思い立ったことは臆せずチャレンジすると、前回のインタビューでお話ししてくれた森高千里さん。
いったいどんなチャレンジをして、それがどんな効果を上げているのでしょうか。
体力が落ちてから戻すのは大変。気づいたらすぐに対処します
実は森高さん、子育て期間中、ステージ活動を再開するとはまったく考えられなかったそうです。なのに、スリムなプロポーションは昔のまま。
「30代は子育てに忙しくて、いくら食べても太らなかったんです。でも40歳を過ぎたくらいから、体重が落ちにくくなって。
運動もちゃんとしなくちゃって思うようにはなりました」
体を動かすのは好きなので、ウォーキングしたり、泳ぎに行ったり。3~4年前からは、ホットヨガも。
「私はもともと代謝が悪いほうなのか、あまり汗をかかなかったんです。でもある日、娘がホットヨガの無料体験をしてきて、すごく汗をかいて気持ちよかったって言うんですね。
私は走ったり泳いだりするのが好きなので、ゆっくりした動きのヨガは苦手かも、と思っていたのですが、試しに体験してみたら、本当に気持ちよくて! 激しい動きじゃないのに久しぶりに汗もかいて、夜は熟睡できるようになったし、これはいいかも、と」
そんな中、森高さんのライブ再開を望む声が湧き上がり、2019年、ついに全国ツアーが実現しました。
「21年ぶりに全国を回れるとは思っていなかったので、ファンの方々に本当に感謝しています。
まずは体をつくらなきゃと、絞るというより筋力アップを心がけました。
血行だけじゃなくリンパの流れも大事だと思うので、リンパマッサージにも通っています」
最近は青竹踏みとマッサージガンで、体のこりをほぐしています
そして美容面では、何よりもまず保湿。
「乾燥肌タイプなので、すごく気をつけています。お風呂上がりはすぐに化粧水と美容液をたっぷり。
パックも、さすがに毎日はできませんけど、気になるときはすぐ。今日はこれ、飽きたらこっちと、いくつか替えて効果を楽しんでいます。
娘が美容系に詳しいので、一緒に試したり、情報交換しています。
ヘアケアはプロにおまかせですね。美容院に行ったときに、トリートメントとか必要に応じてお願いしています」
そんなふうに体と向き合うようになった頃、懐かしいものと出合いました。
青竹踏みはリビングのテレビ前が定位置。「通りがかりに踏んでいます。しまい込むと忘れちゃうので(笑)」
「夫がどこかから、青竹踏みをいただいてきたんです。久しぶりにやってみたら、すごく気持ちよくて。
前はツアーに必ずゴルフボールを1個持っていって、踏んだり転がしたりしていたんですけど、やっぱり足裏刺激は気持ちいいし、効きますね。
2019年のツアーは青竹踏みを楽屋に置いて、ずーっとやっていました」
1分間に最大3300回の振動、5種類のアタッチメントで全身ケアができてハンディな「MYTREX REBIVE(マイトレックス リバイブ)」
そして2020年に出合ったのが、マッサージガン。
「ネットで見て、よさそうだと思っていたら、たまたま出かけた店でお試しできて。
首肩のこりがかなりひどいのですが、これは震動が細かくて血行がよくなる感じで、即買いしました。
ふくらはぎが疲れたら、アタッチメントを替えて使うことも。小さくて使い勝手のいいところが、気に入ってます」
森高千里さん Chisato Moritaka
1969年4月11日生まれ、熊本県出身。歌手。1986年、大塚製薬「第1回ポカリスエット・イメージガールコンテスト」でグランプリを受賞。1987年デビュー。「17才」「雨」「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」「気分爽快」「ララ サンシャイン」などヒット曲多数。1999年に結婚。一男一女の母。子育てを中心に活動を制限していたが、2012年、デビュー25周年を機にライブを再開。2019年には21年ぶりに全国ツアーを開催。フォトエッセイ『森高千里「この街」が大好きよ』(集英社)が好評発売中。
『森高千里 「この街」が大好きよ』
美しい風景、楽しい市場、今は寂しいけれど活性化しようと頑張る商店街…そしておいしいご当地グルメもたくさん! 森高千里さんの目を通して日本の魅力を再発見し、やがて自分の「生まれた街」や「育った街」が愛しくなる一冊。
撮影/萩庭桂太 ヘア&メイク/渡辺真由美(GON.) スタイリスト/宇賀 愛 取材・原文/岡本麻佑