトジェニックダイエットの指導で、右に出る者はいません。10日間分の大西さんの食事記録(アラフィフダイエットのオキテ5 ・後日アップ予定)を見た麻生先生。「確かに低糖質ではあるけれど、かなり栄養不足! 食物繊維もビタミン、ミネラルもまったく足りていません。全体的に加工食品に頼りすぎです。タンパク質も炭水化物もなるべく自然のものからとりましょう。栄養はどれが欠けてもダメ。栄養が足りていなければ、いくら低糖質でも脂肪がエネルギーに変わることは永遠にないの。そして重要なことは、低糖質食ではカロリー計算は忘れてね!」
マシンガンのように次々に繰り出されるアドバイスに、大西さんタジタジ。麻生先生が指導するのは「脂肪を燃やすための低糖質な食事法」。糖質を控えたうえで、大切なことは大きく3つです。
①タンパク質は1日約60g以上(肉や魚に換算して合計300g以上)
②食物繊維は20gを目安に(野菜・きのこ・海藻で400g程度)
③オメガ3脂肪酸を1.6g程度(亜麻仁油やえごま油を大さじ1)
麻生れいみさん
Reimi Aso
1964年生まれ。管理栄養士。企業の特定保健指導・栄養相談を務めるかたわら、病院の臨床研究において栄養療法を監修。ダイエット指導はこれまで約6,000人以上。その他、飲食店メニュー開発、調理指導、フードコーディネート、講演など活動は多岐にわたり、レシピ本の著書多数
「ただのカロリー制限では脂肪は燃えない。糖質は控えても栄養はたくさんとる! が正しいの」(麻生先生)
次のページでは1日に必要な野菜の量などをご紹介。
1日に必要な野菜の量は?
「野菜はたくさん食べてます」のはずが、実際は1日合計でたった153g
食物繊維20gをとるには、きのこ・海藻・野菜で400g。かなりの量!
ダイエット失敗の原因
「〜すぎ」ワースト10
● 野菜・食物繊維を食べなさすぎ
● タンパク質・脂質が足りなさすぎ
● 低糖質食品(低糖質パン・低糖質おやつ
など)だからと安心して食べすぎ
● 添加物の多い加工食品のとりすぎ
● ナッツや乳製品の食べすぎ
● お酒飲みすぎ・外食多すぎ
● よく嚙まなさすぎ
● カロリーを気にしすぎ
● 歩かなさすぎ・動かなさすぎ
● 睡眠時間が少なすぎ
足りない栄養は
サプリメントで補う!
大西さんを支えた
ドクターズサプリ
[上]必須ミネラルのカルシウム&マグネシウムを効率よく摂取。CaMg300(カルマグ300)180錠 ¥4,000
[ 下]日本人に不足しがちな亜鉛、ビタミンB群、ビオチン、ビタミンAなどを最適配合したサプリ。newBasic 90カプセル ¥10,000/日本機能性医学研究所(☎03-6427-7654)
◆大西結花
Yuka Onishi
1968年生まれ。女優・歌手。’84年、ドラマ「家族の晩餐」でデビュー。’86年、ドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」で一躍注目の的に。以降、女優、歌手、タレントとして活躍。最近は温泉ソムリエとしての活動も。今年7月に50歳に。
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Twitter http://twitter.com/yuka_onishi
次回は「アラフィフダイエットのオキテ3、ウォーキング」についてご紹介します。
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/NATSU スタイリスト/日置 彩 構成・原文/蓮見則子