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「定年後に何したい?」この質問の正解って?/定年女子、はじめました

マドレーヌ

マドレーヌ

定年女子。主に雑誌「LEE」、サイト「OurAge」などで38年間、会社員編集者を続け2021年春に定年。現在はサイト「OurAge」とムック「MyAge」で週3ワーク中。冷え性で365日ソックス着用。アイスクリームは25年以上食べていません。趣味はガーデニング、サッカー観戦、筋膜リリース、コロナ禍にはじめたジョギング。若い頃はパリかぶれで、ペンネームはフランスの絵本の主人公から。

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昨春、「定年女子」をはじめました。

私、38年間フルタイム会社員編集者を続け、昨春定年を迎えました。

ミモザ バレンタイン頃のつぼみ マドレーヌのガーデニング<テラスで育てているミモザです。毎年バレンタインデー頃に固いつぼみが黄色く色づきます>

 

現在の働き方はと言いますと、それまでと同じ職場、サイトOurAgeとムックMyAgeの編集部で週3ワークをしております。社員時代同様、リモートワークも可能です。

 

さて、昨年定年を迎えた際に下記のブログにも書いたのですが…
◆勤続38年。コロナ禍の「定年女子」はかわいそう!?

 

60代で「女子」を名乗るのもどうかと思います、はい。

でも「定年おばさん」「定年サラリーマン」などあれこれ考えてみても、どれも自分のこととは感じられず。そして「定年女子」という呼び名が自然と口をついて出て、私には断然しっくり来まして、昨年来これでいかせていただいております。

 

後から編集部のメンバーに教えられたのですが、集英社からも「定年女子」(岸本裕紀子著)という本が出ていますし、数年前にNHKのドラマのタイトルにも使われておりましたので、この言葉、市民権を得つつあるでしょうか!?

「定年後に何をしたい?」に即答できますか?

さて定年前、社内・社外の人に「定年後は週3日だけ働く予定」と伝えると、何度か聞かれたのが、この質問。

「定年後に時間ができたら、何をしたい?何をするつもり?」

 

みなさんは、即答できますでしょうか?

 

いつも目の前のことに熱中しすぎて、先のことがなおざりになりがちな私ですが、いよいよ定年の5~6年前頃から「私って定年後に何をしたいんだろう?」と考えるようになりましたよ。

 

当時、編集部の先輩の中には会社員時代に学校に通い、定年後に留学生に日本語を教える職に就かれた方がおられました。早々に「やりがい」のある仕事を見つけて着々と準備を進められ、なんて計画性のある人生なんだ! と驚き、焦ったものです。

ミモザ つぼみが少し緩む マドレーヌのガーデニング

<こちらは3月初旬のミモザ。今年は2月後半の気温が低かったためまだつぼみ。でも少しふっくら緩んできました。つぼみがかわいいので、開花が遅いほうが楽しみも長持ちします>

50代前半まで「定年後はヨーロッパでサッカー観戦三昧」を妄想!?

私はと言いますと、40代~50代前半には、定年後はヨーロッパに1~2年住んでサッカー観戦三昧したい、などと夢見ていた時期もありました。

 

ロンドンのチームを中心に観戦したいから住むのはロンドンか、昔大好きだったパリが便利そう、う~ん、でもサッカーシーズンの冬にロンドンやパリに住むのは寒がりの私には無理かも? 物価も高そうだし。だったら1度サッカー観戦に行ったことがあって暖かくて夕方になるとイワシの炭火焼きの匂いがしてきて庶民的で住みやすそうと気に入った街ポルトガルのリスボンがいいかな、リスボンからときどきロンドンのスタジアムに通おう、欧州内移動は日本の国内移動のような感覚らしいし、などと(夫にも話さず勝手に)妄想しておりましたとも。もちろんお金のことも語学力もビザも一切考えず…我ながらテキトーなものです。

 

(いや、実際この夢を本気で遂行しようと計画し続けていたら、相応の情熱と準備が必要だったことと思います。たとえ準備を重ねていっても、今の状況、パンデミックや東欧情勢により、そんな能天気なことを言っている場合ではなくなっていた可能性も高いです。)

 

はい、幸か不幸か、ヨーロッパ長期滞在を具体的に考える前に、心の状況がガラッと変わってしまいました。

 

2004年から13年間応援していたサッカー選手が引退し、私は完全なロス状態に。10年以上続いていた、その選手を次に応援できる機会(テレビ観戦のことです)を待つワクワクが、もう永遠に来ないのかと思うと、胸にぽっかりと穴が開いたよう…。追い打ちをかけるように、選手の所属していたチームが徐々に弱くなっていったこともあって、チームの応援にも熱が入らない。さらにコロナで国内サッカーの観戦機会も激減…というさみしい状況に。

マドレーヌの推しサッカー選手ロシツキーのユニフォーム

<主にドルトムント(独)、アーセナル(英)やチェコ代表で活躍したロシツキー選手。自分で撮影した試合前アップ中の写真は、肖像権上出せないので個人的に眺めるだけです。こちらは手持ちのユニフォーム>

 

その後、サッカーでもアイドルでも韓流でもよかったのですが、私にはいまだ「推し」は現れず。

私を突き動かす「情熱」や「きっかけ」はいずこに~!?

 

「定年後に何をしたい?」という質問には不正解があった!?

さて、定年後に何をしたいか、という質問に戻ります。

 

回答を聞いて「へ~、いいですね」とうらやましく感じそうなのは、海外の絶景・秘境巡りとか、大学に入りなおすとか、社会人向け講座に通って文学なり美術史なりの勉強をするとか、オペラやバレエ鑑賞三昧とか、城とか寺社巡りをするとか、または、なにか得意なことをより極めて人に教えるとか…まあ、今まで時間がなくてできなかったことに、じっくり取り組むということですよね。

これまでだったら、自由に広く夢が広がったと思います。

 

ところが昨春、私が定年を迎えたのは、コロナ禍が始まって1年と少しの時期。その混乱は2022年4月の現在とは比較にならないほどすさまじかった。今よりも移動したり、人と会うことがはばかられました。
海外暮らしはもちろん、国内旅行とか学校に通いはじめるなんてことも言い出しにくい雰囲気でしたよ。

 

そんななか、定年の1週間ほど前に、仕事でたいへんお世話になった社外のみなさま5~6人に最後に会議室でご挨拶させていただく機会がありました。たいへん知的で素敵な女性の方々で、私は心から尊敬し、何年にも渡り信頼関係を積み上げてきたように感じていました。

 

その中のおひとりに「これから1番したいことは何ですか?」と聞かれたのです。

その時、私はこう即答しました。

 

「私、筋肉をつけたいんです」

 

その瞬間、場がシーンと静まりかえり全員が固まったのを感じました…。

 

あ~、私、最後にやっちゃった!?
これは期待された答えではなかったのね?

じゃあ、コロナ禍の「定年後にしたいこと」の正解って何だったんだろ~!?

 

ほどなくして「え~、意外!」「ちょっと驚いた」という声が遠慮がちに起こります。(なにしろいい方たちなので。)

 

その場をざわつかせてしまった、たぶん“不正解”だった(わかりにくかった?)回答「筋肉をつけたい」には私なりの真意があります。

長くなりましたので、その真意は次回書かせていただきます。

 

では失礼しまして「定年女子あるある(かもしれない)川柳」を一句。

 

「おばさん」とは 誰のことかと 60代

ミモザ3月初旬に満開 マドレーヌのガーデニング

<3月中旬、1か月かかってミモザが満開になりました>

 

 

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