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野獣なのに洗練!?なぜD型!?新生ルンバがさらに魅力的に見える理由

「ロボットに掃除を任せるのはちょっと…」「広い家かお金持ちの人が使うもの」などと言われていたのは、そんなに昔ではなかった記憶が。それがあれよあれよという間に、ロボット掃除機は日常生活の中に浸透し、特別なモノではなくなってきましたよね。

ルンバ1

「創設30周年を迎える今年、私たちの家庭用ロボットの累計販売台数は世界で3,000万台を突破しました」とは、この発表会のために来日したアイロボット・コーポレイション CEOであり創設者のコリン・アングル氏。

ルンバ2

会場にはアイロボット社のヒストリーを紹介する展示もあり、これがまた興味深かった〜。そのはじまりは、MIT(マサチューセッツ工科大学)の自立型人工知能ロボット研究所の一室からだったとご存知でしたか?

 

写真は、宇宙探査用に設計された昆虫型ロボット「ジンギス」。以来、地雷を発見・除去するロボットなど産業用ロボットの開発を経て、2002年に初の家庭用ロボット「ルンバ」が作られています。

ルンバ3

歴代ルンバがこんなにもあり、アップデートが繰り返されていたとは、あらためて表で見るとちょっと驚きです。

 

今度の「ルンバ」はまるでビースト!?

ルンバ4

さて、この日お披露目されたのは、2月28日(金)発売の最新機「ルンバ s9+」(公式オンラインストア価格:税別¥169,800)。ルンバといえば円形フォルムでおなじみですが、D型シェイプに進化しています。

ルンバ5

「『ルンバ s9+には30年の技術を結集しました」と、アイロボットジャパン プロダクトマーケティング部長の山内洋さんが製品特徴を解説。野獣を思わせるほどのパワフルさなのに、ユニークな知性と洗練されたシェイプを併せ持つという、まさに自信の逸品に仕上がったようです。

 

まず、今までにはないD型シェイプにより、部屋の隅や壁際のゴミまで徹底的にキャッチ。前方に高性能センサーを配置したことで、壁や奥行きを立体的に感知して入り組んだ場所までしっかりとアプローチするのだそうです。また、従来品よりブラシ幅は約30%広くなっているので1回の走行で清掃できるエリアもその分広く。吸引力はカーペットだと自動で40倍もアップして繊維の奥に入り込んだゴミやほこりを吸引。フローリングでは吸引力を抑えるので、静か&省エネなお掃除も叶えます。

ルンバ7

ルンバ独自の高度なマッピング機能は、部屋の間取りを学習して記憶するため「今日はキッチンだけ」「キッチンとリビング」などとお掃除する部屋を指定したり、ペットフードの周りなど進入禁止エリアを設定するのも自在。外出先から、スマホのアプリで掃除開始の時間設定もできます。Google アシスタントやAmazonAlexaを使っているご家庭なら、話しかけてお掃除をスタートさせることも。今さらですけど、ホントにハイテクな世の中になったものだと感心しきり。

ルンバ6

お掃除が終わった「ルンバ s9+がベースに戻ると、本体内のゴミを自動でベース内の密封型紙パックへ排出。この紙パックにはダスト容器30杯分のゴミを収納でき、交換の際は入れ口が密封されるのでゴミやアレルゲンは閉じ込められたままというのも、うれしいポイントです。

ルンバ8

「ルンバ s9+」の発売を記念して、床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」とセットでお買い得価格になった「Perfect Cleaningセット」(¥219,800)が3月31日(火)までの期間限定で発売されています。

 

「お掃除ロボットには興味があるけど、価格的にちょっと敷居が高いわ」と躊躇している人には、サブスクリプション(定額プラン)に注目しても。最新機は対象ではありませんが、「ルンバ i7+」は月額¥3,800、「ルンバ641」なら月額¥1,200と手軽に使い始めることが出来ます。このサービスは世界に先がけて昨年よりスタートし、継続利用98%と高評価を得ているのだそう。個人的に「高齢になって掃除機をかけるのも大変そう」&「お掃除ロボットを使いこなせる?」な両親に勧めるのもアリかも、と考えているところです。

 

「アイロボットジャパン」公式サイト

 

取材・文/佐藤素美

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