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欧米では常識になりつつある子宮頸がん検診の「HPV検査」とは?

新たな子宮頸がん対策「HPV検査」について婦人科腫瘍専門医の宮城悦子さんに聞きました。

 

欧米では常識になりつつある子宮頸がん検診「HPV検査」とは?

「現在、日本で子宮頸がん検診として推奨されているのは『細胞診』です。『20歳から2年に1回の医師採取による細胞診』で、子宮頸がんを減少させる効果が証明されています。一方、欧米で一般的になりつつあるのが『HPV検査』です」。

 

HPV検査は、細胞診と同じように子宮頸部から専用器具で採取して、HPVに感染しているかどうかを調べる検査。日本でも一部の婦人科クリニックや人間ドックなどで行うことができます。陰性ならば検査間隔は5年に1回でよく、発見率も高いとされています。

 

「しかし、がんでないのに、がんかもしれないと判定される人が増えてしまうため、日本では自治体などの対策型検診に導入されるのはもう少し先になりそうです」

 

HPV検査の自己採取

欧米では、HPV検査の自己採取も進んでいます。婦人科を受診して内診台に上がることなしに自宅で採取し、郵送して結果がわかれば、検診受診率向上になるのではとの意見もあります

 

 

お話を伺ったのは

宮城悦子
宮城悦子さん
医学博士。婦人科腫瘍専門医・指導医。
公式サイトを見る

1988年横浜市立大学医学部卒業。横浜市立大学医学部産婦人科学教室主任教授。日本産科婦人科学会特任理事(子宮頸がん検診・HPVワクチン普及推進担当)。日本の子宮頸がん予防活動の第一人者

 

イラスト/カツヤマケイコ 構成・原文/増田美加

 

 

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