温活・免活・水活以外にも、健康のために取り組んでいることとは何でしょうか? 吉田羊さんインタビューの二回目になります。
前回のインタビューは、コチラから読むことができます。
3年前に一念発起、ランニングを継続中
3活のほかにも、健康のために吉田羊さんが取り組んでいることがある。3年ほど前から始めたランニングだ。
「以前は食べすぎて体が重くなっても、腹筋したり節制すればすぐに戻っていたんですけど、なんだか痩せにくくなったなと思ったときに、『あ、私、運動してないわ』とハタと気づき、始めました」
とはいえ、いきなり走ろうと思っても、なかなか難しい。
「最初は全然走れなくて、半分歩いているような状態でしたね。でも自分の体と相談しながら、少しずつ距離を延ばしました。2㎞だと物足りない、6㎞だとちょっとキツい。8㎞だとヘトヘトになる(笑)。1㎞6分ちょいのペースで4㎞走るのが、私にちょうどいい時間と距離だとわかり、続けています」
走るのは午前中と決めている。天気が悪くても休まない。
「雨の日に走ると、めっちゃ気持ちいいんです。去年の夏も豪雨の中、走ってました(笑)。走る人が少ないからマスクも外せるし。冬場の雨は体温を奪うので、冬の雨の日は走りませんでしたけど」
3年も続いているのは、確実に効果を実感できるから。
「日常生活で立ったり座ったりするときに、体の感覚が変わってきました。ああ、体幹が太くなった、筋力がついたなって。長時間立っていても、頭と背骨がすっと引き上げられているような。疲れたとか、あまり思わなくなりました」
それにね、と、吉田羊さん。
「走らないと何か気持ち悪いと感じるような、そんな体になってきているみたい(笑)。めげずに続けているということが、自信になっています。私にも続けられることがあるという、それがメンタルの大きな支えというか」
そう、メンタルのケアも、健康には不可欠。凜としたイメージが先に立つ吉田羊さんだけど、落ち込むこともある?
「ありますよー!(笑) 落ち込みますし、引きずります。でも結局、落ち込んでいても何も状況は変わらないと気づき、寝て忘れることにしています。体もマインドも、寝ないと絶対にリカバリーしないし、睡眠不足で疲れた体だと、思考はどんどんネガティブな方向に引っ張られてしまうので、寝るのが一番。最低7時間は寝ようと決めています」
『ザ・ウェルキン』
18世紀イギリスの田舎町で、陪審員として集められた12人の女性たちの物語。吉田さんは判決の鍵を握る主人公の助産婦を演じる。共演に大原櫻子ほか。
【東京公演】7月7日~31日 Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】8月3日~7日 森ノ宮ピロティホール
ホームページはコチラから
吉田 羊さん
Yoh Yoshida
2月3日、福岡県生まれ。1997年デビュー。小劇場を中心に10年活動した後、映画、ドラマ、舞台、CMに活躍の場を広げる。2014年、ドラマ「HERO」で注目を集め、’15年、『映画 ビリギャル』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。’21年にはオール女性キャストの舞台『ジュリアス・シーザー』でブルータスを演じ、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。映画『マイ・ブロークン・マリコ』は’22年秋公開予定
撮影/土山大輔(TRON) ヘア&メイク/赤松絵利(ESPER) スタイリスト/井阪 恵(dynamic) 取材・原文/岡本麻佑