こんにちは小野アムスデン道子です。
6月にアメリカから帰国した娘の「泳げる南国へ(オレゴンの海は夏でも冷たいんです)」という希望もあって、沖縄へ親子おとな旅に行ってきました。じっくりとスパも味わって来ました。まずはグスクウォールの中では、流れる時間がゆっくり感じられた、ラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」です。
やちむんの里でも有名な読谷村、海岸線に沿って建つ「星のや沖縄」は、那覇空港から車で約60分。リムジンバスで行くこともできます。沖縄の史跡「グスク(居城)」にインスピレーションを得た高さ4.5mの壁が、日常との仕切りにもなっているかのよう。琉球王朝時代の礼装をイメージしたユニフォームをまとうスタッフに案内されて中に入ると、緑と花が溢れて低層2階建ての客室が並びます。
客室から目の前に広がる海の眺めは見飽きません。室内には大きなテーブルが置かれた「土間ダイニング」があり、ここで朝食を食べたり、出来たての食事を楽しむ「ギャザリングサービス」も。藍色の作務衣のような館内着に着替えて、ウッドデッキで繋がった「サンセットプール」や、琉球空手の手習い体験や沖縄古来のふるまいである泡立つ「ぶくぶく茶」(下写真、左)が提供される「道場」で過ごします。
娘が年中入れて、冷たくないのが嬉しいとプールを楽しんでいる間、私はスパへ。
「月」(90分)のコースで、穏やかなストロークのオイルトリートリートメントと、月桃ともち米粉を練って蒸しあげた温かい「月桃玉」をじんわり押し当てる施術がとても心地よく、うとうとしてしまいました。
サンセットプールから見る夕日の美しさは格別。その頃にはプールサイドの「集いの館」で泡盛がふるまわれ、三線や琉球舞踊など沖縄の伝統芸能や琉球空手の演武などが日替わりで披露され、宵のひと時を楽しめます。
夕食朝食は、今回はダイニングで。海に囲まれ、諸国の影響を受けた独自の料理文化を築くシチリア島と沖縄を組み合わせたユニークな「琉球シチリアーナ」。夕食のコースの「ストゥッツィキーニ 東道盆(とぅだーぶん)」は、琉球王朝時代の宮廷料理であった東道盆をイメージさせる前菜の盛り合わせです。
グスクの中で暮らすように沖縄の伝統や文化を感じながら過ごす贅沢な時間でした。