「腟ケア」で、閉経後の人生が変わる!?③目指すのは血流のよい状態

プロフィール写真

たつのゆりこさん

1960年生まれ。Be born助産院・産後養生院院長。助産師・鍼灸師・看護師の資格と幅広い業務経験、東洋医学やアーユルヴェーダの知識を生かし、お産の介助、出産前後のケアから更年期の対処法にいたるまで、女性の健康に貢献

 

日本人女性向けオイルケアを提唱する助産師のたつのゆりこさんは、「潤いのある腟の持ち主は、顔にもハリと弾力があります」と言います。今回は、顔の乾燥やシワのケアだけでなく、膣の乾燥ケアも重要だというお話です。

 

アーユルヴェーダも東洋医学も

目指すのは血流のよい状態

 

「日本人女性は顔の乾燥やシワは気にしますけれど、腟の乾燥には無頓着なことが多い。でも女性器と顔や脳は密接に結びついているのです」

 

つまり、顔の肌がかさついている人は腟も乾いている?

 

「東洋医学では、体のかけがえのない重要な臓器には必ず“陰”の字がついています。そして、体中のツボは経絡 (けいらく) によって結ばれていて、そのルートを気がスムーズに流れている状態を、健康ととらえ ます」

 

陰部は女性の体で最も重要なパーツで、子宮や会陰は、督脈 (とくみゃく)や任脈 (にんみゃく)という経絡 で脳(頭部にあるツボ百会[ひゃくえ] )とつながっ ています(下イラスト参照)。

 

 

人間の体もひとつの宇宙ととらえる東洋医学では、気を体中に巡らせることで健康になると考えます。なかでも女性にとって大切なのが、会陰と百会を周回する経絡で、背中側を督脈、胸側を任脈といい、このふたつをつなぐ経絡を小周天といいます。女性器と脳の密接な関係も、両者が小周天により結ばれているためと考えられています。

 

 

「例えば、セックスすると女性はきれいになると言いますよね。会陰マッサージや腟ケアを始めた人は、必ず顔の表情がよくなります。だから、私はセミナーで必ず『ご自分で、女性器をちゃんと見てください。きっと不細工ですよ。でも、1カ月後にもう一度見てください。すっごくかわいくなっていますよ』と、話し ます(笑)」

 

腟ケア用品が豊富にそろい、セルフケアが当たり前の欧米に比べ、性に関することをタブー視する日本では、女性の6割が自分の性器に触ったことすらないというデータも。黒ずんだりしぼんでいるとしたら、それは潤いが足りないから。きちんとケアをすれば、腟は必ず潤いと柔らかさを取り戻します。

 

次回からの、「今日からできる、基本の膣ケア&膣トレ」では、たつのさんが日本人女性向けにアレンジしたオイルケア入浴やオイルパック、会陰マッサージと腟トレをご紹介。効果を実感したら、きっとケアが楽しくなるはず。

 

あなたも、セルフケアを始めてみませんか?

 

 

東洋医学では、生命維持にとって欠かせない大切な臓器には必ず 〝陰〞 の一字がついています。女性器が陰部と言われるのは、それだけ重要であり、またケアするべき大切な部位だということを表しているのです。

 

 

撮影/矢部ひとみ〈たつのさん〉 イラスト/内藤しなこ 取材・原文/佐野美穂

 

シェア ツイート LINEで送る
第26回
「腟ケア」で、閉経後の人生が変わる!?③目指すのは血流のよい状態

OurAgeをもっと楽しみませんか?

OurAgeはウェブサイトだけでなく、メールマガジンやfacebook、Twitterでも「とっておき」情報をお届けしています。
ぜひチェックしてください!

OurAge メルマガ会員

会員だけのお得な情報もお届けします!

登録はこちら(無料)
twitter
MyAge / OurAge
  • To Top