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今、本も続々出てきて、子どもから大人まで、みんなが「更新」しないと、な新常識=「同意」って知ってますか?

オチャリーナ

オチャリーナ

お茶好き、カフェ好きで、お茶のんで仲間とおしゃべりするのが至福。
コリ症、冷え性なので、鍼とかお灸で癒しています。
一番最近の担当は、翻訳のシリーズ本『こんにちは! 同意』&『こんにちは! 生理』。既刊の絵本『子どもを守る言葉「同意」って何?』も含め、「自分も相手も大切にする関係」に役立つ本を手がけたいと思っています。

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今年前半の最大の成果、大きく実ったのは、青くてかわいいこの子たちです!

 

梅雨の合間の暑い金曜日、今年前半に多くのエネルギーを傾けてきた2冊のシリーズ本のうち、ようやく1冊めが発売になりました! こちらがその本! ジャーン!

 

きれいな青を出したくて、窓際のロッカースペースで撮ってみました。実物よりちょっと濃い感じですが

 

この本、ひとつだけ難点を言えば、「写真に撮ったときに本来の色がきれいに出ない」こと。実際は、もっと明るい、きれいなきれいなブルーなんですが!!

 

(笑)でも、それを除けば、もー、全部かわいい、そして中味もしーーーーっかり詰まった(!)、素敵な本ができました。

 

 

実際には、もう少し「うっすら」水色がかった青、なのですが!(まだ言ってます・笑)

 

タイトルは『こんにちは! 同意 誰かと親密になる前に知っておきたい大切なこと』

ユミ・スタインズ&メリッサ・カン著、ジェニー・レイサム絵、北原みのり訳 1980円 集英社

 

オーストラリアの人気M Cユミさんと、彼女が長年、敬愛してきた医師のメリッサ先生が、今、子どもたちに絶対に教えたいことだから、と書いたのがこの本です。翻訳は、作家の北原みのりさん。性暴力根絶を目指す「フラワーデモ」の呼びかけ人などとしても活躍されているフェミニスト である北原さんが、やさしくわかりやすい言葉で、語りかけるように、この大切なアイデアを紹介する本を丁寧に訳してくださいました。ポップで可愛くて、固定観念に縛られないジェニーさんの絵も超ステキ。

 

「誰かと親密になる前に…」などと聞くと、大人になった今でも妙にドキドキ感があるかも? いや、ティーンに向けての本なんですけどね(笑)。いいなあ!そういう年代って素晴らしい!

 

と言っても、みなさんは「同意」っていうワードが、ここ数年、特に若者や子どもの周辺で、とても話題になっているのをご存知でしょうか? 実は、同意の認知向上は、今、喫緊の課題、と言われています。なぜかというと、同意の認識が足りないと、場合によっては「若いって素晴らしい!」とばかりは言えない事態もけっこう起こっているからなんです。

 

人種も、ジェンダーも、性的指向も、体格や心身の特徴も、本当にいろんな人が出てくる本! それだけでも、世界の今、を感じます。4色と2色の、オールイラスト仕立て! 

 

話の流れから、かつての誰か(?)を思い出した人もきっといらっしゃるように、「誰かと親密になって、ふと触れたり、ハグしたり、キスしたり、その先へ…」なんてことを、私たちも散々経験してきましたよね?(あ、散々、は言い過ぎ。それなりに、とか?・笑)

 

そんなときに、お互いにその気になりながら、相手の気持ちも測ったりしつつ「歩み寄るように」近しくなれれば、最高! それこそ「お互いの同意のある状態」。いわば「両思い」!

 

一方で、思ってもいない相手に突然、距離をツメてこられたりして、「やばーっ」なんてこともありませんでしたか? その状況って、あなたは拒んでいるんだから当然、「同意のない状態」。また、両思いでも、何をいつするか、はそれぞれペースが違うもの。変なタイミングで近寄ってこられて「困る!」っていうこともよくあるものです。

 

で、「やばーっ」「困る」ってなったとき、「ちょっとちょっと、違いますよー」「今じゃないでしょ!」って、言ったり態度に出しちゃえる人はいいけど、実は言えない人が多い。そして、これがマズいんですが、言っても聞かない人もいる。

だから、いろいろ起きたりします…。最悪の場合は性暴力の被害に遭ってしまう場合も。また、相手の意思を聞くことを覚えないまま、性暴力加害をくりかえしている人もいるのではないでしょうか。

 

マズい状況になっても、「相手を傷つけちゃいけないかも」「この人を怒らせると(仕事上、とか人間関係上、とかで)とても困るから言えない」なんてこともあり得るわけで。また、それを知っていて近づいてくる人もいたりするから大変。どう言えばいいんだろう? それってとても難しいもの。

 

でも、この本を読むとよくわかります。同意って、ちゃんとルールがあって、明快。だから、その基本を知っていれば勇気も湧くし、安心できるんです。明るくすっきりと「同意」を教えてくれるこの本は、だから今、必要とされているのです。

 

同意できないときは、いろんな形で「いや」を伝えればいい、という本書のメッセージと、様々な会話例は、きっと役に立つはず!

 

 

ちゃんと同意を交わしあう。それが、今、普遍的に求められていること

 

なんか、親密な接触って「無言の駆け引き」みたいなものだと思っている人も多いですよね。

「車に乗ったから、同意でしょ?」「一緒にお酒飲んだってことはO Kしたも同然じゃん」みたいな、「エアー同意」をカマしてくる人たちって、世の中には結構いるみたいです。

 

でも、「そんなのないなーい」「マジでナシだからね!」と、みんなが思っていたら、その手は使えなくなり、誰も傷つかない。そういう世の中、いいですよね!

 

A「おい、部屋に上げたらどうとか、そういうので押し切るのって、最近はないらしいぞ」

B「だよな、まあ、部屋に上がったら無理やりってのもあるって、前はフツーに言われてたけどな。二人きりになった方が悪い、とかさ」

A「お前、それはマジで『強制性交』っていう犯罪だぞ。相手はめちゃくちゃ傷つくし、刑事事件になりうるよ」

B「そうだよな。まず、同意の基本が大事だな。あの本に書いてあったわ。読み直しとこ」

 

なーんてね。なったらいいなあ。(そもそもあたりまえなことのはずですけど!)

みんながちゃんと認識すれば、世の中はだいぶマシになるはずでしょ? 法律の違いも各国ありますが、本書で見る限り、日本は遅れているなあ、という感じなんですよね。今、法改正も検討中なんですよね。

 

もちろん、同意が必要なのは、性的な場面ばかりじゃありません。日常の生活って、実は「同意だらけ」。

この本に出てくる「同意」の最初の例は、「Tシャツの貸し借り」です。

 

Tシャツだって、ちゃんと同意しないまま貸すと、ドロドロ、ボロボロにされちゃうこともある。それが自分のからだのことなら、もっともっと大切。日常の対人関係でも、ちゃんとノウハウを知って「同意」を確認しなくちゃね。

 

同意には、ちゃんと事前に情報が共有されていることが大切。また、一度「いいよ」と言っても取り消せることも重要。いつでも「決めるのは自分」だから、遠慮しなくていいんです。こういうルール、知っておくといいですよね

 

あ、あと、この本には

「自分でもどうしたいかわからないこともある」

っていう箇所もあって、これ、深いなー、と思いました。そういうことって、よくあったもの。状況は全然違うけど、ずーっと長く生きてきた今になっても、まったくないわけじゃない。

 

そういうとき、「どうしたいかわからないから考えない」っていうんじゃなくって、「こんな順番で考えていくと、本当の自分の気持ちがわかるよ」なんていうパートもある本。懇切丁寧です。

今度、そう感じたときに、私もこのやり方で考えてみようと思います。

 

こんなふうに「いつでも誰でも使える本」なので、もうだいぶ前に「ティーン」ではなくなった「オチャジュニア」(我が家の次世代。もはやジュニアでもないが…)にも、この本を贈ろうと思っています。男性にももちろん、必要な知識なのでね。(いや、むしろ男性こそ!ね)

 

こういう、「生きる技術」「意識のアップデート」みたいなものは、いくつになっても、「知るのに遅すぎる」なんてことはないですし!

(ティーンからウン10年を経たワタシが、「読んで良かった! 気持ちが楽になった!」と言っているのだから、間違いない)

 

ティーンのお子さんや親戚、または身近なお子さん方がいる方は、プレゼントにもいいかも。きっと、この本があってよかった、と思うときがくるんじゃないかな、と思います。

 

そして、シリーズ第2弾!『こんにちは! 生理 生理と仲よくなるために大切なこと』も、7月26日に刊行です!

 

ティーンの心とからだをめぐるモヤモヤに、明るく繊細に寄り添う本!

生理のこと、こんなに詳しく教えてくれる本も、めずらしいです!

 

 

小さいお子さんから、OurAge世代まで。みんなで読める同意の本も!

で、元の本に戻りますが、発売日の24日は、書店さんの店頭に並べていただいている本を拝見しに回ったのですが、『同意』の関連本、実は最近、結構出ています。

 

「同意」をタイトルに入れた本がこちらには3冊ありました。他にもマンガ仕立ての本が出ていたり、この3年弱の間に「急成長!」しているテーマです

 

何を隠そう、この中のひとつは、ワタシが2年前に手がけた絵本。そのころは、『同意』を子ども向けに詳しく紹介する本は、たぶん日本では初めてだったのではないかと思います。原著者は、世界中で大ヒットした動画『お茶と同意』のアニメーション作家。これもとてもわかりやすいんです!

 

 

『子どもを守る言葉「同意」って何? Y E S、N Oは自分が決める!』

レイチェル・ブライアン作 中井はるの訳 1760円(集英社)

 

 

この本は、親と一緒になら3歳くらいからでも読めるような、ずっとシンプルな絵本。だから、親密とか、ドキドキとかは全然出てこないけど、でも、この本を読んでいたら何かがおかしいときには「それって同意じゃないよね!」って、言えるようになるはずです。シンプルだから、大人が読んでも違和感なく新しい物の見方が頭に入ります。それって、優れた絵本の共通点でもありますよね。

 

シンプルな文章と可愛い絵。自分を大切にするメッセージが響く、と好評です。発行3万部を超えるロングセラー

 

こうした子どもの本や、ティーン向けの本など、いろいろな「同意」の本が出ているのは素敵なこと。だけど、本当にそれを知らなくちゃいけないのは実は「おとな」、ですよね? 知らないまに誰かを傷つけたり、不幸にしてはいけないもの。これから次世代とのやりとりなどには、特に気をつけたいから、意識を更新しておくにはいいタイミング!

なので、「だまされたと思って」みなさんにも、この本たちを読んでみてほしいなー、と思うワタシです!

 

ん? 〈だまされたと思って読む〉っていうのは、「読んで」というのに『同意した』ってことでいいのかな?、いや、それってほんとの同意と言えるのかな???

とかとか、つい考えてしまうのは、もはや「同意熱」か? いや、でもこうして考えるクセがつくことも、大切だと思うんですけどね。

「毎日が開運」な編集者もいれば、「毎日が同意」な編集者もいる私たちの編集部。やっぱりちょっと変わった職場なのかもしれません(笑)

 

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