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マスク着用時の美人度を左右する眉。「眉がうまく描けない!」と悩んでいる方は○○○の力を借りてみては

ギリコ

ギリコ

家の窓から川が見えます。おそろいのピンクの帽子をかぶり手をつないで歩く保育園児、白い犬を連れ歩いている夫婦、カラフルなレジャーシートを広げてピクニックしている家族連れ……川沿いの公園で見られるこういった光景にふつうの日常が送れることのありがたみを実感しています

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人に会うときはマスク着用がマナーとなった今、顔で見えるのはおでこと眉と目もとだけ。

その眉と目もとが顔の印象(美人度ともいう)を大きく左右することを実感している方は多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は眉メイクについて書きたいと思います。

*********************

OurAgeでは毎月一回、編集部主催でさまざまな内容のセミナーを開催してきました。

わたくしギリコはそのセミナーを担当していたのですが、このたびのコロナウイルス感染拡大をうけ、セミナーは3月からずっと中止となっています。

 

股関節をほぐすエクササイズ、マインドフルネス、整理収納……多彩なテーマで気づけばなんと80回以上も開催してきましたが、なかでもメイクセミナーはまたたく間に定員に達するほどの人気。

とくに眉の描き方やつけまつ毛のつけ方といった目もとのメイクがテーマのときは〝瞬殺〟といえるほど参加チケットは即完売。読者のみなさんの関心の高さをいつも実感していました。

 

そこへきて、マスク着用が当たり前となったこのたびの〝生活様式〟の変化。

眉と目もとのメイクへの関心はさらに高まったことと思います。

 

今でこそメイクセミナーの企画を立てたりしている私ですが、実は眉メイクをするようになったのは30代になってから。

遅い〝デビュー〟でした。

 

きっかけは君島十和子さんという美のカリスマの連載の担当編集者となったこと。

 

当時の私は眉を描いたことがないだけではなく、眉を整えたこともありませんでした。

 

眉以外のアイメイクについても、マスカラもアイライナーも一度も使ったことはなく、つまりメイク(とくにアイメイク)については知識も経験もほぼ何もない状態だったのです。

 

そんな私が、こともあろうか、あの十和子さんの連載を始めることになったのです。

 

まず思いついたのはメイクの楽しさそのものを伝える連載にするということ。

なぜかというと十和子さんを見ていると義務感でメイクをしているのではなく、心からメイクを楽しんで鏡に向かっているんだなぁと感じたからです。

 

「面倒くさい」と思って仕方なしにするメイクではなく、ワクワクうきうきしながら自分に愛情を持ってほどこすメイク。

それを読んでくださる方に伝えられたら、と考えたのです。

 

連載では毎回、「チーク」「リップ」「まつ毛」といったようにひとつのパーツをテーマにし、十和子流メイクの極意を伝授していただきました。

どれもメイク初心者の私には印象深い内容となりましたが、10数年経った今でもことあるごとに思い返すのは「チーク」と「眉」の回。

 

「チーク」についての取材のとき十和子さんは「バラ色の頬は幸せの象徴。だから必ずチークは使いましょう。幸せ色のチークをほんのり、まあるくのせましょう」というと鏡に向かってにっこりし、ふんわりとチークブラシを当てました。

 

今でもチークブラシを使うとき、あのときのかわいらしい十和子さんの仕草をふと思い出し、丁寧にふんわりのせるよう心がけることがあります。

 

そして「眉」。

眉について十和子さんが開口一番言ったのは「眉はお顔の額縁です」

 

額縁は絵の脇役であり、絵を引き立たせるもの。

けれど素敵な絵も額縁がミスマッチなものであれば、そのよさが十分には伝わらない。

メイクにおいて眉はそんな立ち位置なのだ、と。

 

ひえ~~。

自分のボサボサの眉が急に気になるようになりました。

 

 

そこからです。

 

私は眉用のはさみで自己流で眉毛を整え、ペンシル(太いものから極細のものまでいろいろ)を買い、描き始めました。

なぜペンシルだったかというと、ドラッグストアで手に入れやすく値段も手ごろだったからです。

 

ところがうまく描けない。

 

もともと筆圧が強いのでどんなに「そ~っと」描いたつもりでも、ペンシルの芯がパシッと折れるなんてことはしばしば。とくに眉の一番外側を自然にぼかしたふんわりした眉を描くなんてことは、とてもできませんでした。だから当時はかなりくっきりはっきりした眉になっていたと思います。

 

そんなあるとき、会社帰りに市ヶ谷の駅前にある書店をぶらぶらしていたら面白そうな美容本が目に入りました。

顔のマッサージの本です。

DVDがついており、家でみてみたら……

画面の中のモデルの顔がみるみる変わっていきました。

 

輪郭がシャープになり、目がくっきりし、顔の色艶もよくなっていくのです。

 

衝撃でした。

 

取り憑かれたかのように休日のたびにそのDVDをみていたので、当時のカレ(外国人でした)が「アナタ、マタソノDVDミテル!ナゼ、ソンナニ、ミル?」と驚いたくらいです。

思いきって、その本の著者に連絡してみることにしました。

 

とはいっても正式な取材(ページがとれていた)ではありません。

「本を読み、あのマッサージについてもっと知りたいのです」とお伝えしたと思うのですが、その人は喜んで会ってくれました。

 

田中宥久子さんです。

私が買った本は造顔マッサージという田中さんが編み出した顔のマッサージの本だったのです。

 

その後、田中さんは造顔マッサージで一世を風靡することになるのですが、当時はまだ私のような一介の編集者がお話をきいてみたいと伝えたら会っていただける状況でした。

 

それがご縁となり、その後私は何回も田中さんのアトリエに伺うことになります。

 

マッサージで起きた私の顔の変化をみて、造顔マッサージに興味を持ったのが林真理子さん。

さっそく田中さんのところへお連れし、一緒に並んで造顔マッサージのレッスンを受けたことも懐かしい思い出です。

 

あるとき田中さんのアトリエにお邪魔していたら、眉の話になりました。

 

田中さんの造顔マッサージを施すと目鼻立ちがはっきりします。

そこへくっきりはっきり描かれた眉毛がのっていると、濃い(怖い)顔になってしまう。

つまり過剰になるのです。

当時の私の顔はそんな状態になっていました。

 

田中さんはあからさまにはおっしゃいませんでしたが、私の眉メイクが気になっていたようでした。

 

そのため私が「眉は(描くのが)難しくて」とついつい言い訳がましいことを口にすると、田中さんはびっくりしたように

「えー、簡単よー!ブラシよ、ブ・ラ・シ

誰でもきれいな眉が描ける眉ブラシを持てばいいのよ」

と言いました。

 

それをきいて今度はこちらがびっくり。

「そんなブラシがあるの?」と。

 

思い立ったら吉日です。

 

その日の帰宅途中、閉店間際の銀座の三越に飛び込んで買ったのが下のブラシ①。

当時田中さんがクリエーターを努めていたSUQQUという化粧品ブランドのもので、値段はたしか9000円ぐらいだったでしょうか。私にとってはちょっと勇気のいる買物でした。

(※調べてみたら現在同じブラシは扱っておらず、もっと手頃な値段のものが2種類販売されているようです)

 

「な~んだ、このギリコって人、田中さんに自分の商品をうまく買わされたんじゃない」と思う方もいらっしゃることでしょう。

確かにそうかも。

 

でも……このブラシで私の「眉メイクの歩み」は大きく前進したのです。

 

何が違うって、スーッと流れるようなラインが描ける。

ブラシの毛が適度にしなるので、ほどほどの太さの眉、それもふんわりした眉が描けるのです。

例えばブラシに眉パウダーをちょっとつけて一筆描きしてみると……

ブラシの寝かせ方や力加減をちょっと変えただけで、ちょい太めからとっても太めまで↑。

肌に当たったときの感触も気持ちよくて、もう2度とペンシルには戻れなくなりました。

それから10数年、このブラシをひたすら使ったことを思えば9000円のモトはもう十分とったと思います。

(また十和子さんの連載を担当し田中さんのアトリエに伺うようなった私は、この頃、けっこうな料金をとる銀座の「眉サロン」も初体験。プロに眉を整えてもらい、そのラインや形を目に焼き付け、以降は自分で眉を整える際の参考にしたりもしました)

 

こうして田中さんのブラシ(①)を使っていた私ですが、40代半ばを過ぎたある日、ふと自分の眉が気になるようになりました。

 

ふんわりしたやさしげな太めの眉よりもシャープ(とはいってもくっきりはっきりではない。そこが眉メイクの難しいところ)なラインの方が年齢とともにぼやけてきた今の自分の目もとを補整してくれるのではないか、と思ったのです。

 

気に入って着ていた服でもある日突然、「あれ?なんか似合わなくなったかも」と思うことがありませんか。そんな感じです。

 

こうして「新しい眉ブラシを探さないと……」と思っていたところに出会ったのが下の写真の②のブラシです。

①(田中さんのブラシ)に比べると、②は毛が硬く毛足も短い。

こちらも日本のメイクアップ界を牽引した有名メイクアップアーティストのおひとり嶋田ちあきさんのブランドブリリアージュのもので3850円(税込み)。

 

①に比べると手頃といえる値段です。

 

実際に眉パウダーをつけて描いてみると下のようになります。

※①のときと同じ眉パウダーを使い、同じ力加減、同じ筆運びで描きました

もう一度①で描いたラインをお見せしますと↓

ラインの濃さ、太さはもちろんですがラインの印象自体が違います。

②はすっきりとシャープで①はふんわりしています。

 

そこで休日などやさしい印象の眉でいたい日は①、仕事に行く日はすっきりした眉がいいので②を使っています。

 

プロなら①でも②でもやさしい、ふんわり、すっきり、はっきり、太い、細いと自在に描けるのでしょうが、素人の私はこのようにブラシを変えることで描き分けるのです。

 

繰り返しになりますが、ブラシで描く便利さを知ってからペンシルは使っていません。

 

②のブラシは細いラインも描けるので、眉尻もペンシルではなく②のブラシで描いています。

 

このように描きやすいブラシを持つことが失敗しない眉メイクの第一歩であると信じるようになった私。

 

あのとき田中さんがおっしゃったことは本当にその通りだったのです。

 

この経験からOurAgeの眉セミナーに来てくださった読者にはおせっかいとは思いつつ、「高くなくてもいいから眉ブラシは一本持った方がいいですよ」とお話し、家から持参した①や②をお見せしたりしていました。

 

 

最後に。

 

下の写真の三本のブラシをご覧ください。

右と真ん中はすでにご紹介した①と②です。

左にあるのは、とある眉用パウダーを購入したときに入っていた付属のブラシ。

これらをこうして並べてみると、①②と付属の眉ブラシの一番の違いは明らかです。

 

それは、軸の短さ。

こんなに軸が短くては眉を描くときに力が入り、濃い眉を描いてしまいます。

またスーッスッとスムーズに筆を運びにくいので、描いたラインがガクガクしたものになったり、眉パウダーが一カ所にドンと濃く付いてしまったりします。

 

例えばですが

文字を書くとき長いエンピツと短いエンピツではどちらの方が書きやすいですか?

 

 

一般的には長いエンピツではないでしょうか。

 

眉ブラシにも実は同じことが言えるのです。

 

気に入らない眉で人に会ったり出かけたりすることは、自分でもいまいちだと思う服を着て出かけるようなもの。出かけている間、落ち着かないと思うのです。

 

ですからOurAgeの眉セミナーに来てくださった読者には、手ごろな値段のものでいいから眉用ブラシを一本用意してみるよう勧めずにはいられないのです。

 

 

「編集部のつぶやき」がまたまた長くなってしまいました。

 

今日はここまでにし、次回は眉メイクのもうひとつの大事なポイント、眉を描くときの色について私の歩みをご紹介します。

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