HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/doctor/223887/

毎日実践!老廃物を一掃し、内部環境を改善するリンパ呼吸法とは?

根来秀行

根来秀行

1967年、東京都生まれ。医師、医学博士。この連載から生まれた『ハーバード&ソルボンヌ大学 Dr.根来の特別授業 病まないための細胞呼吸レッスン』『ハーバード&パリ大学 根来教授の特別授業 「毛細血管」は増やすが勝ち!』(いずれも集英社)が好評発売中。ハーバード大学医学部客員教授(Harvard PKD Center Collaborator, Visiting Professor)、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、信州大学特任教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界の最先端で臨床・研究・医学教育にあたる。

記事一覧を見る

「夜、リンパ呼吸法をすると毎朝、ほんまに体が軽いんです。眠りの質が上がって、目覚めがものすごくいい」と、根来秀行先生と10年来のお付きあいの名越康文先生も毎日実践しているのが、リンパ呼吸法。根来先生が紹介するこの呼吸法で、細胞を取り巻く内部環境がクリーンに!

 

名越康文さん
Yasufumi Nakoshi

1960年生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など、さまざまな分野で活躍中。著書に『「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』(夜間飛行)、『生きるのが“ふっと”楽になる13のことば』(朝日新聞出版)、『精神科医が教える 良質読書』(かんき出版)など。夜間飛行よりメールマガジン「生きるための対話」、通信講座「名越式性格分類ゼミ(通信講座版)」配信中

 

効かせるのは「乳び槽」!

 

横隔膜の近くには乳び槽という、全身の約8割のリンパ液が通る場所があります。老廃物がたまっていないときは、小指ほどの大きさですが、老廃物がたまってくると、こぶし大くらいにふくらみます。

 

 

How to リンパ呼吸法

乳び槽に程よい圧をかけ、リンパの流れをスムーズにする呼吸法。背中を床につけると胸が動きにくくなるので、自然と腹式呼吸に。あお向けで膝を立てて行うことで、重力の影響を受けず、乳び槽にしっかり効かせられます。床についてから、自分が心地よく感じるだけ行い、そのまま入眠しても大丈夫。寝ている間に体のゴミが一掃され、細胞を取り巻く内部環境がクリーンに!

あお向けに寝て膝を立て、胸とお腹(乳び槽のあたり)に手を置きます。息を軽く吐き出してから、鼻から息を吸い込みます。無理にお腹をふくらませようとせず、入ってくる息にまかせ、お腹がふくらみ手が押されるのを感じて。胸の上に置いた手はあまり動きません

お腹の力を緩め、鼻から息を吐きます。お腹がへこむのを手で確かめながら、細く長くゆっくりと、同じペースで息を吐いていきます

 

 

参考書はコレ!

ハーバード&ソルボンヌ大学 Dr.根来の特別授業病まないための細胞呼吸レッスン

根来秀行 著/集英社 1,300円

新型コロナ対策としても知っておきたい細胞の仕組みや、免疫力を高めて病まない心と体に導き、体の潜在能力を引き出すメソッドが満載。青山学院大学駅伝競走チームの選手や原晋監督も実践して、今年の箱根駅伝の優勝に貢献。全身の細胞に効く一冊です。

 

 

撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン 構成・原文/石丸久美子

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第113回/『鬼滅の刃』の呼吸法は、まさに細胞呼吸です!/根来秀行さん×名越康文さん「体年齢…

次の記事>

次の記事>
第115回/鼻歌で深い呼吸が身につく! /Dr.根来の体内向上プロジェクト

この連載の最新記事

「瞑想」でストレス軽減、長寿遺伝子が活性化して寿命も延ばせる!?/根来秀行教授×高野山大学・松長潤慶副学長「密教の瞑想を医学する」

第162回/「瞑想」でストレス軽減、長寿遺伝子が活性化して寿命も延ばせる!?/根来秀行教授×高野山大学・松長潤慶副学長「密教の瞑想を医学する」

あなたの「慢性炎症」度は?「慢性炎症」を抑える対策は?/根来秀行教授「慢性炎症が万病のもと」

第161回/あなたの「慢性炎症」度は?「慢性炎症」を抑える対策は?/根来秀行教授「慢性炎症が万病のもと」

コロナ感染で細胞が老化し「慢性炎症」を拡大させる!? 負のループの鍵は毛細血管/根来秀行教授「慢性炎症が万病のもと」

第160回/コロナ感染で細胞が老化し「慢性炎症」を拡大させる!? 負のループの鍵は毛細血管/根来秀行教授「慢性炎症が万病のもと」

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル