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定年女子、アンクルウエイトで究極の「時短トレーニング」はじめました

マドレーヌ

マドレーヌ

定年女子。主に雑誌「LEE」、サイト「OurAge」などで38年間、会社員編集者を続け2021年春に定年。現在はサイト「OurAge」とムック「MyAge」で週3ワーク中。冷え性で365日ソックス着用。アイスクリームは25年以上食べていません。趣味はガーデニング、サッカー観戦、筋膜リリース、コロナ禍にはじめたジョギング。若い頃はパリかぶれで、ペンネームはフランスの絵本の主人公から。

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女性の筋肉は40代から毎年減ってしまう!?

筋肉の重要性がそこかしこで説かれる時代になりましたね。普通に生活しているだけだと、(とくに女性の)筋肉は40代から毎年数パーセントずつ落ちていき、50代からはさらに急降下で減ってしまう、と知ったのは50代半ば。お、遅い… 。

しかも筋肉が減ると、歩くのが苦手になるだけでなく、体調はもちろん脳や心の健康維持にも大いに影響が出るそう。とほほ。

 

いやはや、私はこれから遊びたい盛りなのに! と、遅ればせながら、50代半ばで、筋肉を増やす(それが無理なら、せめて減らさない)ためにと、食生活に気を配り、運動を意識するようになりました。50代後半で初めてスポーツジムに入会したり、コロナ以降は、自己流でへなちょこジョギングを始めたり。ただ、週に2~3回えっちらおっちら短時間走るだけでは足りなさそう。本来はもう少し運動したほうがいいよなあ、と感じていました。

 

わかってはいるけれど、時間もないし面倒だし…と半ばあきらめ気味でおりましたよ。

ゴルフの全米女子オープン優勝の笹生優花選手。
過去のトレーニングを見てピンときた!?

さて、今年の6月、ゴルフの全米女子オープンで19歳11か月の若さで笹生(さそう)優花選手が優勝。その週のスポーツ番組で、彼女の17歳頃のトレーニング動画をご覧になった方はいらっしゃいませんか? 私は彼女のバーンと張りのある健康的なボディとトレーニングにくぎ付けになり、各局をザッピングして、何度も見てしまいましたよ。

 

動画で笹生優花選手はお父さんとキャッチボールをしたり、ダッシュをしたりしているのですが、なんと足首にウエイト(重し)をつけているんです。しかも片足2kgずつで、計4kg!
それを最初に見たときには、「星飛雄馬か~」と突っ込みましたよ。昭和世代のバイブル「巨人の星」における、父と子の厳しいトレーニングですね。星飛雄馬はつねにバネ状の大リーグボール養成ギプスをして、ご飯も苦しそうに食べていましたよね。

 

動画では優花さんのお父さんが「ウエイトをつけてトレーニングしてたら、いつの間にか50ヤードぐらい遠くまで飛ぶようになっていた」と。アメリカでほかの選手に飛距離で負けて、優花さん自身がどうしたら勝てるのか、と相談して始めたそう。優花さんも成果が出てうれしそうで、星飛雄馬の苦しそうな表情とはまるで違い、ニコニコとカメラに向かってウエイトをはずして見せてくれていましたよ。今回またその動画を見たくて探しましたが、スポーツ番組で見たものの短縮版しか見つけられませんでした。たしかTVで見たときには「いつもウエイトをつけてトレーニングしているから慣れている」と言っておられたと思います。

 

スポーツ番組で繰り返しその動画を見るうちに、私、はっとしました。

 

◆「いつの間にか」鍛えられていた。
◆ いつも身に着けてトレーニングするから「慣れている」。

 

これって、究極の「時短」トレーニングかも!?

アンクルウエイト1kgを2個、恐る恐る購入してみた

時間がなくて面倒くさがりの私にぴったりのトレーニングは、これだったのでは!と直感。

身に付けているうちに、いつの間にか慣れて、そのための時間をわざわざ取らなくても鍛えられる

のではないですか~!

優花さんと私が年齢差約40歳(かつ私は運動音痴の根性なし)ということは、いったん置いておきます、はい。

 

そんなこんなで、臆面もなくスポーツショップへ。優花さんのつけていたタイプの重しは、アンクルウエイトとか、リストウエイトと呼ばれていて、3店舗でチェックすると、重さは0,5~3kgぐらいまでありました。同じものを手首に巻いてトレーニングすることもできるようです。

あのパワフルな優花さんが2kgだから私は1kgかな、と持ってみたら、なんとかいけそうです。でももしかしたら、まったく動けなくて無駄になるかも…値段は2個セットで1,500円程度と高くはないけれど、このSDG’sの時代にゴミを増やしたら申し訳ない、とドキドキ。それでも思い切って(店頭にはカラフルなのしかなかったので)、ネットで地味な黒い1kgウエイト2個セットを購入しました。

マドレーヌ アンクルウエイト1キロ2個

ちなみに、小包が届いたときにはポチったことをすっかり忘れていて、小さくてあまりにずっしりと重い荷物に「何これ? 肉? 頼んでいないけど…」と一瞬困惑しました、はい。

 

アンクルウエイトは本体のキルティング布部分に重し(極小の鉄玉らしい)が詰まっていて、足首にぐるっと巻いて、テープ状の面ファスナーで、サイズ調節して留める作りになっています。

マドレーヌ アンクルウエイト広げたところ
マドレーヌ アンクルウエイト巻いたところ

「慣れ」ってすごい。日常生活がウエイトトレーニングに

さて、足首に巻くと、こんな感じ。

マドレーヌ アンクルウエイト装着正面マドレーヌ アンクルウエイト装着 横から

甲やくるぶしでいい感じに収まって、安定感があります。なんとか行けるかも?

私がウエイト装着を続けられた3つの理由

① ウエイトを付けてジョギングするような暴挙に出なかった

普段のジョギングは、いつも男子学生たちに抜かされながら、やっとこさ走っている状態なのに、さらにウエイトをつけるのは絶対に無理、と最初から自分のダメさを冷静に分析。無理すると続かないことは、年の功で、よ~くわかっておりました。

② 自宅で、なるべく長時間身に着ける方針に

「いつの間にかトレ」を目指すために、自宅で極力長時間、身に着けることにしました。出社や外出をする日は、朝、顔を洗ったらすぐに足首に装着。ルーティーンのストレッチや筋膜リリースをして、朝ご飯を作って食べて、外出着に着替えるまで2時間ほど付けています。
休日やリモートワークの日は、朝から夕方ジョギングに出るまで8~10時間つけたまま。雨でジョギングにも出ない日は、夜お風呂に入るまで、ほぼ1日中つけたまま。とにかく着替えるまで巻いたまま状態でいます。

もちろん掃除・洗濯・料理、ガーデニング、季節の服の入れ替え作業のときなどもつけたままです。

 

最初の数日間は重さや動きにくさを感じましたが、すぐにつけていることを忘れるほどに。届いてから約4か月間で、途中ではずしたのは、ワクチン2回目接種の翌日、発熱した時だけです。

③ 黒いウエイトは意外に気づかれにくい。自分が思うほど人は自分を見ちゃいない!?

こんなものを装着していると世間様に変だと思われるではないか、と突っ込まれそうですが、意外に目立ちません。黒いので、ネイビーのボトムやソックスをはくと一体化して馴染んでしまいます。(上の写真は目立たせるために、あえてボトムの裾を持ち上げ、グレーのソックスの上に巻いています)。

その証拠に、夫が「その足についているの何?」と聞いてきたのは装着を始めて1か月以上たってから…まあ、これは世の夫にありがちな、妻を見ていない代表例とも言えますが。

 

そういえば、オリンピックの開幕日、ブルーインパルス(が国立競技場方面に向かうの)を見ようとマンションの外廊下に住人が集まったときも、みんな空ばかり見上げて、私の足にアンクルウエイトが巻いてあることなんて誰も気付きゃしませんでした。宅配便さんも、はんこ以外気にしちゃいません。「自分が思うほど、人は自分を見ちゃいない」、これも年の功で理解していましたよ。

もしかしたらこちらは「年の功」というより、「面の皮が厚い」といったほうが近いかもしれませんが…。

 

さらにもうひとつ加えますと、最近ルーズソックスがJKに再流行しているそうじゃないですか。アンクルウエイトは、足首にたまった黒いルーズソックスに見えなくもない…今どきのおしゃれバランスになるのでは、と密かに予想しているところです、はい。

 

さて、たま~に重さを感じる瞬間といえば、上り下り。高い収納棚にしまったものを脚立に登って取るとか、ゴミを出しに階段で1階まで下りるときとか。階段下りは、ゆっくり下りれば上りより筋肉が鍛えられる、と最近話題ですし、骨に刺激を与えて骨密度を上げるのにも重いほうがいいので、一石二鳥と悦に入っています。

 

そんなこんなで、毎日装着していたら、日常生活は計2kgのウエイトを付けていても何の苦も無い状態に。はずした後に「ああ、こんなに軽々動けるんだ」と驚くので、たぶん、少しは筋肉を鍛えられているのでは、と期待しています。

 

究極の「いつの間にか」「時短」トレーニング、今後は、ウエイトを片足1.5kgか2kgに上げるか、または、思い切ってアンクルウエイトしたままジョギングにトライしてみるか。無謀にも、次のステップを狙っているところです。

 

では、今回も「定年女子あるある(かもしれない)川柳」を

 

時短トレ 令和に見習う 星飛雄馬

 

 

 

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